概要
ボクッ娘が綴る小さな冒険。……でも、葉月の二度とない大きな冒険なの。
葉月とは……旧暦の八月を意味し、新暦の和風名月として知られている。
窓から見える景色を、ずっと眺めていた少女は、自分と同じ名前のこの月に、或いは十三歳の誕生日を迎えるこの月に、初めてのわがままからの、ちょっとした冒険心も抱きつつ、憧れの外の世界へ出発した。そこには初めて感じる気温と、匂い。見知らぬ人々の息遣いと蝉時雨も心地よく、きっと……きっと素敵な冒険が待っていると思うの。
その少女、葉月も一人称が『僕』……見るもの感じることをポエムに綴るよ。
窓から見える景色を、ずっと眺めていた少女は、自分と同じ名前のこの月に、或いは十三歳の誕生日を迎えるこの月に、初めてのわがままからの、ちょっとした冒険心も抱きつつ、憧れの外の世界へ出発した。そこには初めて感じる気温と、匂い。見知らぬ人々の息遣いと蝉時雨も心地よく、きっと……きっと素敵な冒険が待っていると思うの。
その少女、葉月も一人称が『僕』……見るもの感じることをポエムに綴るよ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一滴の涙のような物語。一話に強く込められた優しい世界観です。
【第五回白雪賞企画:第三十七回まで読み進めた上でのレビューです】
一人の少女。
僕っ子の葉月が物語を語ります。
見てきたもの、感じてきたものを綴るポエムのような作品です。
どこか寂し気な語りから語られる心理描写は、まるで一滴の涙の様な文章なんです。
生きている。
その言葉の意味を改めて感じる。
そんな音のする作品だと感じました。
そして、彼女は外に出る。
大人になったら当たり前の日常はわかるこの冒険の意味が綴られていきます。
一話毎に何故か胸がギュッとなるのはどうしてでしょうか……。
感情が揺さぶられること間違いなしの、そんな優しい物語。
一話一話に込められたポエムのような物語。
あ…続きを読む