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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 馬に憑りついた影の子、機動力が高くてこれは恐怖ですね。一分間に一発しか打てない火球では、あまりにも分が悪そうな感じです。アキムが放った帯状の攻撃、火炎放射みたいな感じなんでしょうか、こういうアイデアを温めていたという、ここから頭角を現して行くのかなと。続きも読みますー!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    火炎放射、その通りです。直進する火炎です。
    「雄雄しい貫通ビームのような火炎をブッ放した」とも言えます。主人公はビームとかレーザーとか知らないので、世界観に沿って記述しています。

    異世界転生やVRMMOが舞台だと現代人が知っている語句はすべて使えそうです。流行るだけの理由があるのだと考えさせられます。

  • 火縄銃で有名な長篠の戦い的な感じなんですね。一分毎の攻撃だと交代制は正しい感じです。序盤のスムーズな戦闘の展開から、この戦法はこの世界の魔法士的に安定感のあるポピュラーな戦い方なんだろうなあと。
    そして炎以外にも氷と土が使えるという、氷はそのまま氷という印象ですが、土は回復させる感じなのかなと。五行の思想なんかだと、土は育成だとかそういうイメージなので、壊れた細胞を治す的なイメージなのかなと想像してました。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    長篠の戦いで使われた火縄銃の3段撃ちは、ある意味本作のテーマに通じています。3段撃ちのほか、(ロシア)バルチック艦隊への集中砲撃、近年ではバレーボールの1人時間差攻撃(やはり古い……)に見られるようなタイミングをずらす戦法は孫子の「迂直の計」から連綿と続く戦術の王道でして、魔法を(ソフトウェア)プログラミングの知識によって拡張する本作では重要な鍵(キー)となっています。

    1分間の空きが生じる魔法の弱点克服、今後出てくる効率的かつ相手を罠にはめるような運用術はコンピューターを扱うときに用いる知恵と同じです。(作者の思い込みに過ぎないかもしれませんが、何とか上手く結び付けて物語にしました。)

    そのあたり面倒くさい内容ですが、斬新で面白くもあるのです。「ソフトウェア魔法VS.影の王」はパズルのような設定や物語が特徴とも言えます。

    是非楽しく読んでいただければと思います。

    それから火や氷、土など魔法の属性につきましては、数話後に解説があります。戦闘を中断して設定を説明するのを回避しました。思考錯誤の結果であり、誤解を招く部分がありましたら、申し訳ございません。

  • 火球魔法、想像よりもかなり高火力な感じですが、過去に現れた影の王の描写から考えると、倒せる様な感じでは無さげかもですねえ。影の子相手にどれだけ効果があるのかも気になる感じです。また続きも読みに来ますー!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    ようやく本作の戦闘シーンが始まります。書き出しは寧ろ戦闘部分から始めた方が没入感が高いのではないか、と悩んできました。(設定上できない理由もあるのです……。)序章の面倒くさい内容から続けて読んでくださる方がいることに救われています。

    小名題が「最弱の魔法」であるように、火球ごときでは抜本的な問題解決にはなりません。「影の王」は巨大です。

    実は攻撃能力のある火球の存在は「最弱」と矛盾するのではないか、これも悩みどころでした。何度か時間を置いて読み直し、不自然な印象が残らないようにしました。

    物語では火球(火属性の魔法弾)はすでにあるものとし、主人公アキムがどう扱うか……、そこにハードウェアを使いこなすソフトウェアの妙味があります。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    この世界で魔法を使う魔法士達は、才能と研鑽を経て魔法弾なる光球を放てるけれど、それ自体には威力が無いんですね。第三章で「影の子」相手には炎属性を付与するとあり、そういうモノなんだなあと思っていたのですが、なんとなくこの魔法士を束ねる組織は、八十八年の間に組織として硬直してそうな、そんな懸念を感じるという。それだけにアキムくんの奇妙な研究がどんな成果をもたらすのか楽しみなところです。また読みにきますー!!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    本作に登場する「魔法研究所」のモデルは日本的な研究(企業)組織です。
    単なる持論というわけではなく、某TV局が特集していた、今後予想される技術研究の衰退が元になっています。

    内容を端的に言うと、ここ数年で受賞した自然科学分野でのノーベル賞は平成初期の遺産であって、現在進行形のものが将来的に評価されることは極めて難しいらしいのです。

    その辺り、何が起こっているのか自分の経験を交えてファンタジー世界で表現してみました。結論から述べると、すごく窮屈なんだと思います。

    主人公アキムは苦労します。そんなリアルな世界観をネット小説で執筆してみました。好き嫌いの分かれる内容ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
    (ちなみに私は研究者ではなくゲームプログラマーでした。労働時間という概念がないところなど共通点は多いと思っています。)

  • 最弱の魔法(3)への応援コメント

    問題を百年後に先送りし、その間に自分たちで対抗策を整える様にと告げ、魔法の力を授ける勇者たち、この世界を思えばとても正しい対応の様な気がしますね! 勇者が独力で解決するより、世界そのものが強靭になって他の破局にも耐えられる様になるだろうし。しかしデスティンが影の子対策のリーダーになるとは、色々と波乱含みで楽しそうです! また続きも読みに来ますー!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    おっしゃるとおり、自助努力なしで危機を回避できても、再び外敵に襲われたとき滅んでしまいます。異邦人たちはレジスタ共和国の人間に力をつけさせるため配慮しているという内容です。

    それからデスティンの出世……主人公アキムとデスティンとの間で繰り広げられる人間ドラマが、本作の見どころのひとつです。楽しんでいただければ幸いです。

  • 最弱の魔法(1)への応援コメント

    役に立たない書物、とは何か意味深に聞こえますね。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    白状してしまうと、本編で扱っている役に立たない知識、役に立たない勉強というのは、作者が就職の新卒採用試験の折に何度も言われた言葉です。(何度も落ちたので……^^;)

    私は文系出身者なので、結構きつい就職活動となりました。昨今は実学が尊重され、形而上学よりのものは軽視されがちです。

    IT技術は実学の最たるものですが、コンピューターの存在しない世界では役に立たない側ではないか、と皮肉混じりに物語で扱っているのです。

    作者の持論では「役に立たない」という理屈は有り得ないと思います。学んだ知識を役に立てるところまでが勉強なのではないか、と青臭い理念を持っています。むしろ、文系の知識から発想の源泉が生まれると思うのです。本作はそういったテーマを舞台背景として扱っています。

    ……おおげさになってしまいました。申し訳ございません。「裏テーマ」というか表にはあまり出てきません。なんとなく共感していただける人がいたら、答えを出す何らかの手助けになるかもしれません。ならないかもしれません。(たぶん、なりません。)

    それこそ、本作が一番役に立たないというオチになる可能性が高いです。いや、本当にすみません。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    本格派ですね^^
    もうすでに読み応えがあります。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    読み応えがあるとの御評価、正直に嬉しいです。

    良い部分もあると思うのですが、ライトノベルっぽくないのが拙作の弱点です。重量級です……。狙ったわけではなく単純に喉越しの良い冒頭を描く力量がありませんでした。序盤は設定が嫌というほど沸いて出てきますが、中盤以降はストーリーも滞りなく流れます。

    実はそれほど本格的でなかったりもしますので、どうか気軽に読み進めていただければ幸いです。

  • 読ませて頂きました。
    奥深い設定に迫力のある戦闘シーンと、とても読み応えがありました。
    面白かったのでまずは評価を、そして紹介出来るほど読み込んだらレビューも書きたいと思います。
    続きもまた読めせ頂きますね。

    追記 リツイートありがとうございます。こういう縁を大事にして、良き作家仲間として仲良くして頂ければ幸いです。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    このエピソードは物語の掴みの部分になります。幸いにも興味を持っていただくことができ、きっと最後までお楽しみいただけるかと存じます。続けてお読みくだされば光栄です。

    (以下、堅い文面で申し訳ございません←後述)
    私の作風は型どおり、ややもすると紋切り型の起承転結になる傾向があるようです。1章「最弱の魔法」~「ささやかな黄金時代」までが全体の「起」に相当します。その中の4つのエピソードが入れ子構造の「起承転結」になっています。

