「少年→少年」を含む小説

【カクヨムコン９特別賞（エンタメ総合）受賞しました。ありがとうございました！】 　一九九二年八月、九歳の少年トビーはフロリダでハリケーンに遭い視力を失った。両親は変わらぬ愛を持…

３０歳を迎えた主人公の男性。 彼は小学生時代に遊んでいたゲーム機を実家から持ってきてプレイしたことで、２０年前に知らなかった事実を知ることになります。 切ない思い出に勇気づけられ…

飯野晴真。高校三年。 微妙な関係の家族の中で過ごしていたけれど、年末に父親とともに田舎に帰った時、異世界への扉が開かれた。 気がついたら、素っ裸でちびっ子エルフになってました。 …

　「お題で執筆!! 短編創作フェス」に参加しています。　小学生の時の授業で、君は僕の〈雪の結晶〉を溶かしたけど、逆に僕の心に〈雪の結晶〉を刺したんだと思う。　君への淡い想いは、淡…

小説講座に通ったら、三島由紀夫の凄さがわかった。これが小説か！※専門家の評論を勉強せず、全て主観で書いています。ただ単に好きなことを好きなだけ叫びたいという趣旨です。 ▼仮面の告…

中世に寺院に存在した「稚児」という少年達は古い文学書に登場します。そして今東光が小説『稚児』で比叡山で発見した「稚児灌頂」にまつわる古文書を発表しました。長く比叡山では「禁書」と…

少年は物語の世界が好きだった。いつか、ドラゴンの背に乗って空を飛びたいと願っていた。

アメリカのミズーリ州にある古ぼけた田舎町。のんびりと時間は流れ、単調でなんの変化もない、そんな僕たちの住むこの町が、一度だけアメリカ中の注目を浴びたことがある。それは、マーマーレ…

氷と雪と冬の国で生まれ育ったアストリッドは、十四歳で月の巫女に仕える戦乙女となる。 戦乙女はワルキューレと呼ばれる女戦士たちの称号で、少女たちによって構成されている集団である。…

本作はジャンルとしては実話怪談になります。子供の頃から高校時代の体験が元になっております。実話が元なので恐怖描写とか大げさなものはありません。子供時代に見聞きしたもの。共感を得て…

時は2023年。世界は空前のアイドルブームにより数多のアイドルが産まれ続けていると同時に人の憎しみ、愚かさもまた加速していく。世界の平穏は終わりを迎えようとしていたーーーー ご…

呪いしか付与できないと家を追い出されたが、効果と代償を設定できる特殊能力が原因だった気付く。 不利益が大きければ呪いに。 利益が大きければ恩寵に。 しかも装備ひとつにつき一…

ある日、大人びた雰囲気を持つ少年を悪魔が訪ねた。 名はシルビア。『神』に仕える悪魔で、人間をひどく毛嫌いしている。 そして彼女に契約を持ちかけられた少年─────零二は驚くべき提…

しょげた夏草。ふくらかな芒。倦怠感を放つオレンジにくたびれた線路。それと輝くTシャツ。 太陽が停止線を越えてから、僕らがするべきこと。 【テーマソング(願望)】 『夏を待ってい…

　ソーヤはある日、空から落ちてきた不思議なしゃべるグラスのイーデをひろう。ソーヤはイーデを助けたお礼にと、幸せになれるドリンクを出す店『カフェ・マボロシ』にまねかれるのだった。 …

　黒い服の少年が、顔色の悪い青年の真後ろをついて行く。 　さらに灰黒色のローブを身に纏う男が現れても、不審がる者は居ない。 　黒服の少年もローブの男も本来、人間の目には映らない存…

これは、中世に実在したと言われるウィピング・ボーイを元にした物語。 ■登場人物 少年……母を想う、貧しいけれど健気な男の子。とても苛酷な使命を背負っている。 ツンデレラ……小さ…

　かつて、二本松には藩のために戦った少年たちがいた。 故郷を守らんと十四で戦いに臨み、生き延びた少年は、長じて何を学んだのか。二本松少年隊について、最後まで語ってくださった方の実…

――自分にとって一番近い人の心って、意外と分からないから。 　誰にも認識されず、誰とも関係を持たず、世界の傍観者として存在している少年・神里晴（かみさと　はる）は、人間の少年、…

矢崎京一（やさきけいいち）、二十七歳。 生まれ持った不幸体質で「ミスター貧乏神」の異名を持つ彼は、なりゆきでイタリアに渡りマフィアの護衛に就いていた。 ある日、矢崎を「マフィアの…