第2話・メモリーロスト2

 まず、俺はダンボールの中を見てどうしてここにいるのか、そして自分の名前を知りたかった。

 ダンボールの中を探っていると教科書や参考書がありしっかりと名前が書かれていた。

「白坂 灯夜《しらざか とうや》」

 たぶんこれが俺の名前か。

 そう思い他に何か無いか探した。

 しかし見つかったのは、教科書や白紙のノート位だった。

 家族にも話そうと考えたが何かに遮られるような感じになり喋れなくなる。

 しかしそれ以外の情報は手に入ったのであたふたしなくて済んだ。

 妹の明花めいかに色々と教えてもらった。(え、ド忘れ?って顔をされたが)


 まず、俺の通う学校は中高が合わさった学校である事。

 そして俺は高校一年で明花は中学三年である事。

 以上が俺が教えてもらった記憶、俺が思い出した大切だったはずの記憶。

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