第7話 凛子シャドウ
肌黒メイド凛子…ウゴメクモノが何故ここにいるのかわからないが、頼るしかない。
「さあ、かかって来なさい淫売シスター。貴女はこの私、凛子シャドウオルタネイティヴが相手をしてあげましょう!」
なんか面白いポーズで決めてる。しかも名前が雑すぎる。
「夫婦の営みを邪魔するなんて…ひどい人ですね…駄メイドはちょっと躾けないと…」
大丈夫だ。黒状態の知奈ちゃんではあるが、知奈ちゃんの攻撃力は全キャラ最低。
ウゴメクモノは凛子のコピーだ。負けるわけがない!
知奈ちゃんの攻撃、はたく!
ペチンと軽い音がした。
「ぐはぁ!」
「なんで!?」
黒凛子(もうこれでいいや)が吹っ飛ぶ。
一部の格闘ゲームで見る壁ビタじゃねーか
「まずいですね!HPが残り2割を切りました。これ程の強さを持つとはさすが旦那様と同じ血が混じっているだけあります!」
「ちょっと弱過ぎなんだけど!何してんの!?」
「すみません…才子様に突っ込みを入れ続け魔力の8割を使用し、残り2割でこの部屋に消音魔法をかけました。HPを魔力に変換して旦那様を殴りました。マスターに魔力を要請しましたが、マスターの魔力が枯渇しており、要請が拒否されました。」
マスターって凛子か?凛子は深愛の指輪もあるし枯渇するなんて全MP使用の最強魔法のシャイニングネオを使わないとならんぞ?
消音魔法があるからみさきが来なかったんだな!ナイスなような、やっちまってるような…
あと才子は何やってんの!?
「旦那様、旦那様より魔力を頂いてよろしいでしょうか?」
「まあ緊急時だししょうがない!持ってけ!」
「させませんよ!」
「凛子ちゃんフラーッシュ!!」
黒凛子が輝く、俺と知奈ちゃんの目にダメージを与える!
「ううっ!」
動けなくなる知奈ちゃん。そして黒凛子が近づくいてくる。
目が見えなくて正確にはわからないが、黒凛子の吐息がかかる。
MP譲渡は専用魔法やスキルがない限り粘膜接触になる。つまり…ディープキスだ。
元はと言えばウゴメクモノは俺だし、なんか変な気もするんだが、ここで絞り尽くされるわけにはいかない!だからしょうがないよ!
…黒凛子の細い舌が…
鼻の穴に入った。
痛い痛い痛い痛い!!
何!何なの!?インフルエンザの検査!?
数秒後、解放された。
「旦那様、ありがとうございました。魔力頂きましたよ、あとインフルエンザは陰性です。」
「ちょっと鼻痛いんだけど、ティッシュとってくれない?」
「淫売シスターを正気に戻したら鼻チーンしてあげますので少々お待ちくださいね」
視界が戻る。ここから始まるのだ
最弱攻撃力VS最弱ボスの戦いが…
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