    ややこしいですが、「影の子遭遇戦」は「起の承」であり、まさしく掴みの部分でしょう。

    起承転結は物語の基礎であり、私は徹底して基本を重視しております。一見、本作は奇をてらった作風にも見えますが、正統派を心がけています。自分に強い自信がないので、変わったことをしようとすると何が面白くて何がつまらないのか、すぐセンスに不安を感じてしまいます。

    しばらく短編でも長編でも、構成・ボリュームおいて「型」を崩さないようにするつもりです。

    ……などと言った理屈っぽく古臭い性格の持ち主です。縁は何より大事にしようと思っています。是非、今後ともよろしくお願いいたします。

    編集済
  • 終章......未来へへの応援コメント

    ついに最終話まで読み終えることが出来ましたので、1話から読んできての感想を述べさせていただきます。

    だいたいの物語における「魔法」というのは予め過去の魔法使いが、基礎的な弱い魔法から使える者が限られる強力な魔法を完成させており、それを登場人物が練習し、使役するものだと思います。
    しかし、本作の場合は基本的に「4属性の魔法がある」というだけで、それを軸に「影の王を倒す為にどう使うのか」という点を現在進行形で研究を続け、使役して戦っているので、そういった形での「魔法研究」が斬新で面白いと思いました。彼らの「工夫」がよく伝わってきます。

    これはTwitterでの内容と被りますが、1番印象的なのは「アキムが人として出来ている」ということです。
    確かに、世界観に照らし合わせてみれば、常識人から見たとき「異端」に感じられる人間かもしれません。
    ですが、地下牢に入れられて惨めな思いをしたというにも関わらず、人類の敵である影の王を倒す為に、再び魔法を使役して戦う姿は「すごいな……」と思わされるばかりです。終いには指揮も執りますしね!

    もし、私がアキムの立場だったら絶対に逃げ出すでしょうし、残って同じ道を歩んだとしても、きっと自分を貶めた彼らの謝罪を受け取らずに拒み、殺意に身を委ねるかもしれません。
    なので、アキムは本当に人として出来ていると感じさせられました。

    とはいえ、デスティンの気持ちもわかるといえばわかるのですがね……。

    物語が進むにつれて、アキムが上に立つ者として成長していくのがよくわかるという点も、私は好印象を覚えました。

    影の王を仲間とともに撃破したアキム。先の戦いで最大火力を担ったティータ。2人に幸せが訪れることを祈っています。


    ちなみに、レッドベース先輩の本音には少し驚かされました。

    作者からの返信

    ラストまでお読みくださりありがとうございます。
    また、Twitterにて宣伝してくださり、重ねて御礼申し上げます。

    本作、WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」は、冒頭から登場するラスボスを倒すまでの過程、唯一の武器である魔法弾を発展させていく過程……、プロセス(=過程)を楽しむ物語です。他の作品とは一味違う部分に興味を持ってくださり作者として嬉しい限りです。

    それから主人公アキムの人間性ですね。平和主義者で暴力を好まない主人公ですが、最初からできた人間だったというわけではなく、物語序盤は角がある青年でした。

    主人公が青年から1人前の大人になるまでの過程も本作では描いています。その分岐点と言えるのが、中盤前半に登場する投獄シーンと、後輩リューゾが戦死するシーンです。

    投獄されたアキムは仕置きの効果があったのか、ずいぶん大人しくなります。しかし、その後もデスティンやエキストからの嫌がらせは続き、主人公と読者は鬱屈とした気分がたまってしまいます。(鬱展開で申し訳ございません。)

    そして物語中盤後半の決戦で魔法士側は大敗北を喫してしまいます。翌日、生き残ったアキムはリューゾの死と向かい合います。Ver3.1 勝敗の行方(1)がそのエピソードです。怒りは影の王ならびに特定の人間へと向かいますが、同時に自分の過ちにも気づきます。そして大きな成長を果たすのです。

    以降のアキムの言動は以前の自分を中心としたものから、周囲を広く見渡すものへと変化します。影の王打倒のため、滅私奉公する覚悟が備わるのです。もともと人ができていた、というより、後輩の生き様・死に様によって大人へ成長したことになります。

    成長する過程については、作者としてあれこれ工夫しましたが、やはり共感を得るということは難しく、読者様と主人公との乖離は発生してしまったかもしれません。その点、未熟な技量を鍛え直し、次こそ心の底から面白いと思ってもらえるような作品を目指す所存です。

    精進を続けますので、今後とも作者・作品ともども、よろしくお願いいたします。

  • 少年老い易く(2)への応援コメント

    出来る事は何でもやっておこう。
    フラグのニオイがしますね。悪い予感のニオイが……。

    作者からの返信

    猫マイル様。丁寧な感想、いつも感謝しております。

    完結した作品であるため、物語の先に関する話題に返答するのは難しいです。ネタバレだけは防ぎたいというのが率直な気持ちです。

    生真面目な作者で恐縮ですが、ご理解いただければ幸いです。
    (失礼な回答で本当に申し訳ございません。)

  • ささやかな黄金時代(5)への応援コメント

    年齢に見合った恋愛模様なのが好印象でした♪

    ここまで見たアキムの人物像とティータの人物像が
    初めて恋愛というステージで弾ける。

    ここが一つ転換期なのだろうな、と予想させる話だと思いました♪

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    前後のエピソードとは毛色の異なるワンポイント回です。実を言うと、最初にネット上に公開したとき、今回のエピソードは含まれていませんでした。

    あまりに主人公アキムとヒロインのティータとの関係が描かれていないとご指摘を受け、後から追加したものです。

    もともと没案として執筆してあったので、体裁を整えるだけで違和感なく加えることができました。とはいえ、もともと削ったのは1章(Ver1.x)から5章までのボリュームを均等にしようという目的があったので、1章だけ膨らむ結果となりました。

    加筆した効果は……想像以上に良かったと思います。頂いたご意見を反映させて、今までプラスにならなかったことはありません。ネット小説が持つ情報の双方向性は、今後も有効に活用させていただこうと思います。

  • 最弱の魔法(3)への応援コメント

    物語の導入がしっかりしていてこの先の展開が気になりますね。
    そして、何より文章がとてもしっかりしている点が素晴らしいです。
    作品の雰囲気に合った文体で語られるとそれだけ入り込みに差が出てくると思います。
    この先も、少しづつになってしまいますが続きを読ませて頂きます。
    今後も勉強させてもらいますね。(*´ω`*)

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    不思議なことに半年ほど前でしょうか……文体が内容と合っている、というご評価をいただきました。複数の方が感じたことですから、本作に対する非常に的確で客観的なご意見なのだと思います。

    作者にしてみれば幸運なことで、敢えて内容にマッチする文体を選んだわけではありません。自分に書きわけるだけの技量があるとは思えず、偶然にも内容と文体がかみ合ったのでしょう。

    あるいは、自分にしか書けない物語を模索してたどりついた内容は、自分の紡ぐ言葉と相性が良いのかもしれません。

    今後どのような作風を選ぶべきか……とりあえず文章と相性の良い方向を進んでみたいと思います。

    編集済
  • ささやかな黄金時代(1)への応援コメント

    締めの文句の綺麗さに夜明けのイメージが鮮明に浮かんできました♪
    全然読む速度が落ちなくて、面白いと素直に思います。

    また拙作の『惨劇! おバカ転生+』に評価を入れて頂き、
    誠にありがとうございますm(__)m

    拙いですが、評価にコメントを添えさせて頂きました。
    最終話まで順次読ませて頂きます。

    久し振りです、こんなに小説を読んで楽しいと感じたのは……。

    作者からの返信

    ご丁寧にありがとうございます。それから素晴らしいレビューありがとうございました。重ねて感謝申し上げます。

    さて、本題に移ります。本作の描写の肝である「鮮明なイメージ」についてですが、実は長編作品である(存在)理由が大きく関わっています。

    いずこかで読んだのですが、短編小説の目的は出来事を描くこと、長編小説の目的は人間を描くことだそうです。私は素直に従っています。

    WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」が長編として成り立っているのは、主人公アキムの人生を追体験できるからです。この主人公がどういうタイプかというと、努力する天才、です。

