希死念慮を攫った、彼女は。

希死念慮を抱えている主人公は、魔女のような不思議な人から、「飲めば死ぬことのできる薬」を貰います。
飲むかどうかを教室で悩んでいると、クラスメイトの柚木麗亜から声を掛けられて――

語られるのは、一見幸せな物語。
でもそれは、本当に――？

この物語をどのように解釈するかは、読み手のあなた次第。
誰かにとっては甘く瑞々しい林檎のようで、また誰かにとっては御伽話に出てくるあの林檎のような。
そんな、二面性を持った物語です。

――さあ、あなたの目で、そんな物語を確かめてみませんか？