第8話 ついに活躍R-18タグ!?

勝負は一瞬だった。


一瞬で黒凛子が勝った。


「魔力があれば淫売シスターなんかに負けませんよー」


黒凛子の髪が触手に変化し、両手両足を触手が絡んでる。器用にパジャマのボタンもきちんと締めてる。


「ううう…」

口も触手で猿轡みたくやられてる知奈ちゃんは喋る事が出来ないみたいだ。


つーか、この金縛りいつ解けるの?


「とりあえず鼻チーンしましょうか」


………………



「あーもう!何がどうなってるんだ…」


さて、一つだけ検証できなかった事をしてみたわけなので投げ出すわけにはいかない。


イベント死の強制力はどこまでなのか


今まで自分が踏んだのは飛んでくるマンホールぐらいのものだが、空中で撃ち落として無力化ができた。


そして今回は知奈ちゃんの拘束に成功している。つまり、知奈ちゃんに首を絞められて死亡はできなくなったわけだ。


つまり俺は死なないのだが、ここで新たな謎が生まれる。


黒知奈ちゃんの解除条件はなんだ?


ゲームであれば、俺の死亡が解除条件になっている。

元々は悪魔との戦闘の気でエロい気分になってしまい暴走するという話であるが…


つーかテクノブレイクで死ぬならともかく思いっきり首を絞められて死亡なんだし、これもしかして…


「今結構正気?」


「んーウーウー」

知奈ちゃんが唸る。


「………あーお酒に酔ってタガ外れたみたいなパターンかな?」


「つまりこの淫売シスターの素?」


なんか知奈ちゃん像が崩れそうになるな…結構元から壊れてるのか


「ンーウーウー」


あーもう話す気無くなったけどそうも言ってられない。


「猿轡外してあげて…」


黒凛子が口の触手を外す。


「プハッ!はぁ…はぁ…ごめんなさいお兄ちゃん私…」


「急に…抑えきれなくなるぐらい切なくなっちゃって…いつもなら…うん…なんとか我慢できるのに…」


そういえばこの子のエンディングってNTRエンドだったな…

隠れビッチだったのか。まあこのゲームの女の子にまともな感性は望めないしな…


「でもお兄ちゃん…私まだ切なくて…お兄ちゃんが…」

「はーい、ストップでーす」


「では旦那様、私はちょっと液状化して彼女を寝かしつけます。旦那様はそのまま寝てくださいね」


「では淫乱シスター、私が寄生して大脳に直接絶頂の快感を気絶するまで送り込んであげますね」


黒凛子は知奈ちゃんの部屋に行ってしまった。


あーうん。とりあえず寝よう。



「ベッドに戻して欲しかったなー…」


俺のつぶやきは魔法にかき消された。


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