概要
※2023年11月に2022年の市場額が判明し……2026年頃にラノベ市場額のピークから半減することがほぼ確定しました。このため2020年データから2022年データに変更し、記述内容(主にデータ)も変更しました。ラノベ文庫本に限ると毎年15~20億円も市場額が下落し……ラノベ文庫本市場のピークである2012年のピークから実に-62%(2022年)という悲惨な結果になりました。
※しかも2009年のラノベ市場第一ピーク時(301億円)から約3分2(-30%)まで下落しました。
※『約10年』というタイトルは2016年のラノベ市場第二ピーク時(284億円)から約10年でラノベ市場が半減するという
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!従来のラノベが好きだったおばさんです。
2010年代前半までの従来型ラノベが好きでした。なろう系は残念ながらハマれませんでした。溺愛、スローライフ、チート⋯⋯どれも好みに合わない。刺さらない。
従来型ラノベはホラー、ミステリー、SFなどジャンルも内容も多種多様でした。いわゆる非なろう系作品が多数派でした。あの頃は本当に読むのも買うのも楽しかった。
しかし2010年代後半からなろう系ラノベがラノベコーナーを埋め尽くし、従来型ラノベは今や書店の本棚の片隅や中古本屋にしかない状態。とても寂しいです。
ライト文芸のジャンルは幅拾く従来型ラノベの内容に近いものがたくさんあり、私にとってはここが最後の砦になってます。今後ライト文芸までな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!半減かあ…。
まあ、仕方ないですよね。
そもそも異世界ものとか、ファンタジーの世界観だけでなくゲームシステムの基礎知識もあることが前提だったりしますし。ゲームやアニメで経験を積んで出直してこい、って子供に言うのは酷です。
ライトノベルが読書の入り口だとすると、好きな作家の他の作品を追っているうちに他のジャンルも読むようになることは多いと思うので、作家は色々書いた方がいいですね。
かつてそうやって、吸血鬼ハンターDで菊地秀行を追い始め、妖魔淫獄とかに誘導されて性癖歪んじゃった団塊ジュニアがたくさんいますしね。
あ、そうか。その世代が今ラノベ書いてるから、ラノベにやたらエロが…。 - ★★★ Excellent!!!統計(数字)に基づく創作とその市場分析
単に自作の書籍化を狙うだけでなく、執筆で身を立てたいと思っている書き手は、読むべき評論だと思う。
統計データ、つまり数字に基づいた分析には説得力がある。
ただ、かなり歴史的な流れを追っているため、若い人にはよく分からない部分もありそう。
初ラノベが氷室冴子や久美沙織だった私からしたら、その歴史も承知しているため非常に納得できるものだった。
(もちろん、全てに賛同できる訳ではないが)
出版社から「飯の種」として消費される書き手にならず、ビジネスパートナーとして長く付き合いたいと思われる書き手になりたいと考えている人は、絶対に読むべき評論。
執筆者のらんた氏の経歴が気になる。
絶対に、業界…続きを読む