第26話 ファミレスに居る昴

俺は、お腹が空いたので、多少の贅沢だが大学の近くにあるファミレスで昼ごはんを食べることにした。



ファミレスで、呼び鈴で店員を呼んで大量チーズを贅沢に使ったハンバーグセットを注文した。

 注文して、しばらく暇なのでスマホをいじっているとお腹が痛くなったのでトイレに向かった。


ーーー最近お腹が痛くなるな~


っと、思いつつトイレでしばらくこもっていた。

 お尻を拭くとき、トイレットペーパーを見てみるとまだ誰も使われていない新品のトイレットペーパーで、こんな人が多く使うとこで新品を見るのは珍しいので、とりあえず記念に写真を撮りトイレから出ると、俺の席の後ろに小倉の頭と長友の顔が見える。


長友は俺の事に気づいたのか、目が合った。 

 俺は、後ろの席で小倉と長友の話を聞いていると、俺が陰キャの極意を究めているとか、なんかカッコいい風に言っているが、実はバカにしているので、小倉に話しかけることにした。


「おい、俺が陰キャの極意を極めたとはどお言う事だ?」


案の定、小倉は驚いていた。

 長友は、俺がここに居ることに気づいているので普通に挨拶をしてきた。

小倉は少し、慌てて俺がファミレスに居るのかを聞いてきたので、小倉が来る前から席にいたけど、ちょっと席を外していたと話すと俺をストーカー扱いをする相変わらず俺を煽ってくる。


しかし、小倉と長友が喋っていた話をどこまで聞いていたのかを聞いてくる。

 何か、ヤバイ事でも話していたのか?っと思ったが、俺が陰キャの極意を身に着けたところからと教えると、少し安心した様子をした。

 あと、俺がトイレに行ったと言うと、カキで当たりお腹を壊しトイレットペーパーが無くなって、小倉に買ってこさせた時の事でからかわれてしまったが、俺はファミレスのトイレのトイレットペーパーが新品だったと言う写真を小倉に見せつけて多少自慢をしてみた。


まあ、こんなことで盛り上がってしまう俺って...

とか思いながらも、小倉に新品トイレットペーパーを見せつけていた。


すると、小倉が長友のおごりと言う事で、俺も奢ってもらうことになった。

さっき、頼んだハンバーグも払ってくれるらしい。


長友の財布の中身は知らないが、とりあえず俺と小倉で一万円分の料理を食べつくした。途中、長友の「そこらへんで辞めときなよ」と言う静止を振り切ったが限界を迎えたお腹が一杯になってしまった。


「うぷ....先輩...」

「なんだ....うぷ....」

「食べすぎました....オエ...」

「俺もだ....うぷ...」

「だから、ほどほどにしろっていたじゃないか」

「だって、長友さんの財布を空に出来ると思うとつい...」

「右に同じ...」


と言う感じで、食べ過ぎで食べたものが上がって来そうになり、しばらく動けない状態が続いたが、しばらくして何とか動けるようになったので、長友のおごりでファミレスを後にした。


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