第35話・遭遇
「さぁ!行こう、銭湯へ!」
5人は、各自家に帰り荷物をまとめてまた合流して銭湯に向かっていた。
「どうして銭湯なんだか……」
明花はそう言いながらも、みんなよりも少し大きいカバンを持っていた。
「明花ちゃん、なにを持ってきたの?」
「べ、別に……タオルとかを入れてきたんです」
カバンの中身を確認しようとしている仔春から明花は腕を使いカバンを隠した。
仔春は少し残念そうな顔をしたが、中身が分かってるのか少しニヤニヤしていた。
「ところで、灯夜くんは良かったの?」
少し心配そうな表情をした仔春がそう言った。
「え?どういう事ですか?」
「銭湯だと私と話す時間が少なくなるでしょ?」
「あ……」
仔春から言われて灯夜は銭湯は男女別で入る事を思い出した。
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