    近年は努力しなくても周囲から評価される主人公が好まれていましたが、今後は新しいタイプが好まれるのではないかと思っています。それは「努力し成功する」主人公です。ある意味、古いタイプに戻るようにも感じます。

    ところが、普通の人間が努力しても物語が楽しくなるような結果にはなかなか結びつきません。本作で活躍するには頭脳の天才である必要がありました。

    では天才とはどんな人間なのか……、さっぱりわかりませんでしたが、かつて論語で孔子が言っていた「1を聞きて10を知る」、という言葉を思い出しました。(高弟のひとりを評価する内容です。)

    10……。2×5か……。5……五感? というように妄想が広がり五感によるインプットが頭抜けている人間が天才なのでは? と考え始めました。

    主人公アキムは1人称の小説の中で、気温を触覚で、言葉の強弱を聴覚で、見た物を隅々まで視覚で体験します。この細かいイメージこそが、「頭脳の天才」を追体験することだと思い至ったのです。

    話は飛びますが、本作の後日談にあたるWIZARDWARE魔法戦記外伝「×アキムの○魔法士たちの木造船」では、主人公がアキムでなくなるため、環境や物質の描写を敢えて抑えました。同じ1人称で普通の人間が主人公になったことによる差異を読者に感じてもらうためです。

    ちょっと難しいことに挑戦しすぎたかもしれません。オーバークォリティーになるのは、私の長所であり短所でもあるので、上手く調整していきたいと思っています。

    編集済
  • 特任魔法研究生(5)への応援コメント

    応用の話に及んで、可能性が開かれているので、
    とても興味津々です!
    続き、読ませて頂きます!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」で述べていることを平たく表現すると、「ソフトウェア=応用」です。「応用の話」と言っても良いでしょう。

    例えば手元に自動車の部品があって、それまで作ってきたのは自動車だけだったけれど、見方を変えて組みたててみれば、潜水艦や宇宙船が作れるんじゃないか、という突飛な発想の重要性を説いています。

    現実世界では、コンピューター業界で様々なアイディアが試みられていますが、その他の分野にも応用可能だと思うのです。人気のある業界、人気のない業界に関わらず、知恵を共有できないものかなぁというのが作者のささやかな希望なのです。

    本作の物語は今後、大きく揺れ動いていきますが、最後までお付き合いくだされば光栄です。

  • 特任魔法研究生(3)への応援コメント

    分かりやすく、面白いです!
    そこから深く進展させている!
    新しく読む度に最高点が更新されていく気分です♪

    作者からの返信

    お褒めの言葉ありがとうございます。

    もしや、猫マイル様はモノをつくる、あるいは研究する立場の方ではないでしょうか?
    ……いえ、すみません。
    というのは、本作 WIZARDWARE魔法戦記は、そういった方をメインターゲットにして執筆した小説なのです。

    無論、すべての方に楽しんでもらうためにあらゆる努力をしてきました。しかし、突き詰めるとやはりメイン層主体というのが着想時点から創作に根付いています。

    したがって、WIZARDWARE魔法戦記は70%、80%、100%といったように段階別で楽しめる度合いが変わるように思います。100%楽しめるのは、やはりコンピューター関連の勉強あるいは仕事をしている方になるでしょう。

    一応、2020年から実施される小学生のプログラミング学習を念頭においています。時流をとらえるのは作家の責務です。読者数、メインターゲットの数が時間とともに増えていくのではないか……野心的な作品と言えます。

    その反面、本作の尖った作風から小難しい印象を得る方は70%しか楽しめないかもしれません。そこをいかに100%に近づけていくかが今後の課題です。広く深く……苦労が絶えないと思いますが、挑戦する価値はあると思っております。

  • 特任魔法研究生(2)への応援コメント

    面白いです!
    理屈抜きに、です!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    現状に甘えず、今度は部分的ではなく全体を通して面白い、と言っていただけるような作品を目指したいと思います。

  • 特任魔法研究生(1)への応援コメント

    「属性」、なるほど、そう言うことか、と納得しました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    設定の情報を分散させるという手法は良い面と悪い面がありそうです。今回は魔法の属性について、最初の登場が5話、絵面で登場したのが6話、詳しく説明があるのは8話と広範囲にわたってしまいました。複雑になったことが問題でした。いまだ模索中ですので、誤解を招くような部分は逐次調査・修正する所存です。

    今後も、気になる箇所が出てきた折には感想欄などでお伝え頂ければ幸いです。

  • 特任魔法研究生(1)への応援コメント

    すいすい読めてしまいました!

    エキストがブレーキ役になっていますけど、リアリティーがあっていいですね!
    こういう状況でジョースタックが上手くアクセルを踏む。
    現実でもよくある場面で、イメージしやすかったです!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    魔法研究所の内部は、現実の企業社会をファンタジーにしたものです。……と言っても、作者が知っている範囲内での話です。経営者がいて、中間管理職がいて、平社員の主人公がいます。

    現実さながらのストレスも出てきますので、楽しい話ばかりではありません。読者様によってはライトノベル向きではないとおっしゃる方もいらっしゃいますので、苦痛を感じる描写があったときは読み飛ばしてください。

    多少なら読み飛ばしても話についていけるような構造にしています。幸い、不評ばかりというわけではありませんので、楽しい物語にするため一から書き直すことはなさそうです。

  • 特任魔法研究生(5)への応援コメント

    素人目ですが、魔法の世界だとハードが魔法具になるんですね。そして、あくまでもアキムは自分のソフトウェア魔法を巨人の肩に乗った一解釈にしか過ぎないと考えていると見える。ということは、魔法が一つの研究領域として世界で共有されているという解釈でいいんですかね。もし、現代に魔法が現れたらいち研究領域として大学で扱われそうで面白そうですね。魔法は大学生とか、勉強すれば特別な血が無くても誰でも扱えるっていう。
    そしたらハードウェアが工学部でソフトウェアが情報学部ですかね。笑
    こういった世界観は考察するのが面白いですね。
    的外れなことを言っていたらごめんなさい。引き続き楽しく読ませていただきます。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    素人目など、とんでもないことです。私など未だに初心者マークです。
    本作はほぼおっしゃる内容で間違いございません。

    特別な血がなくても使える魔法というところが的を射ていると思います。
    確かにWIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」に登場する魔法は誰でも使えるものです。

    現実に例えれば……AT車みたいなものでしょうか。中身は労力の結晶ですが、教習所で練習すれば誰でも乗りこなすことができます。

    一方で、特別な資格が必要な魔法は、スポーツカー……さらに上のレーシングマシンでしょう。モータースポーツですから、技術のほか運動能力がなければ最初のカーブすら曲がれないはずです。

    本作の魔法は庶民派のAT車です。だから(多くの人が使用しているため)交通規制も必要になります。そのあたりの諸々の問題を解決する過程に、資本主義ならではの知恵の結集があると思っています。

    現実社会、とりわけ身近な世界をファンタジーに変換した物語……最後までお付き合いくだされば幸いです。

  • 面白かった~♪
    エキストの「前回は40体~」に、おいおいフラグ立てちゃダメだよう。と思ったら、馬かーい!
    納屋に馬いれたんだ、馬屋は小さいかあ、と気になってたら伏線だったんですね♪
    いやあ、主人公おいしいとこかっさらってくし、面白かったです!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    序盤の山場ですので、面白いと言ってもらえることが何より嬉しいです。

    納屋か馬屋かについては、恥ずかしながら、よく考えておりませんでした。改めて考えたら馬屋の方が良いですね。調べたうえで修正を加えます。

    本作は伏線を数多く用意してあります。誤りがないかと何度も見直してもいますが、作者の知識が足りないため間違った記述は残っていると思います。

    もし、不自然に感じられる箇所がありましたら、お伝えくださると助かります。
    感想やコメントも力になりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

    (追記)
    どうやら、納屋=物置小屋ということを間違って覚えていたようです。馬屋、あるいは馬という文字が重なるところでは小屋と表現を修正しました。おかげさまで作品・作者ともに勉強することができました。ありがとうございました。

