第015匙 お代わりカレーは七分でヨロ:上等カレー
蔵前橋通りを横のラインに見立てて、末広町の上野寄りに位置している「ティグレ」さんで、量少な目でワンプレートのライス・カレーを食べ終えた後、中央通りに出た書き手は、カレーをお代わりすべく、その幹線道路を秋葉原方面に向かって南下していった。
そして徒歩四分、距離にして〈二七〇〉メートルの所に位置しているのが「上等カレー 秋葉原店」である。
東京の「日乃屋カレー」に対して、「上等カレー」と言えば、大阪のカレー・チェーンで、WEBを参照すると、二〇二四年八月現在、東京都内で五店舗が営業中で、そのうち、三店舗が千代田区内に在るのだが、今回の〈スタンプラリー二〇二四〉に参加しているのは、秋葉原店だけである。
秋葉原の飲食店は、電気街・ヲタク街というその場所柄ゆえにか、土日祝日にも営業している店が多く、かつ、営業も昼休憩なしで通し営業を行い、さらに、深い時間帯までやっていたりもする。
そして、この上等カレーの秋葉原店も御多分に漏れず、その営業時間は十一時から二十三時(二十二時半LO)なので、例えば、土日や祝日の夜のイヴェントの後にカレーを食べたい時などに、書き手はかなり重宝しているのだ。
さらに、上等カレーのアキバ店において、ありがたい事がもう一つあって、それは、メニューに、いわゆる〈量少な目〉のカレーが、「七分カレー」として正式メニュー化されている点である。
量を多めにし、トッピングを沢山頼んで、カレーを映えさせるのも確かに一つの注文方法であろうが、おそらく、アキバ界隈の路面店で購入した物を食べ歩きしている観光客の中には、カレーを食べたい、と思っても、通常の量ではお腹に入りそうにない、という人もいるはずだ。
そういった人向けのメニューこそが「七分カレー」なのである。
もっとも書き手の場合、同じように七分カレーをトッピング無しで注文しても、スタンプラリーにおける連荘なので、全く目的が異なっている分けなのだが、それでもやはり、予め量少な目の品が準備されているのは、タイム・コストの関係上、昼にお代わりカレーをする事が多い、スタンプラリー巡回者にとってはありがたい事この上ないシステムだと言えよう。
〈訪問データ〉
上等カレー 秋葉原店:末広町
二〇二四年八月八日(木)十四時
上等カレー(七分):六五〇円(現金)
カード15「アトランティス」(二枚目)
〈参考資料〉
『公式ガイドブック』、六十二ページ。
〈WEB〉
「カレーライス専門店福島上等カレー/東京都」「上等カレー秋葉原店」、『得正』、二〇二四年八月二十七日閲覧
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