概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!まことに優雅で、満ち足りた旅路
「人生とは旅のようなもの」と言いますが、二人の主人公の「旅の終わり/人生の終わり」まで描いた本作は、それを体現するような一本でした。
一話が二千文字あるかないかの掌編エピソードの連続で、二人は様々な怪異と旅の途中で出会います。さらっと書かれていますが、なかなかゾッとするものが多い。中華怪異譚オムニバスというおもむきですね。
が、一方で二人の心中や「旅の終わり」というテーマも同時にあり……作者様の紹介では後半から雰囲気が変わるとのことでしたが、明確に変化が起きたのは第二十一話からだと思います。
楊周は何者なのか? 友人らしき瑞賢との関係は? えっ皇帝? などなど前提となる設定がやや不…続きを読む