    編集済
  • 最弱の魔法(3)への応援コメント

    展開が上手いですね。
    胸騒ぎをさせる、幼馴染みとの距離。
    ああ、大丈夫でありますように……
    恐々と先に進みます。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    (先に書いた回答は別のエピソードについてでした。申し訳ございません。)

    優等生であるヒロインと凡人の主人公との何とも気まずい距離感が序盤の人間関係です。心象風景である光と影の関係も隔たりのある距離感を暗喩しています。

    ライバルとヒロインの距離が近いというのは、かなり読者にストレスをかけています。最近のライトノベルやネット小説では喜ばれないと言われる要素ですが、山あり谷あり、苦しみありカタルシスありが私の作風です。

    スタイルが古いのか新しいのか自分ではよくわかりませんが、楽しんでいただければそれが全て◎だと思っています。コメントも沸きあがる力になります。改めて感謝申し上げます。よろしければ最後までお付き合いいただければ光栄です。

    編集済

  • 編集済

    ふむふむ、日本のweb小説における『魔法」を使った戦闘シーン、とはこう言うことか……と大いに勉強させて頂いています。

    私の相方、子供の頃からマーベルコミックの大ファンなので、彼が家にいる間はいつもこんな感じのTVドラマが流れているのですが、映像ではなく文字で読むのは初めてです。


    少し戸惑った部分を教えて頂きたいので、よろしくお願いします。

    「土の属性が全身に行き渡った」と言う部分ですが……

    ん? 土の属性って何? 全身に行き渡ったらどうなるの? と疑問が湧きました。

    タニス・リーを代表とする海外の幻想ハイファンタジィばかり読んでいるため、日本のラノベに登場する「属性」の意味が中々理解し難くて……(涙)

    最後になりましたが、先日は「静寂(しじま)の闇に」にお星さまを頂きましてありがとうございました。嬉しかったです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    和製web小説の「魔法」が本作で描けているかどうかはわかりません。むしろ、私が読んだことのある作品の魔法とはかなり趣向が異なります。

    今回、「魔法」を設定の中心に選んだのは、古風ファンタジーな世界観同様、読者にとってわかりやすいのではないか、と思ったからです。脳波を機械的なデバイスで顕在化させるようなSFチックな設定が好まれるのであれば、そちらを選んだことでしょう。

    できるだけ身近(のフィクションにあるよう)な……ゲームで例えるならドラゴンクエストを彷彿とさせるような設定・世界観にオリジナルな作風を落としこみました。マーベル社のアメリカンコミックにも通じるところは多分にあると思います。絵的に映えるかどうか、が焦点のひとつだからです。SF的なデバイスを回避したのは絵づらが複雑になるからです。

    さて、ご質問にいただいた「土の属性」ならびに「属性」についてですが、2話先の8話「特任魔法研究生(1)」で詳しく説明されます。

    本作は設定が複雑であるために、読者へ伝える情報量を調整しています。戦闘シーンの前、戦闘中、戦闘後といった複数のシーケンスに分割して説明箇所を用意しています。

    5~7話の戦闘中は主人公さえも、土属性ならびに属性の種類についてよくわかっていません。主人公と同じ目線で本作の設定に触れていただきたいと思います。

    ちょっと尖った内容ですが、今後とも本作をよろしくお願いいたします。

  • 前回の時に同じように馬も変異した事があったのでしょうか?
    多分それは無かったのでしょうね。
    アクシデントは今回が初だと感じました。
    主人公が想定とは違った力を発揮する。
    王道ですが、やはりイイですね!

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    戦闘シーンが終了するこの話までが本作の導入部分です。
    次の話から本格的な魔法の設定、それからソフトウェア関連の話が始まります。小難しいと感じる方もいらっしゃると思いますので、先に読者の心を掴む必要があると考えました。

    王道の展開は、あくまでエンターテイメントであるという信頼関係を構築する意図があります。

    この先は尖った話に進みますので、作者としても楽しんでいただけるか不安になる分岐点です。続けて楽しんでいただければ幸いです。

  • 最弱の魔法(1)への応援コメント

    文章が素晴らしい。
    勉強になります。
    話もワクワクしてきて、先が知りたくなってきますね♪

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    私もカクヨムに投稿されている他の方の作品を見るたびに、文章は猛勉強しなければいけないなと考えさせられます。本作は現状(と言っても1年前です。)で搾り出した文章を何度か手直ししたものです。改稿の結果、誤字脱字誤用についてはほぼ無くなったと思います。

    手直しするたびに日本語の奥深さに改めて感じ入ります。もっと良い表現があることは想像できるのですが、調べるだけでは出てきません。力不足を痛感します。豊かな表現は今後勉強して吸収するつもりでいます。

    ひたすら真面目に書いたので、丁寧な文章だと以前からご評価いただいています。真面目人間であることが役に立ったのは初めてかもしれません。その一方で、自分を追い込みすぎて執筆から逃げ出し、完成するまで時間がかかるというお粗末な問題も抱えています。

    全力投球が私の持ち味だと思っていますので、渾身の一作を楽しんでいただければ幸いです。

  • 元々ヒトだったものとの戦い。
    恐怖感が二重に増して、緊張感が生まれているのが好印象でした!
    そして、その状況下で行動出来るティータの心の力。
    転から結までがとても良かったと思います。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    本作では起承転結がわかりやすくなるように、各シーンを執筆しています。物語全体を通して起承転結、章ごとに起承転結、シーンごとに起承転結と何だかプログラミングを思い出す書き方をしています。

    ラストがどうなるのか、から逆算しているので物語を考える折、一番最後に苦労するのが各シーンの冒頭だったりします。転から結が好調なのは、最初に都合の良い展開を考えているからでしょう。

    全く別の書き方にも挑戦しています。また別の機会にご披露できれば光栄です。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    丁寧に魔法弾の説明まで入り、魔法力のくだりのところで、あれ? という
    疑問が頭に浮かびました。
    主人公がそこにも疑問を持っていると感じたのですけど、
    後々でそこが回収されるのか気になりました。

    作者からの返信

    改めてご感想ありがとうございます。

    疑問や気づいたことがありましたら、是非ご質問ください。
    作者が見落としている可能性も多分にあります。見落としでしたら、主人公キャラクターが疑問を持つことはありませんし、伏線として回収されることもありません。(ひたすらに申し訳ないことです。)

    具体的に指定していただければ即時、調べる所存です。

    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 最弱の魔法(3)への応援コメント

    二話に続き、とても読みやすいです!
    台詞も三行から五行あるところがすらすらと読めました。
    魔法士の重要性が強調される場面で、ここからいよいよ
    お話が動き始めるな、とワクワクしています!

    作者からの返信

    丁寧な感想、ありがとうございます。

    私なりに読みやすくなるよう改稿しつづけた作品ですので、ご評価いただくことができて労が報われます。

    工夫としては、5話から本作の見どころである戦闘シーンが始まるのですが、読者がそこに至るまで、できる限りスムーズに読み進められるようにしました。設定関連の説明を戦闘の前後2箇所に分割したのです。戦闘が終わると本格的な設定とテーマの情報が押し寄せるような構成です。

    戦闘後のくだりが面倒だなと感じなければ幸いです。(できれば心配することがないぐらい自信を持てるような物語を描きたいと思っています。)

  • 最弱の魔法(2)への応援コメント

    一話よりも読みやすくなっている印象を受けました!
    状況の描写が特に印象的で、すっきりとクリアに場面が
    頭に浮かんできます。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    たぶん1話に主人公の夢(妄想)を加筆したのが理由で少しまだるっこしい印象があるのだと思います。その点、2話以降はある意味王道のストーリー展開ですので、作品の独自性云々関係なくエンターテイメントを楽しめます。

    それでは1話の加筆が蛇足だったのではないか、と思われるでしょうが……実のところ私自身よくわからない状態です。まあ、これはもう力量の限界かな、とあきらめの境地です。

    本作はエンターテイメントを追求した小説ですので、面白さや読みやすさが最優先です。是非、最後までお楽しみいただければ光栄です。

    編集済
  • 最弱の魔法(1)への応援コメント

    もう一度きちんと最初から読ませて頂きます。
    導入後から真ん中辺りまでの夢が何処まで現実に追いつくのか?
    そこを目指しているのか? という期待感が湧きました。

