【トム・ブラウンみちおの「合体!最強のWeb小説を作りたいんですよ」 Vol.4 】Web小説大好き芸人がカクヨムコンに参加したら、Web小説投稿の楽しさに気づいてしまった件

トム・ブラウンみちおの「合体!最強のWeb小説を作りたいんですよ」第4回は、カクヨムコンに参加された感想についてお伺いします。
多くの皆さまに感想をいただいて、終始うれしそうなみちおさん。
インタビューでは、Web小説家としての壮大な夢も語ってくださりました。
最後までお見逃しなく!


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ーー小説を投稿された直後からおすすめレビューや応援コメントが多数投稿されましたが、小説を読まれた周りの方からはどのような反応がありましたか?

みちお: 「面白いけどグロい。」、これが一番多かったです(笑)。グロに耐性が無い人でも、「ファンタジーだから意外とグロ表現耐えられた。」とか、「グロとコメディが共存している。」と言ってもらえて、改めて書いて良かったと感じています。あとは、「勢いが凄い」っていう感想も結構ありました。多分ですけど、元々2万字あったものを1万字に削ったことによって、スピード感を生み出せているのかもなと感じています。結果的に削ったことはマイナスではなかったのかも知れないと思いました。

ーー思い切って原稿を縮められたことが効果的に働いたのですね!読者の感想を読まれていかがでしたか?

みちお:思ったよりポジティブな意見が多くてびっくりしました。芸人が書いたところで「どうせ、たいしたことない」とか言われるのかな~と思っていたので、めちゃめちゃ嬉しい気持ちになりました。小説を書いて投稿している人や、書籍化されている先生などからも、応援コメントやレビューをいただいたりして最高の気持ちになりました。あとは誤字脱字の報告をしてくれる人などもいて、漫才等ではあまり無いことなのでめちゃめちゃ助かりました!

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ーーポジティブな感想をいただけるとうれしいですよね。みちおさんは小説を投稿するたびにTwitterで告知したり、感想の投稿を呼びかけたりと積極的に宣伝を行っていらっしゃいました。普段読まれていたWeb小説家の方と同じように作家として活動された感想はいかがでしたか?

みちお: 投稿した瞬間にどうだったか、意見が聞きたくて、気になりすぎて、「感想ください」っていうツイートをめちゃめちゃしてしまいました。5分おきとかにツイートしちゃったりして。少し置いてから自分のツイートを見て、めちゃめちゃ恥ずかしくなりました!!投稿して1分後くらいにはエゴサ(エゴサーチ)していました。今思えば、1分で読み終わって感想なんて書けるわけもないのに。それくらい自分の書いたものがどうだったのか、面白いのか、面白くないのか、誤字脱字はないか、ここをこうしたらもっと良いということはないかとすごく気になってしまいました。

ーー読者の感想は作家にとって一番気になるところですもんね!読者の感想は好評で、参加を表明されていた「カクヨムWeb小説短編賞2021」の週間ランキングでは一時、見事「ファンタジー」、「総合」でともに1位を獲得されました。どのようなお気持ちでしたか?

みちお:「え、うそだろ??まじなの?あ、まじなんだ。やった!」という感じでした。正直、「ファンタジー部門1位」、「総合1位」という響きに憧れがあったので、すごく感動しました!!作品の面白さをちゃんと見てくれているのか、知名度でそうなっているのか、気になっていたんですが、実際に小説を書いていらっしゃる方々や右薙(光介)先生からポジティブなレビュー等を寄せていただけたので安心しました。最高の気持ちでした。

ーー今回投稿された小説を読んで、「もっとみちおさんの作品を読んでみたい!」と思われている読者も多いと思います。今作の続きや次回作の執筆のご予定はありますでしょうか?

みちお: うーん、無いです。と言いたいところですが……。実は正直、まずは案だけでも、とストックしはじめています。もう書きたくて仕方ないという体ができあがってしまいました。続きの案も新作の案も考えておりますので、もしかしたらまたいずれ発表したくなるかもしれないです。こうやって思考を巡らせることで、漫才の案なども思い付いたりするので、良いことがたくさんです。目標というか夢は、今後発表した作品などがアニメ化なんてされて、そのアニメも評価していただいて、映画にもなって、さらにさらに、パチンコの台になって、それを自分で打って四万発ぐらい出す。これが夢ですね。

ーーみちおさん、ありがとうございました!

次回はいよいよ最終回。
気になるコンテストの結果の行方はいかに!?
お楽しみに!

第3回の記事はこちら

kakuyomu.jp



 トム・ブラウン みちお
 1984年生まれ。北海道札幌市出身。2009年、布川ひろきとトム・ブラウンを結成。
 M-1グランプリ2018ファイナリスト。

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