概要
集英社ノベル大賞3次落選作
自身を無価値だと思い、騙ることで人間関係を築いている少女、式野聖。ある日彼女は立ち入り禁止の四階で、女子生徒が嘔吐している姿を見てしまう。
片羽の蝶を思わせる、独特な雰囲気を纏う少女、色野志弦。死を望むかのようにその喉は食物を拒んでいた。
二人が抱える虚飾と拒食。互いにキョショクを乗り越えるべく、言葉を交わして過去を回視していく。
これは、四季が巡る中で炬燭へ手を伸ばす二人の、偽らない生き方の物語。
*集英社ノベル大賞3次落選作です。
片羽の蝶を思わせる、独特な雰囲気を纏う少女、色野志弦。死を望むかのようにその喉は食物を拒んでいた。
二人が抱える虚飾と拒食。互いにキョショクを乗り越えるべく、言葉を交わして過去を回視していく。
これは、四季が巡る中で炬燭へ手を伸ばす二人の、偽らない生き方の物語。
*集英社ノベル大賞3次落選作です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!キョショクの痛みがリアルに突き刺さる
自分を偽りながら閉塞感の中で生きている聖が校内で出会ったのは、シキノという同じ読み方の名字を持つ、不思議な雰囲気の志弦。
ありのままの聖を受け入れてくれる志弦ですが、実は秘密を抱えていて...
作品の中で描かれる2人の内面がとてもリアルで、言葉で理解するより先に心に突き刺さっていました。
映画のように色鮮やかな情景の中で浮かび上がる痛みがダイレクトに感情を揺さぶり、2人がすぐ側に存在しているような、自分がこの2人になったような感覚に襲われます。
一歩引いて物語として楽しむのではなく、気づいたらのめり込んでいる作品でした。
ぜひ皆さまに読んでいただきたいです。