    ある程度導入のところで筋道を説明されているので、
    入りやすく、読みやすいと感じました。

    そして、主人公の苗字が何故日本人風なのか?
    そこに大いに興味があります!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    導入後から真ん中辺りとは1話のことだと思います。おっしゃる通り、本作の物語で描かれる(魔法)技術の進歩を抽象的なイメージに変えたものです。夢というか……主人公の頭に浮かんだ妄想です。……ん? 白昼夢みたいなものですから、やはり夢ですね。混乱させる回答ですみません。

    実は導入部分の妄想については、後から追加しました。カクヨム投稿後に感想をいただいて加筆した部分です。改稿前は、いまいち冒頭でSF的な感じが薄く、普通のファンタジーのような切り口だったのです。そういった意味で、WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」は、読者様のご意見をもとに改稿しながら完成した作品です。

    今後も執筆しながら作品とともに作者まで成長していけるような活動を目指します。応援よろしくお願いいたします。

    それから苗字については、物語の中枢から少し外れた伏線で、最後まで読むと明らかになります。他にも謎が階層状になっていて、早めに解決するものもあれば、苗字のように最後でわかるものもあります。

    一応、計算して書いたつもりですが、暴走気味のところもあるかもしれません。まだ修行中ということで、未熟な点は自己鍛錬で解決する所存です。


  • 編集済

    最弱の魔法(1)への応援コメント

    おはようございます。

    「コンピューターやプログラミング……ううっ、文系人間の私でも、理解できるんかしら」と恐々と覗かせて頂きました。

    結果……

    堅苦しさのない読みやすい文章♡ これからゆっくりと楽しませて頂きますね。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    本作はわかりやすさをモットーに執筆しています。

    もともと、私自身が関係者しかわからない専門用語を好きでないため、誰でも読みやすく(わかりにくいところは誰でもわかりづらく)なっています。

    ベースボールがその昔、正岡子規先生によって用語がわかりやすく和訳され、日本の国民的スポーツ「野球」になったように……いや、それはあまりに恐れ多い例えですが、コンピューターも、どなたかがわかりやすく和訳してくれればいいなぁと思っています。

    私では役不足なので、他力本願です。とりあえずコンピューター関連をエンターテイメント小説にしてみましたので、楽しく読んでくだされば幸いです。

    編集済
  • 特任魔法研究生(2)への応援コメント

    少しだけモヤっとした部分が解消しました(笑)

    ネタとして発展しそうな要素が散りばめられているように感じました。

    主人公が成果をあげた時、
    間違いなく問題が起こりそうで……。

    作者からの返信

    読み進めてくださりありがとうございます。

    違和感が少しでも解消されて良かったです。
    設定に関わる話が続きますが、本作の世界観が見えてくるシーンでもあります。

    この先、主人公の周りで起こる人間ドラマが見どころのひとつです。

    主人公に何かしら共感する部分を見つけていただけたら幸いです。

  • 主人公? は火力だった……。
    能ある鷹は爪隠す? ……違和感。

    色々とモヤっとしますが、
    気になる展開でした。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    まさしく「火力」です。最弱な魔法を強化して撃ち出します。本作のテーマはハードウェアである魔法弾をいかに強化していくか、それをソフトウェアの概念で実現することにあります。

    能ある鷹は爪を隠す、というのは主人公の心情のことだと思います。主人公アキムは、謙虚とはほど遠く、また冷静沈着なキャラクターでもないため、周囲の心情をうかがっているわけではありません。頑固な教官は自分以外を認めないタイプなので、問題児が何を言っても実証を見せなければ信用しないという物語の背景を描いています。差別意識の強さは言動にも表れています。

    気になる展開というお言葉、ありがとうございます。モヤッとするのは全体を通した作風かもしれません。章が進めば、主人公にも共感できる点がたくさんでてくると思います。よろしければ、以降のストーリーもお目通しいただければ幸いです。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

     丁度良い区切りなので、ここまで。
     展望が、きちんと期待になっているように思いました。
     他の方の感想の通り、でした。

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございます。小説の印象にブレがなく、作者の意図通りに読者様へ伝わっているというのは嬉しいものです。次のエピソードから戦闘シーンに入ります。戦闘が本作の描写の肝であるため、お時間のあるときにご一読いただければ幸いです。

  • 最弱の魔法(1)への応援コメント

    魔法が存在する世界観を考える上で、魔法の立ち位置だとか、成り立ちって難しいですよね。便利すぎても、他の要素を殺してしまいかねませんし。
    ということで、魔法を勉強しに来ました!ゆっくりですが、最後まで読ませていただきます!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    本作「ソフトウェア魔法VS.影の王」に出てくる魔法は、かなり風変わりなものだと思います。

    というのも、元々「魔法」を題材にする予定はなく、IT技術のプログラミングとソフトウェア関連を小説化できないかと考え、その結果生まれたものだからです。(SFジャンルです。)

    ロボットを使ってプログラミングを解説しても面白くありません。人間の集団で説明しようとして、人間の身体から発せられるエネルギーを使おうと決めたのが出発点です。超能力……は複雑なので、中世ファンタジーを舞台とした「魔法のようなもの」を採用しました。

    私自身、ロードス島戦記世代・ドラクエ世代なので魔法は大好きなのですが、たぶん自分が書いているものは本来の魔法から外れています。ゲームやラノベで発展してきた魔法の面白さというものは素晴らしいもので、いずれは「これぞ魔法」というものを描きたいと思っています。

    本作はちょっと異質な内容ということもあって、勉強の対象など恐れ多いことです。非常にありがたく受け取りつつも期待ハズレにならないことを願っております。もし、つまらなかった時は容赦なく書き込んでくだされば助かります。(ご意見をもとに方向を変えていくタイプです。)

    とりあえずですが、今まで誰も見たことのない「世界観と魔法」であることだけは自信を持っています。科学考証が多く、ストーリーはSF色が極めて強いです。面倒な説明もありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

    どうか、本作 WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」をよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    特任魔法研究生(5)への応援コメント

    自主企画(頭脳戦・心理戦)より
    企画の参加、ありがとうございます。

    時間の都合上全て読めないため、一章……だけだと作者さんが書きたかったことであろう部分まで読めなかったので、二章飛ばして三章を主に読みました。飛ばしてすみません。

    実は私、SE(現在も)バリバリで、興味惹かれる内容でした。
    プログラムと魔法をどう組み合わせるのか、上手く想像できませんでした。
    考え方と取り入れるという発想は面白いですね。

    わたしが魔法を説明するなら、まず間違いなく物理学を利用するので、その発想に驚きました。

    設定、世界をしっかり作り上げて書こうとされていることもすごく伝わってきてよかったです。

    ひとつの発想(作者さんからすればひとつではないかもしれませんが)から世界を広げられるセンスにびっくりです。

    作者からの返信

    お忙しいところ、拙作をお読みくださりありがとうございます。

    第3話というか、「Ver1.3 特任魔法研究生」の部分が本作の設定を説明する部分だったので、独自性や特徴といったものを味わうには丁度良かったのだと思います。

    さて、独創的な魔法の設定だとよく言われるのですが、正直に申し上げると魔法自体が後付けなのです。ネタが割れれば「そんなことか」と思われるかもしれません。

    本作のテーマは(ソフトウェア)プログラミングをイメージで解説するというものです。プログラミングでパワーアップする媒体を探すところが原点でした。

    機械の類がプログラミングで動くのはひねりが無さすぎます。現実と全く同じだからです。執筆に至るまで、人間のようなアナログな存在を媒体にできないかと考えていました。

    人間そのものを強化することも考えたのですが、人間の場合、1以下の状態が発生した場合、人間2.5人分というような非常にグロテスクな状態が発生します。2人に加えて上半身半分みたいなものです。人体が2割減ったら、失血死するのでゼロと同じです。人間そのものを扱うのはやめました。

    人間が生み出すエネルギーを対象にできないかな、と方向をぼんやり定め、魔法か超能力といったものが候補になりました。

    超能力は読者が把握しづらい、魔法の方が良いだろう。……という経緯で「魔法」を使うことにしたのです。

    順序が逆だったために、従来になかった魔法が誕生したというわけです。私は魔法にこだわりがあるわけではないので、続編は魔法が意味を持たなくなってきます。描きたいのは、心理戦や駆け引きです。

    そういった意味でこのたび、企画(頭脳戦・心理戦)に参加させていただけたのは非常に有意義なことでした。本作では後半部に駆け引きが集中します。未だ力不足な点が随所にありますが、今後とも拙作をよろしくお願いいたします。

    編集済
  • 終章......未来へへの応援コメント

    読了しました!
    とても面白かったです。ありがとうございました(^^

    最後の最後まで……ラストにくすりと笑わせられつつ、自分も実は似たようなモノを書いたりしてるので親しみを感じました。
    も一回やり直し(ループ)したら、大円団行けますかね……?

