概要
悪役令嬢が処刑された、その後のおはなし。
悪役令嬢は処刑されました。
めでたしめでたし。
と、終わるのが一般的な乙女ゲーム。ヒロインはイケメンと想い人に囲まれ何不自由なく幸せに暮らす。最近は、悪役令嬢が活躍し幸せになるエンドも用意されている。
しかし、活躍するために必要な手足を奪われ、無実の身で命を散らす悪役令嬢がほとんどなのには変わりない。
プレイヤーはまるで悪役令嬢が存在していなかったかのようにのうのうと生き、飽きたら再び最初からやり直し、何度でも悪役令嬢を殺す。
私はアンティーヌ・フォン・クラッセン。
長女を処刑されたことにより没落したガーガメル公爵家に護衛として仕えていた女であり、今日から貴族になった元平民。
――そして、この国を滅ぼす女でもある。
私は主を殺した王国を許さない。
この世界がゲーム
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