第29話・始動6

 真保はまだ落ちてある本を集めまた下に戻っていった。

 その後もガラクタの山を崩していき、数時間後には本が仕舞われている本棚だけになった。

「ふぅ、思ったよりも先輩のガラクタが多かったな。灯夜くんお疲れ様」

 加代は腕で額の汗を拭う仕草をしてそう言った。

「それで、加代先輩お兄ちゃん泥棒、これはどうするんです?」

「明花ちゃん、ルビに変なの入れてたでしょ……。おほん、このガラクタは普通に処分にしようと思ってるかな、先輩には悪いけど、このまま仕舞ったままにはしておけないし、しっかり分別してからゴミに出そうか」

 そして3人はガラクタを袋に分けて入れて捨てて置いた。





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