概要
彼の新たな配属先はまさかの
『警視庁ダンジョン前署・ダンジョン課』
またの名を『島流し署』。
数年まえ東京都中央区に出現したダンジョンに携わる、
離職率ナンバーワンを誇る地獄のような職場だった。
そんな冗談みたいな現場で彼を待っていたのは、
・ダンジョンならではの凶悪犯罪
・ダンジョンが関わることにより凶悪化した犯罪
・イカれた職務に従事できるなりの、少しおかしな同僚たち
という常識を見失うオンパレード。
果たして二階は、安全に職務を全うできるのか?
無事、桜田門に返り咲くことができるのか?
死ぬな! 二階! 生きろ!
※『ノベルアップ+』でも連載しております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ダンジョンで繰り広げられる個性豊かな警察官たちの濃厚ドラマ!
現代日本に顕現した『ダンジョン』モンスターが蠢く地下迷宮。
そんなダンジョンで巻き起こるさまざまなトラブルに対応するのは、現代日本なので当然警察官──お巡りさんたちです。
一見突飛な設定ですが、実はダンジョンはあくまで舞台装置にすぎません。
個人的な見解ですが、本作のメインテーマはあくまでダンジョンにまつわるモンスターやトラブルに振り回されつつも、奮闘するその警察官たちのドラマなのです。
タイトルからも分かるように某ドラマ以降、刑事ドラマの基本路線となった『あくまで一地方公務員である等身大の人間としての警察官」をしっかりと描いています。
主人公である二階さんの一人称で進むので、読みやすいです…続きを読む - ★★★ Excellent!!!文字通りの物理的な迷宮入り
今流行りのダンジョン作品
この作品も例に漏れず、ダンジョン作品である。
王道で配信なところ、この作品の見どころは、警察たる組織をダンジョンと見事にマッチングさせている点である。
ダンジョン内外関係なく繰り広げられる人間模様。
ダンジョンの存在自体が、非常識だが、現実だって非常識な事件事故は割と多い。
確かに、某ドラマがモチーフだろうと、差異をしっかりと展開させている。
何より見どころなのが、繰り広げられる人間模様に、各話事に展開される綺麗なオチ。
現実的なままならぬシリアスに、ダンジョン絡めたコメディと味変のバランスが秀逸。
ダンジョン配信作品を読み飽きた方には、オススメですよ - ★★★ Excellent!!!笑いあり、友情あり。熱血刑事と仲間たちが繰り広げるダンジョン前課の勤務
ダンジョンものとしては異色と言える作品。 モンスター討伐ではなく、ダンジョン内で起こったトラブルを解決するのがお仕事です。
主人公の二階さんは特にチート能力もない一般人。だが、その熱き心に惹かれた仲間との友情で、問題に立ち向かっていきます。
その熱さに私も昂られずにはいられませんでした。
しかし、その炎のごとき情熱は、高温の青い炎のように静かに燃えることも。
二階さんの過去を含め、その背景が本作の最大の魅力でもあります。
愉快で個性的な登場人物。
読者がその場にいるような臨場感。
練られた伏線と布石。
本当に面白い小説なので、皆様も是非読んでみて下さい。
オススメです!