    とにかく発想が面白かったんですが、個々の人間らしさ(嫌な面、格好いい面あわせて)がよく描かれていたと思います。
    結局、デスティンもエキストも嫌いになることはできなかったなぁ。

    少し余韻に浸ってから、外伝の方を読ませていただきます(^^

    作者からの返信

    たくさんのご感想、コメント、本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

    登場人物に関しては善悪というものが存在しないようにしています。主人公アキムの1人称という物語。嫌なことをしてくる人間は悪役に映ります。けれど、実際に悪党ではありません。

    世の中に悪い人間などいない、などとは全く考えていません。作者としてはむしろ、ひねくれて見る側のネガティブ人間だったりします。

    ただし、本作の世界観においては善悪ではなく、個々の主義主張や立場、考え方の違いによって「すれ違い」が生じるようにしました。その中には、どうしようもなく自分勝手な人間もいますし、一方で自己犠牲をいとわない人間もいます。

    エキストは先制攻撃を計画するも失敗する人間として描きました。デスティンもまた野心に呑み込まれて一度は失敗してしまいます。その点は人間の了見の広さ狭さや、他人の意見を「聞く」力の有無が成功する人間のバロメーターではないかという意図があって執筆しました。

    主人公アキムは「影の王」との決戦を勝つべくして勝ったのです。
    (何だか偉そうな表現になってしまいました。失礼いたしました。)


    ところが、これらの話はあくまで理想論であり、現実とは乖離した内容です。

    故に舞台は特殊なものになったのです。この世界でアキムたちの神という存在は、現実の神様とは違います。造られた空間だからこそ、真面目なアキムが成功した。現実ではどうでしょう……。という締め方です。

    最後の台詞数行は、この問いに対する答えです。(実は執筆公開後、しばらくしてから追加したものです。)あくまで前向きなエンディングですが、決して大団円とは言えません。大団円は本作から離れた場所で行き着くだろうものだろうと信じています。

    そんな重量だけはある作品です。何かと王道からずれた本作ですが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

  • 熱い展開ですね……!
    涙腺弱いので、涙なしには読めません。
    影の王の正体はびっくりなるほどでしたが、投獄が伏線になっていたとは……(そういう訳ではない?
    いずれにしても、どこまでも科学的。いろんな意味で感動です。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    投擲~作戦に関しては、伏線として執筆させていただきました。この場合、伏線という定義が正しいかどうかはわかりませんが、過去の投獄という経験を糧に最後の一押しをするというシーンです。

    あまり綺麗でなく、むしろ汚かったり臭かったりするのですが、物語の底で描写された内容が翻って、大きな切り札になるというカタルシスを演出いたしました。

    作者自身の人生観なのかもしれませんが、どんなに汚くつらいことがあっても、いつの日か役に立つことがあるかもよ。というメッセージです。

    対象が汚いほど効果的でひっくり返ったときの感動が増すのではないかという狙いがありました。(狙い……というよりはむしろ直感みたいなものかもしれません。)

    その辺りの想いと科学的考証を合致させるのが一番苦労したところです。感想をくださったことには苦労が報われる思いです。改めてありがとうございました。

  • 新・聖弓魔法奏団(5)への応援コメント

    またも水面下の複雑な人間模様を垣間見てしまってショックが大きいですが、少し安心もしました。
    過ぎてしまったことはもうどうしようもないですが、この先本当の意味で共闘して、決戦を勝利に導ければ……。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。戦いの準備段階を終え、いよいよ最終?決戦に臨むというシチュエーションです。(最終かどうかはお楽しみです。)

    アキム周辺の事件の真相ですが、本作ではここまで書かれたことが全てです。(執筆時に追加要素の構想はありませんでした。)

    小説を公開してから、ちょっと犯人の心理がわからない、というお言葉をいただき、また没案になっていたネタもあったものですから、外伝「×アキムの○魔法士たちの木造船」にて詳しく書こうと思い立ちました。現在、執筆中でして、丁度事件もろもろに関わる大事なところの手前まで更新しています。(1998年10月26日現在)

    本作自体も終わり方に様々なご意見をいただいたことから、後日談という扱いになっています。IT技術などはほとんど登場しない、物語重視のシリアスミステリーです。作者の趣味でほのぼのとした後日談にはなりません。(ラストは秘密です。)

    よろしければお暇なときにでもご覧いただければ光栄です。

  • 新・聖弓魔法奏団(2)への応援コメント

    なるほど、プログラミングについては良く知らない私ですが、新しい魔法士たちのやり方についてはよく分かりました(^^
    中継役が大変そうですが、全体的に魔力(魔法弾)の互換性が増した、という感じなのでしょうか。柔軟性、大切ですもんね。
    決戦の日がじわじわと迫ってきている……。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    聖弓魔法奏団の仕組みについては、互換性・柔軟性……そういったニュアンスです。

    「オブジェクト指向」という(プログラミングの)複雑なテーマを、魔法士(人間)の集団に喩えて表現したのですが、単純明快な内容とは程遠い描写になってしまい、反省しています。

    楽しく読んでいただけましたら幸いです。


    執筆直後、世界一わかりやすいオブジェクト指向の入門編が書けた! と息巻いていましたが、反応が乏しいことから、錯覚だったと痛感しています。興味のない方にもイメージが沸くような表現にしたことは多少なりとも価値があったかもしれません。拙作にお付き合いくださった読者様には感謝するばかりです。

    編集済
  • 仇敵の弱点(1)への応援コメント

    だんだんと気持ち入りすぎて冷静に読めなくなってきました。イッキ読みしちゃってるので、コメ投下多めで煩いかもしれません(^^
    完膚なきまで叩きのめされた後に、再起を決して道を探るのは容易ではないと思います。あの凄惨な戦いを経て、アキムたちもそうでしょうけど読み手である私にとっても、影の王は許し難い仇となりました。
    関わる人々の思惑は様々でも、アキムの不屈な姿勢が若い子たちを勇気づけているのだろうなぁと思います。
    作戦の成功を祈りつつ……!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。拙作を楽しんでくださり、感激です。たくさんのコメントは嬉しい限りです。尋ねたいことなどあれば、いつでもご連絡ください。

    この辺りのストーリーは、音楽に喩えるならサビ前というところでしょうか。クライマックスへの序章として、数多くの設定や伏線が集約し始めています。

    主人公アキムは、物語の冒頭では最年少の身分で、周りから教わることばかりでした。今後は魔法研究所の主任研究士として、逆に「教える」側へ立場が変わります。人間関係が主に年上や目上の人間対象だったのが、今度は年下の人間も数多く加わるのです。

    人間ドラマの形態が変化するというのも本作の見どころのひとつです。

    余談ですが、加速度を増すストーリー。作者としてはもっと早くから面白く出来なかったかと反省しています。やはり冒頭からスリル満点であることがベストだろう、と思っています。その辺りは今後挑戦していくつもりです。(途中まで読めば面白くなってくる……のではダメだ、という話をよく聞きます。……かと言って他の作品に倣うだけでは特徴が薄れてしまいます。自分オリジナルの物語の形態を維持しつつスタートダッシュするような黄金比を模索しなければならないと思います。)

