静かで深い哀しみと、そこから生まれる強い願いと決意が美しく描かれています。登場人物の内面の変化が丁寧に追われており、読者の感情に静かに、しかし確かに訴えかけてきます。夢の中で始まった記憶が、現実の「行動の動機」へとつながっていくことで、過去から現在、そして未来への連続性が描かれています。もしも貴方が屋根の上を見上げたら、人と動物が「ひそやかな戦い」を繰り広げているかもしれない。
人でありながら動物の生態をもつアニマン。設定が面白いです。ただ、普通の両親からも生まれたり、両親がアニマンでも子供がアニマンとは限らないらしいく、とても特殊な生態。アニマンが集められた特区、そこでは幸せな生活を送れるように見えますが、両親とは離ればなれにもなりますし、なにか裏があるようにも感じられます。謎は多く、主人公の子供達がどう生きていくのか見ものです。動物の生態とかが好きな方、動物ッ子が好きな方は読んでみてはいかがでしょう。自分はフクロウの女の子がお気に入りです
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