あとがきのようなもの

あとがき

こんにちは。

こんばんは。


藤元杏、五巻目にして最終巻の「嘘つきの魔法使い」をお読みいただいてありがとうございます。


最終巻は短編集にしようというのはかなり初期の段階で決めていました。

2009-2010年から年末年始に「彼女のための幽霊」を一気に書き上げ、その後ボツボツと書き続け、2013年に「嘘つきの魔法使い」を書き上げたようです。

当時の記憶はほとんどなく、3年もかけたのが信じられないくらい書いている記憶が薄いのですが……


「彼女のいない世界で/彼女のいる世界で」

最後のエピソードです。

シロの兄がQQLのユーリであることを明言したのはここだけでしょうか。

エピローグでは青春らしい終わり方をしたのではないでしょうか。


三月「嘘つきの魔法使い」

一年間の杏に対するシロのネタバレ回。

出会った一年前に知っていればもっと反発していたでしょうか。

嘘と真実の間にあるものです。


十二月「過去からの挑戦状」

ナルからの時間を超えたお遊びの回。

やや柏木さんメイン。

恋愛経験値の低い柏木さん、自分を振り返っても高校一年生ならそんなものだと思いますが。(どうでしょうか?)


大晦日「推理のない日」

今回カクヨムにて藤元杏を終わらせるために書き下ろした短編。

特別な日に何でもない物語。

およそ9年ぶりに二人の物語を書きましたが、案外素直な感じで書けたと思います。

二人の口調が近づいているのはわざとです。


二月「チョコレートは裏切らない」

柏木さんメインにみせかけて絹木さんメイン。

絹木さんと一ノ瀬先輩との関係性と杏とシロの関係性の対比。


そういえばこの巻リンゴさんがいない……

まあ、③と④で活躍してくれたのでいいでしょう。


以上、これは、強くて弱くて、普通で特別な女の子のための物語――「藤元杏はご機嫌ななめ」でした。

少しでも楽しんでいただけたとしたら嬉しいです。


それではおやすみなさい。

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