第38話
俺たちは、レポートなどを終えたのでファミレスから出る事にした。
「佐藤さんありがとうございました。」
「いえいえ」
「先輩帰りますよ!!」
何故か小倉は急かすように、帰ろうとしようとしている。なので、俺は野崎さんと別れて自分の家に帰った。
「先輩、野崎さんと仲が良いんですか?」
「いや、今日ばったりと会っただけだけど?」
「へえ〜会っただけでレポートとか教えるくらい仲良くなるんですか?何か隠してませんか?」
なんだろう、なんで俺はこんなに小倉に質問に攻めに合っているのだろうか?
まあ、合コンで出会って趣味で意気投合した。コンビニで出会って困ってたから助けてあげただけと伝えているのだが、小倉は何故か不満そうな顔をして俺の方を見てくる。
ジーッと不満そうな顔でこちらを見てきて、5分が経った後、家のインターホンが鳴った。
「宅配便で〜す」
「は〜い」
ッと、小倉がジーッと見てきて喋らない。
そんな、気まずい雰囲気から脱出できると思い、速攻で玄関に向かいに荷物を受け取るに向かった。
「ハンコかサインお願いします〜」
「サインで〜」
俺は宅配のお兄さんにボールペンを貸してもらいサインをして荷物を家に入れた。
どうやら、うちの親からの贈り物のようだ。
この、たまに親が送ってくれるカップ麺とかが俺の命を繋いだことがあるので、感謝している。
ガムテープを外し段ボールの中身を見ようとするのだが、何故か小倉がタンボールの中身をの覗こうとしている。
「.....」
「無言で見ようとするな〜」
「....」
まだ、無言なのだが。
まあ、俺の後ろで覗いているので、俺は気になるがダンボールの中身を開けてみると、予想どうりカップ麺などの長持ちする物ばかり。
その中に、茶色い封筒に妹の字で『小倉さんへ』っと書いてあった。
俺は小倉宛の封筒を開けると、封筒からパンツが出てきた。
「え?」
「....!?」
俺が取り出したパンツに小倉は反応した。
「返してください」
「ようやく口を聞いたか!!返して欲しくばもう無言になってジッと見てくるには辞めるっと約束しなさい!!」
「う...う...分かりましたから...先輩私のパンツ返してください」
顔を赤らめながら言ってきた。
さすがに、俺もやりすぎたかなっと思いパンツを返してあげた。
「先輩。私以外の女性とはあまり喋れないでくださいね。」
「まあ、俺は女性と話す事なんてほぼ無いと思うぞ?と言ううかどうしてそんな事を?」
「うん〜私以外の女性と喋ると先輩は殴られます。」
「え?俺殴られるの?」
「そうです。野崎さんが特別です。次会ったら殴られるかもしれません。」
俺はどうやら小倉以外の女性と喋ると殴られるらしい。今日分会った、野崎さんは特別らしい。だけど、次会ったら俺は殴られるらしい。俺はなにかを持っているのだろうか?
女性は俺がパンティングマシーンにでも見えてしまうのだろうか?
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