この物語には「ある秘密」があります。


彼の想いに目を向けて下さい。


彼女の願いを見つけないで下さい。


知らずに終われば美しい青春の1ページ。しかし一度知ってしまうとそれは……。


私は気付いてしまいました。貴方はどうですか？


人によって異なる読後感が味わえる一作。おススメです。

希死念慮を抱えている主人公は、魔女のような不思議な人から、「飲めば死ぬことのできる薬」を貰います。
飲むかどうかを教室で悩んでいると、クラスメイトの柚木麗亜から声を掛けられて――

語られるのは、一見幸せな物語。
でもそれは、本当に――？

この物語をどのように解釈するかは、読み手のあなた次第。
誰かにとっては甘く瑞々しい林檎のようで、また誰かにとっては御伽話に出てくるあの林檎のような。
そんな、二面性を持った物語です。

――さあ、あなたの目で、そんな物語を確かめてみませんか？

安心してください。
天井萌花は裏切りません。

「希死」なんて言われるとネガティブっぽい気がすれども
きゅんとくるところもありーのヒヤッとするシーンもあり～の
最後まで飽きさせませんよ。
とてもとても、優しいお話です。
ちょっと心が疲れたら、一読してくださいませ。
すこーし、心が軽くなるかもよ。
もうあたしは、告白シーンでKOでした。
こんな優しい告白ってある？

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（138文字）

主人公の男子生徒加藤の手元にあるのは、魔法のような不思議な薬。
この薬を飲みさえすれば、苦しむことなく退屈な人生から解放され、生きることを放棄した願望を叶えることができる。

しかし、そんな思念をさらう出来事が。
切り取られた日常のひとコマから急展開を迎え、その収束にもう目が離せない。

最後は素敵な読後感。オススメです。

日常で滑って堕ちそうな、そんな話

日常の中にある非日常的な要素がよく現れていると思います

ぜひ

日常から切り出されたような、放課後の一幕。
不思議な体験を経ての、美しい少女との邂逅。
素敵な恋の予感がします。

ギュッとつまった4000字の短編です。
よければお読みになって……彼女のお願いを、叶えてあげてくださいませ。