第3話・メモリーロスト3
朝、ベッドの上から降りると顔を洗いに洗面所に行く。
顔を洗い前にある鏡を見る。
黒い髪、黒い目、何かに怯えるような顔、これが今の自分。
記憶が失くなる前の俺もこんな顔をしていたのだろうか?
そして俺はキッチンに行きサラダを冷蔵庫から出してコンロに火をつけてフライパンを置きその上に卵を落とし2枚の食パンをトースターに入れた。
なぜか朝起きると必ず朝食を作る。
自分でも驚いているがたぶん前から作っていて体に染み付いているのだろう。
両親は俺が起きる前から起きて仕事に行っている。
朝食を作り終えると二階からゴトっと何かが落ちる音がした。
そして明花が階段から降りてきた。
「お兄ちゃんおはよー」
「おはよ」
そして二人で朝食を食べ始めた。
前の学校はどんな感じだったのだろう。
そう思いながら俺は教室に入った。
周りには中学からの友達と喋っている感じだ。
チャイムが鳴り担当の教師が入ってきた。
見た目はキリッっとした目とメガネでブラウン色の髪が背中まで届いている。
「みなさんおはようございます。今日からこのクラスの担任になった
そう言うと、教科書を配られて学校のルールなどを聞いて今日の授業は終わった。
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