メガネ転生～転生したらメガネだったぜいやっほおおおおおおい！～

　メガネがひとつありました。それは魔法のメガネでした。

　前世の記憶を持ち、いろいろなものが見えるメガネでした。

　けれど、メガネはメガネ。誰かが掛けていなければただの物でしかありません。

　彼はメガネフェチでした。メガネが好きなのかメガネをかけている人が好きなのかわからなくなるほどのメガネフェチでした。

　そんな彼は願いました。生まれ変わったら美少女のメガネになりたいと。

　そんなある日、彼は落ちていたメガネを助けるために車道に飛び出し交通事故でこの世を去りました。

　そして、気が付くと彼は美少女のメガネになっていました。

　それは魔法のメガネでした。前世の記憶を持つ不思議なメガネでした。

　これはそんな不思議なメガネに転生した男の物語。