第29話 犬派と猫派
小倉と一緒に協力プレイで、ゲームを進めている最中急に話しかけてきた。
「先輩、突然ですが猫派ですか?」
「いや、俺は犬派だけど?」
小倉が猫派なのか聞いてきた。
俺はすぐに、犬派と答えた。
犬は、賢く忠実でご主人様の言う事を聞くところもあるけど、ボールを持って来て遊んでアピールとか可愛すぎるだろう!!
まあ、全部テレビで見ただけで、犬は飼ったことがないんだけど....
「ど、どうしてですか!?あんなに、可愛いのに!?」
「まあ、可愛いとは思うけども、犬の方が忠実で賢くてご主人様にするアピールが可愛いから、犬の方が可愛いです~」
「先輩猫だって、きまぐれで全然変わってくれない時もあるかもしれないですけども、たまに甘えてきて喉を「ゴロゴロ」と鳴らすところとか、猫じゃらしで遊んでいる姿とか、段ボールにダッシュで入って行くと事とこか可愛いじゃないんですか!!」
確かに、猫の動画は、動画投稿サイトに多く転がっている。
しかし、それは犬も同じだ。
犬だって、喋るしドジな所も動画で見たこともある。
犬と猫で言えば、やはり俺は猫ではなく犬派である。
「俺は、犬派だ。」
「強情な!!先輩のエッチな本にもネコ耳をつけたお姉さんが載っていたじゃないですか!?これが、先輩が猫好きである証拠です。なので、先輩は猫派であると認めてください。」
「いや、それはたまたま家にあるだけで、犬耳と尻尾をつけたエッチなお姉さんが載っているエロ雑誌だってある。それも、2枚!!どうだ、これで犬派である確固たる証拠だ。」
俺はつい、熱くなってしまい。
まだ、バレてなかったエロい雑誌を小倉に見せつけてしまった。
これでは、ただの変態ではないか!?
まあ、猫派・犬派と論争が盛り上がっていたので、そんな考えは頭にはなかったし、小倉み今は猫派・犬派で頭がいっぱいのようだ。
「それは...ぐ、偶然会っただけです~そんな雑誌だけで決められるわけじゃないじゃないですか~」
「ん~じゃあ、小倉がカバンに付けているそのストラップはなんですか~」
俺は、小倉が持って来たバックについているストラップを指さした。
「マメシバお手バージョンですか?」
「これぞ、お前が猫ではなく犬派であると言う、証拠。小倉は、猫イコール可愛いと言う概念いとらわれていて、は本当は犬派であることにきずいていないのだ!?」
「そ、そんなわけないじゃないですか!?私は猫派です!!」
「じゃあ、お前を犬派であると自覚させてやろう!!」
「へえ~やれるものならやってみてくださいよ。私も、先輩を猫派であると自覚させてやりますよ」
俺達は、些細な事から話が盛り上がりゲームを中断して犬派か猫派どちらであるか自覚させてやるという、よくわからないことになってしまった。
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