最新話まで読了しての感想は「笑って泣いて、熱くなれる!」でした。
この作品には、日本人にとって馴染み深い妖怪や神様、それから偉人がたくさん登場します。作者様の手を経ることで、どのキャラクターも愛されるべき個性に彩られていて、キャラクター同士の掛け合いを大変楽しく読むことができます。
そして、展開が熱い! 続きが気になる!
主人公の緋月ちゃんは、明朗快活なムードメーカーであり、優しさと、誰かが困っていたら問題解決のために飛び出す、正義感に溢れています。
彼女の家族・仲間達も、前述の通りそれぞれの個性を持っていますが、緋月ちゃんと同じ方向を向いて協力し合う、素晴らしいチームです。
そしてそんな仲間達が、魅力的な展開とともに増えていく……わくわくします!
舞台となる妖怪達の暮らす世界も、緻密な設定を元に、巧みに描かれていると感じます。何だか、お家にいながら旅行をしている気分に。
大変おすすめな作品です!
(私の推しは、十六夜お兄様)
眩しいくらいに彩り鮮やかに描かれる不思議な世界、隠り世と現し世。
安倍晴明の孫である安倍緋月と従姉妹の紅葉のキャラの対比も楽しく、彼女たちを取り巻く式神もクセのあるメンバーが勢ぞろい。
自分は特に「ヤタさん」のファンである。
未読の方はぜひ冒頭の数話だけでも読んでみて欲しい。
そうすればこの物語の眩しく鮮やかな世界観の一端に触れることができるはず。
けれど、そうなったらきっともっと読み進めたくなるだろう。
緋月たちがワイワイ楽しそうに遊んでいる回。
時にあまりにもシリアスが押し寄せてくる回。
陰陽亭はそんな絶妙なバランスで積み重なっているからである。
練り込まれた舞台設定とキャラクターたち。
コミカルでシリアス。優しくて儚い。
そんな和風ファンタジーがここにある。
どうだろう?あなたも読みたくなってきたのではないだろうか?
死者や異界を意味する言葉、隠り世。ここには妖怪、半妖、人間が共に暮らす世界だった。舞台はその一丁目である妖街道。
少女「安倍緋月(あべのひづき)」は妖街道にて陰陽亭なる便利屋として過ごしている折、奇妙な夢を見る。
それは妖街道が滅ぶ予言だった。
闇深き予言に胸をざわめかせる緋月は、自身のルーツを知ることに……。
妖怪渦巻く独特な異世界で繰り広げられるミステリー作品。
ミステリー?硬そう……。
いえいえ、これがさにあらず。軽妙な会話とテンポ、キャラクター性が物語の推進力となり目を惹きつけます。俺っ
娘っていいよね……。(誰のことはか読んでからのお楽しみ!)
設定も細かく作られており、いわゆる番地にあたる地域に鍵があったり封印があったり。設定がふらふらな私には作れないものばかりで勉強になります。
展開も常々驚きがあり、これがなかなか飽きさせない構成となっています。
ぜひご覧ください!
登場するので、導入からテンションが上がります!
主人公の性格が困った者は見過ごせない系なので、変に尖ったキャラよりもとても好感が持てるため安心して読めるのはありがたいです。
ファンタジーっぽく妖や神と言った者が多々登場するのですが、会話文が主体で進むので読み手側が説明感を感じることもなくリズムよく読めるのはありがたい!
1章じたいがこの物語の導入のような話が続くのですが、1話単位のボリュームも気を回しているようで多すぎず少なすぎずと1話の文章量も絶妙です。
勢いで誤魔化すような書き方をしていないため、陰陽師という和風ファンタジーに馴染みがなくとも読んでみると主人公を応援したくなるような気持ちが持てるかもしれません!
ちょっと覗いてみることをお勧めします!
ファンタジーというジャンルは非常に設定が凝ってしまい説明ばかりの小説が多い印象があります。しかし、この小説はそんな印象を吹き飛ばして設定の説明は最低限にキャラクターが元気よく動き回ります。
まあ、日本で生きていれば何となくの陰陽師の知識なんかは知っていることが多いので結構勢いで読めてしまいます。ホントになんでこんなに自然に読めるのか不思議です。
まあ、主人公が記憶喪失という設定で無知なことが多いからというのもあると思います。主人公が他の人に積極的に聞いてくれるから読者も何となくわかる。
総じて、非常に読みやすい小説だと思います。サクサクと読める。面白いから、文体が軽いから、様々な理由があるのでしょうが私は読みやすさがこの作品の一番の特徴だと感じました。
舞台は現世と繋がっている妖街道。
主人公は半妖の少女で正体不明の婆さんに「妖街道が滅びる」と言われたところから物語が始まります。
設定が複雑ではありますが丁寧に世界観が描写されています。この独特の世界観は雑多であり不思議な感じがします。
物語は主人公の少女と、姉貴分のいとこ、妖街道の神である兄の3人を軸に話しが進みます。
現在の文字数は3万文字を超えておりますが、ちょうど物語が始まった感があります。
今は力を失っている白虎が出てきたりと、ワクワク感が激熱です。
綺麗な映像美、激熱な展開(現時点では予想です)な物語が読みたいかたにお薦めさせて頂きます。
是非一読してみて下さい。