壊れた世界で超重少女は何想う

（※電撃小説大賞応募用梗概につきラストまでの内容を含みます）
　その星は衛星の墜落＝「崩星」により砕けてしまった。人々の協力で崩壊は防いだものの、多数のワームホールが各地に誕生、ジュキナという巨大生物が出現し、人々の命を脅かしていた。

　サス・ルンターズはジュキナを狩るバスターとして活動していたが、ある時、レオナという学者の護衛を任される。彼女と共に目的地へ向かうと、洞穴の奥にひとりの少女が横たわっていた。「外に連れて」って乞われるが持ち上がらない。異常な重さがある。
　レオナの魔法と、サスが自ら開発した自己強化魔法「ゼルキド」による一時的な能力増強により彼女は持ち上がり、連れ帰ることに成功する。

　助け出した少女「ガル」は自重で立てず、またサスへの重い依存心を隠さなかった。
　一方、サ…続きを読む