    試行錯誤しながら研鑽する所存です。

  • 勝敗の行方(3)への応援コメント

    ついつい泣きそうになってしまいました。ティータも頑張ったのに……辛すぎです。
    レッドベース先輩は私がショック大きい。不器用な後輩は、最後まで不器用なまま命を張ってくれたんですね。
    私怨か策謀か判りませんが、こんな大事な戦いに余計な細工をしていたずらに犠牲を増やした誰かは許せません。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    勝敗の行方というタイトルですが、ネタバレを防ぐための名称で、実際には敗戦後のエピソードです。多くの者が命を落とし、キャラクター達も各々が別々のかたちで傷を負います。

    健気にも立ち上がる彼らですが、主人公アキムにおいては大きな分岐点となります。後輩リューゾの死によって、自分を犠牲にして公(おおやけ)の目的を果たす、滅私奉公の精神に目覚めるのです。私人から公人への変化です。

    物語もここからストイックに脅威と戦う準備を整える内容へと変化します。ちょっと王道のライトノベルとは違うかもしれませんが、シリアスな展開を楽しんでいただければ幸いです。

    編集済
  • 敵の正体が分からないというのは、こういう誤算を生じるという……。
    属性による失敗なのか、方法が間違っていたのか、何にしても容赦ない反撃と容赦ない描写が恐ろしい。
    個々ではなく隊による戦力、というのも、乱戦になると不利に働くのですね。加えて恐怖と絶望感。
    アレが討ち果たさねばならない敵、という事実が底知れなく思えます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    国内では最も?有名な関ヶ原の合戦がわずか1時間で終わった例など、過去の戦史を見ても崩壊した軍勢は一瞬で敗走してしまうそうです。なんともつまらない、という個人的印象です。(自分勝手でスミマセン。)

    私はなんとも納得がゆかず、多人数の軍勢が敗戦するという様を本作にて自分なりに表現してみました。集団を維持するのが規律(ルール)なら、ルールが根底から覆されたらバラバラにもなるだろうな……などと考えました。

    一方で敵は1体なので、強くしぶといです。人間側はこの後、被我戦力差を「柔軟性があり、融通が利く」集団作りによって解決しようとします。

    実はこの点が、ソフトウェア製作の現場においてバグに対して効率的に開発を進めることと類似しています。本作執筆のきっかけであり、設定の原点とも言えます。(そういった意味で対立構造をソフトウェア開発に喩えれば、影の王=開発時に発生するトラブルやバグ、とも言えます。)

    そして誕生したのが本作です……。(おおげさです。)

  • 隊列を組んでの総攻撃、お見事です!
    得体の知れない大ボスということで某ゲームのラヴォスを思い浮かべながら読んでましたが、なにやらヤマタノオロチか九尾の狐みたいな生物系災害の様相を呈してきましたね……。
    これで終わりではないでしょうし、やはり正体は気になるところです。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    影の王については、世の中のわけのわからない悪いモノの集合体としてデカイ&強い&黒いラスボスを用意しました。生物系災害というイメージはぴったりだと思います。

    ちなみに球体をしているのですが、個人的なこだわりとして、「空中に浮かんでいる=重力の影響を受けないので上下の違いがない」というイメージを持っています。

    流線型や縦長、脚といった物体は地球の重力に対する何かしらの反応であり、浮かんでいるのに地球上の生物に近い形態をしていたらおかしいだろう、などと考えています。

    ちょっと脱線してしまいますが、火星人=タコ型(古い?)というのは、重力の小さい火星で地面にへばりつくには利にかなっている、などと変わった印象を持っていたりします。

    物語のボスとして、球体のみというのはあまりに面白みがないため、強いドラゴンの首が伸びてきたという顛末です。

    想像を絶するキャラクターを創造するのは、難しいですが楽しい作業です。(画力はないので小説でがんばります。)

  • 決戦への道のり(4)への応援コメント

    地道に練度を練りあげていったからこその、先制攻撃、というわけですね。
    個々に才能の差はあれど、グループの総力こそ威力の鍵というのがまさに戦記モノという感じです。
    砲台役のプレッシャーは大きいでしょうけど……。

    アキムも色々ありましたけど、まとめ上げる立場になりましたね。
    実力が正当に評価されたのであれば嬉しいことです(^^

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    おっしゃる通り、戦記物として本作の見せ場が開幕します。
    自分たちの実力を確信したからこその先制攻撃。魔法研究所にとっては、全力を挙げた初の大規模行軍となります。

    そして主人公アキムの内面にも変化が現れます。自分とその周囲……大切な人だけに向けられていた責任感が大勢の仲間へと広がっていくのです。精神的に大人として成熟していきます。

    結果は……如何に……。楽しんでいただければ光栄です。

  • 決戦への道のり(2)への応援コメント

    手軽で便利な分、融通が効かなくて不測の事態に対応しにくい……て感じでしょうか。
    やっぱりアキムの感性は面白いですね。
    レッドベース先輩との関係が以前のとおりでちょっと安心した一コマでした。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。この場面で描いた内容は、おっしゃる通りです。

    IT技術(プログラミング)の話になりますが、C言語というプログラミング言語は「ポインタ」というハードウェアに直接シンプルにアクセスできる便利な機能を持っています。制約もありません。

    その反面、ポインタを多用したプログラムで開発したシステムは、とんでもない暴走を引き起こす危険性を秘めています。(←少しおおげさです。)

    実際には、テスト中にOSが突然再起動したり、アプリケーション自体が異常終了する程度ですが、不具合箇所を見つけにくいなどの理由もあって非常に面倒な問題をもたらします。

    おかげで、それ以降に誕生したプログラミング言語は、「いかにポインタを使わないようにするか」がひとつのテーマになりました。ポインタ(C言語系)を用いる場合の開発でも、いかにエラーを柔軟に受けとめるかがメイン設計者の悩みの種となったのです。

    そんなプログラミングの歴史が垣間見えるアキムとレッドベースの会話です。

    物語内においても重要な会話です。聖弓魔法兵団と影の王との戦いで融通の利かない点が何を引き起こすのか……アキムの懸念は……。見どころのひとつです。


  • 編集済

    少年老い易く(5)への応援コメント

    年月の経過とともに、人間関係もいろいろ変化しているようですね。ティータは変わらず優しくて、どんな時でもアキムに寄り添ってくれてて、やっぱり可愛いです(^^
    牢での扱いが随分と人道にもとる様子だったのですが、陰で何かあるのでしょうね。出る杭は打たれる、みたいなものなのか、個人的な恨みの一種なのか、気になるところです……。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。ティータは主人公アキムにとって同郷の友人であり幼なじみであり、想い人でもあります。ライトノベルでは鬱展開は好まれないとわきまえているのですが、ヒロインの前で屈辱的な姿をさらす主人公を描いてしまいました。山あり谷ありのストーリーで谷の部分です。

    主人公の投獄というシーンは出る杭は打たれる、という典型的なパターンでしょうか。一方で出すぎた杭は打たれない、また、出ない杭は腐るという名言もあります。ここではタイミングとして最も悪い状況だったと言うほかありません。

    余談ですが、魔法研究所は作者の視点で描いた日本企業(社会)の縮図です。ちょっと偏っているのはご愛嬌でお願いいたします。

  • ささやかな黄金時代(5)への応援コメント

    アキムの着眼点は良いけれど、きちんと理論に基づいた手順を取らないと実現できない、て感じでしょうか(^^
    二人の会話に「兄妹意識なのっ?」てつい突っ込んでしまいましたが、アキムが鈍いだけ……なのかな? 相思相愛?
    ティータ可愛いですねー。なんか癒されます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    ヒロインの描写で良かったと言われるのは初めてです。なんだか、嬉しいような恥ずかしいような……。改めてありがとうございます。

    実験の失敗については、本作のテーマに深く関わっています。ハードウェアとソフトウェアの線引きを超えられないという、ソフトウェア最大の問題を「主人公の失敗」という形で表現しました。実際にソフトウェアプログラムは、「ハードウェアの仕様」をプログラマーが勉強して、それに沿っていく方法で製作していきます。専門性の高い話ですので、物語内では後に生かせる失敗という形で執筆しています。基本であり原則でもあるのですが、最初は知らなくても良い技術的知識というものです。(注釈に書いてある通り、興味のない方にとっては全く深読みする必要はありません。)

