第7話 レベリング

精神と時の狭間というダンジョンがある。


クリアできねーぞ!!という声に応えてアップデートで登場したレベリングダンジョンだ。


日数経過無しで入れるダンジョンだが1プレイに3回しか入れない。ここで1回消費する。


ここから本格的にストーリーが進むわけだが、ハードモードでは運が絡む。


ならレベリングをして、強化してしまおうというわけだ。



「そういうわけです」

「ウチ協力するとか言ってないと思うの…」


「まあまあ、凛子どの…ダンジョンは3人1チームが基本、協力しては貰えないか」


今集まってる3人はラスボス対策メンバーである。

俺、才子、凛子だ。



このダンジョンは仲間状態であれば呼び出すことができるのだ。まあ、時間進まないからね!ゆるして。



まあ、凛子さえ育っていれば、才子のレベルは低くて構わないのだが。

そして凛子がいれば低レベルでもなんとかなるのだが。


才子は早計の術という技を使える。

この術を使うと、ターンをもう一度初めに戻すのだ。


そして、このゲームは最初のターンだけ陣形技というのが使える。


ダッシュストリームという技を使うと、攻撃の後、最初のターンだけ素早さが上がり、どんな敵でも先制できる。


ダッシュストリーム>才子>俺>凛子>才子の順番で攻撃できる。


ダッシュストリームは射撃技分類になるので才子はステップキャンセルができるのだ。

キャンセル行動するとすぐ攻撃でき、次の行動まで半分の時間で行動できる。

才子だけの疑似2回行動である。


そして凛子はMPパスという、特技を覚えてくれる。凛子が才子にMPを譲渡することで早計の術を連発できるのだ。


そして凛子には深愛の指輪というアイテムを装備させると毎ターン30%回復ができるのだ。


まあ、フェーズ移行技持ちには通用しないがみさきルートのジャスティスフラグメントは移行技が無いからな…


瑠璃戦でやると死にます。移行技で即死になっちまう。


今回の目的は2つある。まず一つはキー装備である深愛の指輪を買う資金を貯めること。


この装備は町の宝石ショップで30万以上の資金がある場合に、結婚のプロポーズをしたいと言うと買える。

指輪の大きさを聞かれたら、3号と答えるのだ。間違えると能力が出ないのだ。


もう一つの理由は体力強化である。


この前の夜、設定の見直しをした。

記憶を読まれるとか忘れてたしな…

二度とあんな悲劇を起こしてはいけないのだ。



そして才子のM覚醒にはエッチをする必要がある。

やることをやるだけではあるんだが、最後の文が問題なのである。

さくっと書けばいいってもんじゃねーぞ…


シナリオ班なんなんだ…俺になんの恨みが…



そう事後の後にこんな一文があるのだ。









俺は才子に向かい三日三晩腰を振り続けた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る