「和風(？)」を含む小説

　溝鼠を好み、他者の痛みに鈍感な少年、佐刀鞘。 　そんな彼が何かの拍子に戦後の日本帝国へ転移したとして、全うな物語が綴られるでしょうか。 　答えは否。断じて否。 　なればこそ、始…

牧羊家のキナは、獲物を調教せず野生の姿のまま狩猟する"名誉の戦い"のため大名に雇われた。一行を乗せた竜首船は首都から転移して辺境異国「誉国」へ到着する。そこには血に飢えた殺人竜が…

前作の続編です。エトピリカとは別の荒事集団“ラプトル”も登場します。 ヤンキーとお嬢様って相性が良い気がしています。

鷚はひばりと読みます。 多分執筆時間の七割ぐらいが資料集めと辞書を引いてました。 読めない字があったらこっそり教えてください。こっそりルビを追加します。

人の苦しみ、嘆き、悲しみ―――全ての感情から生まれ堕ちた、『妖』。 彼らは古来から迫害を受け、いつか再び己たちの千年王国を取り戻さんと暗躍し、幾時代にもわたって人の営みを脅かし続…

日記みたいなものです。 未来の自分を笑わせられればいいかなぐらいのものなので期待はＮＧ．

去年の初夢をモチーフにした小説です。 メフィスト賞に応募したやつ。 和風SF異能バトルってジャンルこれで合ってんのかしら

「なんで……なんでよ!なんで私が──!!なんでよぉ……。」 判決を下された少女は泣き崩れた。 被告人　佐河伊織　享年１５歳 同級生に冷遇されていた報復としてその中枢にいた人…

「何もかもを捨てて異世界に行きたいって望んだのは……君だよ？」 謎の存在【i(アイ)】から告げられた一言に、うだつの上がらない少年は不安と焦燥感に駆られる。 何故自分がそんな…

表情から感情の一切が消え失せた売れない戯作者――佐倉（さくら） 雀の羽根のような色合いのフワフワの髪を持った少年――すずめ丸 そんな二人の長屋にやって来たのは、長雨が妹のせいか…

　葉月とは……旧暦の八月を意味し、新暦の和風名月として知られている。 　窓から見える景色を、ずっと眺めていた少女は、自分と同じ名前のこの月に、或いは十三歳の誕生日を迎えるこの月に…

神奈備の地、大城山。狩りに出かけた薬師の青年は、ある日山でひとりの女神と出会う。 前世の約束を果たすため、朝廷に従わぬ神に弓引く者からすべてを守るため――青年は立ち上がり、戦う…

好奇心で鎮守の社にある御霊代を壊してしまった未那。 夏祭り中、狐たちと出逢って御霊代を壊した責任を問われてしまい、鬼狩りに協力することになる。

　（旧タイトル「しなやかな糸は、切れるその日のために、花を紡ぐ」です。すみません！！！タイトル＆キャッチ迷走中です！！！(´Д｀)） 　13才の少女トラ子、イケメン妖怪のガマ吉…

某所アンソロジー寄稿作品含めこれまでに書き綴った掌編を詰合せしました。 基本は4000字未満です。5000字以上は独立させています。 文学的恋文と称された掌編に始まり、SF（少し…

平凡な高校二年生男子・桃ノ瀬太郎(もものせたろう)は妹の伊呂波(いろは)を持て余していた。なぜなら「鬼を討つのが使命」だとか「私は正義の味方」だとか言っては夜な夜な日本刀を振り回…

天下が統一されて数年。 戦を知らず、無邪気に育った少女、天花。ある時亡くなった貴人の弔問へ向かった折、彼女は透き通るように白い少年、燦と出会う。彼の口から己が出生の秘密を聞かされ…

　これは神になる為の物語。 　その始まりの話である。 ＊＊＊ 　何となくで書いて、読み切りみたいな感じになりました。 　設定こねくり回すのも面倒ではありましたが、正直なとこ…

「お嬢さん。アナタは絵を描きたいですか？」 現世から流れつく『モノ』たちが住まう異界に、少女はいつの間にか迷い込んでいた。 少女が出会った『絵巻屋』と『化身』と名乗る青年たちは…

2021年書き始めです。 今年もよろしくお願いします。 『着物と狐とあやかしの話』 エッセイと雑学、創作論とファンタジー。 着物と狐とあやかしの話です。 あるいは、私たちと…