第34話 ...おかしい
俺は長友に指摘されたことを考えていた。
お弁当を作ってくれるだけで、付き合っていると言われてしまったが、そんなことだけで付き合うことになるのだろうか?
と言うか、小倉の事が俺は好きなのだろうか?
スマホのナイン画面を見たら分かるだろうが、登録している連絡相手が家族と小倉と長友と言う少ないと少ないので、心配して小倉は俺の家に遊びに来ているのかもしれない。
それか、小倉は俺をからかう事が好きなのか、ゲームがたくさんあるので、ゲーム目的で小倉が俺の家に毎日足を運んでいるのかもしれないな。
付き合っている・小倉が俺に好意を持っていると言う事を否定して俺は自分の家に帰った。
家に帰ると、とうぜんのように小倉が俺の家でゲームをしている。どうやら、家を作るゲームをしているようだ。
「おいいいい!!俺の家燃えてるんですけど!!」
「あ、先輩。先輩が1週間かけて作った家を溶岩で燃やしました。」
「何やってんだよ~ぴえん」
「どんまいです。先輩。先輩の家を新たに作っておきました。」
っと、画面を見ると俺が作った木とガラスだけで作った家が燃やされ、小倉が作った、木とガラスなど色々な道具をフル活用したリアルに一軒家と言える家を見せられた。
「先輩、今日からここが私たちの拠点ですので」
「ん~この家に住めるなら許すか」
と言う感じで、ボスを倒す為に物資などを集めている。
資材なども十分集まったので、ゲームを切り上げいったんご飯を食べることにした。
「あ、先輩。今日はハッシュドビーフです。先輩のお母さんがキノコと玉ねぎとジャガイモを送ってきたんど、カレーではなく思考を変えてハッシュドビーフにしてみました。」
「お、ナイス~」
「いえ、いえ。褒めてもゆで卵しか出ませんよ~」
っよ、ゆで卵を渡されたので、マヨネーズをグルグルとかけ二口で食べた。
俺は、ゆで卵を食べた後にハッシュドビーフを食べるとカレーとは違いマイルド(?)のよな感じで美味しい。
「それより、印鑑とか場所分かったか?」
「いえ、分からなかったので佐藤と先輩の名前を書いて荷物を受け取っておきました。先輩のことなので、てっきりエログッズかと思いましたよ~」
「ふん、エログッズなどは家で受け取らずコンビニ受け取りにしているから家に届く物はエログッズなわけないだろ」
っと、何自慢げに言っているんだっと思いながらも、ハッシュドビーフを口に運んだ。
ハッシュドビーフを食べ終わり、洗い物を俺がしていると、小倉はゲームをし始めるかと思うと、食後の一服と言わんばかりに、小倉が持って来た犬猫クッションを枕に寝っ転がりサブスクで契約したアニメを見始めた。
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