第8話・夢の中

 真保と別れて家に帰りいつも通りに夕食、風呂を堪能して布団をかぶって寝た。

 夕食後も風呂を上がっても明花はニヤニヤとお札を見ていた。 俺が見ようとしても明花は必死にお札を隠すので何故ニヤニヤしているのかはわからなかった。


 いつの間にか周りが真っ白な夢の中にいた。

 こんな感じに夢だとわかる夢のことを明晰夢めいせきむって言ったかな。

 ここが夢の中だとすぐに気がついた事から。

 すると白い空間から何処かの場所に出た。

 周りには木々が敷き詰められていて今どこにいるかわからない。

 何かないか辺りを探してみると何か黒い液体が地面にあることに気づいた。

 その方へ行ってみるとしめ縄がされた大木についた。

「ここ、本当にある場所なのか?」

 そしてまた黒い液体を辿って行くと

「グギャャャャャャヤヤ!」

 と何かの叫び声のようなものを聞いて周りが黒くなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る