第18話・戦闘

 灯夜と真保は加代が機械を振り回しながら歩いてるのを後ろから付いていっている。

「う~ん、ここじゃない。ここかな?ここにいるのか!?」

 加代は柱に機械を向けたりしていた。

「真保、加代はいつもこんなことしてるの?」

「いつもではないのですが、たぶん灯夜がこの部活に入ったので良いとこを見せたいだけだと思います」

「そういうことか」

 すると加代がいきなり止まりお腹を押さえ始めた。

「あ、ぁ……」

「加代、大丈夫?」

「うん、いつもみたいにただの腹痛だから」

「そう」

 加代は真保とそんな話しをすると灯夜の方に向いて。

「灯夜くんごめんね、私よく腹痛になっちゃうんだよね」

「大丈夫ですよ、保健室行きますか?」

「いや、トイレに行けばいいから真保ちゃんと一緒にここで待ってて」

 そう言うと加代急いでトイレに行った。


 一方明花はというと加代が持っている謎の機械と行動を見て混乱していた。

(何あの人、一体何してるの?しかもあんなのを見ても二人とも何も言わずに後に付いていくなんて、怪しいわ)

 加代がいなくなり明花は近づくために足を動かそうとすると足が前に出ずにバランスを崩して倒れた。足元を見ると半透明の手が床から生えていて明花の足を掴んでいた。

「い、」

 その後に大きな悲鳴を上げた。

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