第7話 泡風呂サイコ―

浴槽にはカランがついていた。

ひねると水が出た。

 湯を出す方法がわからなかったので 試しに「40度の湯」と唱えると 本当に蛇口から40度の湯が出たのには驚いた!


浴槽に湯をはりつつ タオルとバスタオルを探した。

洗面室の天吊りだなの中にはいっていた。

よかった~。

あんなに偉そうに人払いをしておいて 今更「タオルどこ~?」はないもんね。


浴室の窓の外を見ても 同じ高さの建物はなかったので 窓をあけて外を見ながらのんびりと湯につかった。

 まさか 空を飛びながら覗きする奴いないよね?

 隠ぺい魔法で建物が隠されていて、そっから覗かれるとか有? なんて考えると怖くなって窓を閉めた‥‥

   疑心暗鬼はつかれる~


浴槽はゆったりとして足を延ばすことができた。

肩までとっぷりとつかることができる。

いたずら心で「ぷくぷく」と唱えて見たら・・イメ―ジ通り 湯の中で泡がはじけ、腰やふくらはぎのマッサージになった。

 魔法 サイコ―

 魔法が使えるようになってばんざーい!


ほんわかとあったまり 眠くなってきたので 湯から上がり、ベッドに直行したかったのだけど、タオルつりがない。 湿ったタオル類をどうしよう?


パジャマもない

 しょうがないから 薄手のロープに着替えて寝ることにした。

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