概要
少し引っ込み思案気味な聡耳少女と、あったかくて愉快な部活の話!
小中一貫校に通う三波(みなみ)聡美(さとみ)は、生まれつき抜群に耳がいい小学五年生。
四月の半ば、先生の手伝いでクラブ棟を訪れる。
そこで聞こえてきたのは……誰かがケンカしている声!?
声をたどって着いたのは、クラブ棟二階の一番奥の部室。
そこにいたのは、"声劇部"の部員を名乗る生徒達。
成り行きで部活見学をした聡美は声劇に魅了され、自分もやってみたいと思うが……!?
――すごく素敵でいい部活だと思います。だからこそ……私は、この部活には入れません
初めてのことは、誰だって怖い。
失敗したことに再チャレンジするのも、怖い。
だけどその怖さを乗り越えた先、はじめの一歩で飛び込めるところにあるかもしれない――あったかくて眩しい、光のお話。
四月の半ば、先生の手伝いでクラブ棟を訪れる。
そこで聞こえてきたのは……誰かがケンカしている声!?
声をたどって着いたのは、クラブ棟二階の一番奥の部室。
そこにいたのは、"声劇部"の部員を名乗る生徒達。
成り行きで部活見学をした聡美は声劇に魅了され、自分もやってみたいと思うが……!?
――すごく素敵でいい部活だと思います。だからこそ……私は、この部活には入れません
初めてのことは、誰だって怖い。
失敗したことに再チャレンジするのも、怖い。
だけどその怖さを乗り越えた先、はじめの一歩で飛び込めるところにあるかもしれない――あったかくて眩しい、光のお話。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!優しくて小さな世界
耳がとってもいいけど、それがコンプレックスな主人公の聡耳ちゃん。
彼女が声優の部活みたいな「声劇部」と部員たちに出会って……という物語です。
着目していただきたいのは、彼女が小学五年生である、ということ。
小学生から見る中学生たちの頼もしさ。
小学生だからこそ、力及ばないこと。
スマホもSNSもない日常。
ここはすでに、大人たちから見れば異世界です。
近い年代の子たちが見ても、ゲームなども出ずひたすらアナログなので、新鮮かもしれません。
読めばきっと、すぐにその世界に引き込まれると思います。
さらに、劇という別の世界が待っています。
お題は有名なグリム童話ですが、役柄や彼らの心境を表現…続きを読む