カレイなる日々・三巡目(二〇二四)
隠井 迅
序
第000匙 カレイなる日々、みたび
今年も、ついにこの日がやって来た。
八月一日は、『神田カレー街食べ歩きスタンプラリー2024』(以下〈スタンプラリー二〇二四〉と略記)の開始日なのだ。
公式サイトを参照してみると、二〇二四年の期間は、八月一日・木曜日から十二月二十日・金曜日までの〈一四二〉日間で、期間に関しては、前回〈スタンプラリー二〇二三〉の時と同じ日数であるようだ。
その内訳は、〈二〇二三〉では、参加店は〈一四二〉で、この数は〈一日一店〉で、フル・コンプできる数字だったのだが、今回、〈二〇二四〉に関しては、〈十〉の駅や書店に加え、店の数は〈一四九〉と七店増えた。つまり、どこかのタイミングで〈一日二店〉行かなければならない事になる。
今回の変更点は、上記のような参加店数だけではなく、これまで為されてきた〈コース〉分けが撤廃された事だ。
これまでは、例えば、店は「A」から「E」に振り分けられ、そのコースの達成数に応じて、五つ達成は「グランド」、四つは「ゴールド」、三つは「シルバー」、二つは「ブロンズ」、一つは〈無印〉の「神田カレーマイスター」の称号が与えられていた。
これに対して、〈二〇二四〉では、カレー店〈三六〉と駅・書店〈五〉のスタンプ数〈四一〉で〈無印〉、ここからさらに〈三七〉のスタンプを加え、スタンプ数〈七八〉で「ブロンズ」、さらにプラス〈三〇〉の計〈一〇八〉で「シルバー」、さらに〈二七〉の計〈一三五〉で「ゴールド」、そして〈一五九〉のフルコンプで「マイスター」となり、つまり、訪れた店の達成数でランク分けされる形式に変わったのだ。
そしてさらに、前回は『北斗の拳』とコラボし、訪店の際にコラボ・カードがランダムでもらえる形だったのだが、今回は、原作連載四十五周年を迎えた『キン肉マン』とのコラボが発表された。
さて昼時だ。
それでは、これから一軒目のカレー提供店に向かう事にしたい。
〈参考資料〉
〈WEB〉
「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー2024特設ページ」「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー2023」、『神田カレーグランプリ公式サイト』、二〇二四年八月一日閲覧。
〈追記〉
前年、二巡目となる二〇二三年の『カレーなる日々』に関して、未だ書いていないエッセイも多々あって、いわば、宿題が山積みになっているような状態なのに、ここで新たに〈三巡目〉の話を始めてしまう事に、書き手は忸怩たる思いを覚えもしているのだが、〈二巡目〉に関しては、たしかに〈回想録〉のような形になってしまうのだが、折を見て少しずつでもアップできたら、と考えているので、『二巡目』も読んでくださっている方々、更新をお待ちいただけたら、と存じます。
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