そこは異世界、北の最果ての国。
主人公の少女はワルキューレという軍隊に所属する戦士です。
そんな彼女が、吹雪の中で行き倒れたイケメン少年を、拾ってお持ち帰りすることから始まる、ファンタジーな恋愛少女小説でございます。
この少年というのが、とっても訳ありなんですね。
記憶を無くしているのですが、なんでこの国に着たのかもわからないと言う。
それでも、主人公の少女との日々の暮らしを、彼は幸せそうに過ごします、が。
とある事件を切っ掛けに急転直下、事態は大きく動き出します。
そして気づけば、敵同士に。
運命に引き裂かれそうになる二人ですが――。
という、ロミオとジュリエット的なシチュエーションをガンガンに盛り上げてくれる作品となっております。
二人が共に過ごした時間はけして長くはないんですが。
二人にとっては、かけがえのないものなんですね。
もう一度、それを取り戻すために、二人が想いの限りがんばる姿に共感してしまうことでしょう。
ちなみに、主人公の義父を含めてサブキャラの造形も作り込まれており、とっても良いキャラしてるのも見所です。
そして、全員イケメンっていう、イケメンパラダイスとなっております。
こんな方にオススメ
:王道なロミジュリ展開が好き
:イケメンしかいない北の最果ての島で、イケメンパラダイスしたい
冬の厳しい寒さに包まれた神秘的な国を舞台に、月の巫女を守る戦乙女を目指す少女アストリッドの物語です。
主人公のアストリッドは、赤褐色の髪と雀斑を持つ14歳の少女です。ごく普通の少女でありながら、その内面に秘められた強い意志と前向きさで、戦乙女への道を突き進みます。半年間の厳しい訓練を乗り越え、見事に戦乙女の資格を手にしたアストリッドの喜びと誇らしい気持ちが伝わってきました。
アストリッドを支える存在として、養父のイヴァンと一年前に救った少年ロキが印象的です。イヴァンから剣術を学び、ロキの優しさに包まれながら、アストリッドは強く逞しく成長していきます。同時に、イヴァンと同世代の男性レムとの確執や、本当の父親への想いなど、アストリッドの内面も丁寧に描写されています。
月の巫女に会うために身支度をするシーンでは、普段は鏡を見るのも嫌がるアストリッドが、初めてお化粧をして自分の美しさに気づく様子が印象的でした。少女から大人の女性への一歩を踏み出す瞬間が感じられます。
神秘的な月の巫女とその眷属である嵐の獣との対面を前に、高鳴るアストリッドの胸の内が手に取るように描かれています。そして、トーナメントで戦った金髪の少女との再会は、これからのアストリッドの運命を暗示しているようで、続きが気になります。
少女の成長物語でありながら、豊かな異世界観と魅力的な登場人物たちによって、ファンタジー小説としても十分に楽しめる内容となっています。アストリッドのこれからの冒険と成長を、この先も見守っていきたいと思います。
月の女神(マーニ)の加護を受けた北の寒い国に住む、
主人公のアストリッドは、月の巫女(シグ・ルーナ)を
護る嵐の獣(ベルセルクル)にあこがれ、
戦乙女(ワリキューレ)を目指します。
寒い吹雪の日に、風と雪の精が舞う雪原で倒れた
美しい少年のロキを助けた。
その少年との出会いで運命が変わる……。
わくわくとハラハラ急展開で言えないけど(><)
あーそこで終わるのね? アストリッド、ロキはどうなるのか?
続きが気になります!
それにロキのように謎に包まれた
翳のある少年って好みです(〃▽〃)ポッ♡
輝ける月の宮殿や、黄金の宮殿など読んでいるだけで目の保養(^^)
女の子が好きなワードが詰まった世界観ですよ! お勧めします。
氷と雪と冬の国エルムト。
鍛錬の末、ついに憧れのワルキューレになれた主人公の少女、アストリッド。
彼女は以前、雪の中からひとりの少年を助けました。
その少年、ロキとアストリッドは仲が良く、彼女はロキにほのかな想いさえ抱いていたのです。
ところが、ロキには残酷で大きな秘密が。
冒頭は北欧風の背景設定、でも後からは、それだけじゃない国も出てきて、興味深く面白いです。
登場人物たちの性格も、それぞれ見事に描かれています。
そして予想もしなかった展開が次々と起こり、どうなるのかとドキドキワクワクできますよ。
ぜひ、おすすめします。