    アキムとティータのささやかな恋愛模様は、お互い幼なじみで昔から知った仲なのでマウントの取り合いという会話です。アキムは鈍い主人公ですが、ティータも意地っ張りで自分の感情を簡単に恋愛と認められない面倒な性格です。十代というかロウティーン(中学生ぐらい?)に見られる光景かな、と勝手に思っております。

    編集済
  • 特任魔法研究生(5)への応援コメント

    なるほど、雰囲気だけで理解してる感じはありますが、ソフトウェア魔法ってそういう道具(ハードウェア)を媒体に練り上げて発動させるっていう、割と科学的な側面が強い魔法なんですね。(この表現が合っているのか自信ないですが)
    決戦に向けて、ハードもソフトもさらに有用性と威力を高めていかなくては、そんな感じの気概を感じます。

    作者からの返信

    丁寧なご感想、重ねて感謝いたします。ありがとうございます。

    複雑な言葉が出てくる内容ですが、いっそのことハードウェアやソフトウェアといった小難しい部分は無視してくださっても構いません。

    作者の立場から申し上げますと、設定を細かくして、IT技術をできる限りリアルに比喩できるよう腐心した結果、読者にとって面倒くさい描写が増えてしまいました。深く考えなくてもストーリーは楽しめると思います。

    作風や個性と言えば聞こえは良いですが、非常にとがっている部分なので、もし不満を感じる方がいらっしゃったら謝るばかりです。(話が脱線してしまい申し訳ございません。)

    ハードウェアを媒体に練り上げるという表現はその通りです。科学的な側面が強いとおっしゃってくださり、光栄です。実はその部分が本作のテーマであり、設定の肝です。今後、有用性と威力を高めるために主人公たちが奮闘するという物語です。

  • まるでゾンビの群れと戦っているかのようですね。
    炎が有効なところとか、迫り来る動きの様子とか、アンデッドぽくて怖い……。
    彼女の思い切りの良さと主人公の機転が印象的です。こういう場面で咄嗟に動けるのは素直に格好いいですね(^^

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。4~6話が最初の戦闘シーンに当たります。戦闘場面の描写が本作の肝で、スリリングな展開を面白く感じていただけるようにアイディアを詰め込みました。

    「影の子」と呼ばれる存在……主人公の敵で、ラスボスの手先については、おっしゃる通りゾンビとかアンデッドとかいったモンスターがモデルです。動きは遅いが数は多い。序盤の敵としてはベタですが、打ってつけです。

    主人公側の攻撃手段……火属性の魔法弾は夜間戦闘ということで明かりの代わりも果たします。言い換えれば舞台の彩りでしょうか……。敵に有効である理由は次第に判明していきます。

    物語が進むと段階を踏んで、戦闘の規模が巨大化していきます。前回の描写が次に生きるように、小さな描写を大きな描写で囲い込むような構造になっています。

    ……と、複雑なようで実際は普通のアクションです。気軽に楽しんでいただければ幸いです。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    こんにちは、ハトリです。
    エントリーして頂いたのは外伝の方でしたが、こちらからまず読ませていただこうと思います(^^
    SFとファンタジーの融合みたいな世界観でしょうか……。外伝の方でちらりと垣間見てしまった人間模様についても、この物語でどうなっていくのか楽しみに読もうと思います。

    作者からの返信

     両方の作品に目を通してくださり、ありがとうございます。世界の危機に対して人間がどのように行動するか、という物語を双方一貫して綴っています。

     後日談の方をここでお話しすると本作のネタバレになってしまうため自粛いたしますが、現実にも存在する脅威に通じるような巨大な敵、得体の知れない恐怖と対峙する緊張感あふれるシーンが見どころです。

     SF&ファンタジーという世界観はおっしゃるとおりです。SF部分がテーマに関わる重要な設定であるのに対し、ファンタジーに関しては作者の都合です。現代や未来といった環境だと、強力な兵器が出てくるのでその辺りとの関係を省略する、というありふれた理由です。

     私が現状で描くことのできる渾身の一作であることは間違いございません。最後まで楽しんでいただければ光栄です。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    含みをもたせながらもとても清々しいエンディングだと思います。実はわたしはゲーム等一切やらない(できない)人間なんです。子供たちは慣れ親しんでるんですけれども・・・けれどもこのエンディングは、「大銀河」の中の「小銀河」というイメージにも通じるようにわたしは解釈しました。人間の存在の大きさや卑小さにも通じるような。とても深い、それでいてエンターテイメントとして成立している物語でした。間違いなく大作です! 素晴らしい作品をありがとうございました! (^^)

    作者からの返信

     感想ありがとうございます。

     エンディングに関しては、人間と神の関係を別のものを用いて比喩しました。想像力を駆使しても人間と神の距離を表現することはできない。それならば、「知恵」の可能性を示すのに、登場人物の立ち位置を通常より下げる必要があったのです。

     日本語における「謙譲語」の考え方と一緒です。相手への敬意を示すため、自分の立場を下げるというのは、母国語独自の発想だと思います。そういった意味で、「大銀河」を表現するのに「小銀河」を用いるというイメージは本作の最後にぴたり当てはまると思います。

     小さなデータが人間に近づくとき、それは人間が自分たちより上の存在を認識する際のヒントになるのではないか、何とも大それたラストシーンを描いたものです。

     その上位の存在を表現するシーンですが、真っ暗な場所を選んでいます。特に暗いことに修辞的な意味合いはなく、単純に夜間?のゲーム開発現場をリアルな記憶から描きました。なぜ暗いかと言うと、ひとつは節電(徹夜の際には結構言われます)、もうひとつは床に寝ている人がいるためです。(←忙しいときは机の下に顔を埋めるように多人数が横たわっている光景が見られます。)この辺り、もう少し具体的に書いても良いのですが、蛇足になりそうで悩みどころです。

     この作品はゲームという概念を使用していますが、私がそちらの分野出身というだけで、他のクリエイティブな分野でも全く変わらないでしょう。大分変わった性格の方が多いという点では、ゲーム業界が一番かもしれません。……ん? おっと誰かが来たようです。業界の裏話はここまでにいたします。

     長くなってしまいましたが、最後までお読みくださり本当にありがとうございました。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    ここまで読みましたが、ファンタジー要素がありつつも所々に見受けられるリフォームなどと言った英単語が違和感なく胸にストンと落ちて納得できてしまいます。

    石畳を歩くように堅実な一文一文が、ちょっと疲れを忘れさせてここまで一気に読んでしまいました。確かな文章力に裏付けられた、良い文章だなあと感嘆します。

    ソフトウェア魔法というのは恐らく次の章あたりで出てくるのかなと思いますけれど、私はその登場が遅れているとは思いませんでした。

    純粋に楽しめたのはファンタジー好きという趣向持ちのせいもあるかとは思いますが、小説の醍醐味を存分に感じられる良い文章が足元をガッチリと固めているからでしょう。卓越した技術を感じます。

    キャラクターの魅力よりも、まずは説明から入っていますね。幼馴染の女の子をいかにもヒロイン然として持ち上げていない自制心には感服です。

    私であれば、もっと女の子らしい魅力を書いてしまいそうですが、今のこの段階では蛇足になってしまうでしょうし、このあたりの切り捨てもお見事というほかありません。

    ソフトウェア魔法については、タイトルにあるのだからもっと序盤に明確に出した方が良いという他者の指摘点も「確かにな」とも思います。

    ただし、あえて引っ張っていることで「いつ出る?」という期待感が次のページをめくらせる原動力にもなっているので、なんとも難しいところなのでしょう。

    私はこのくらいの引き方は好きです。ソフトウェア魔法というものに頼らなくても、確かな実力に引き込まれていく感じがして心地良いものがありました。

    描写も美しい。簡素で綺麗です。飾り立てをせずとも人の心はここまで引けるものなのだなと感心してしまいました。

    一気読みができない体質ですので、また日を開けて「影の子遭遇戦」を読ませて頂きます。ありがとうございました。

    作者からの返信

    丁寧な感想ありがとうございます。自分の書いた作品に熱いメッセージをいただくことがどれほど嬉しいことか、自身の感情ながら再認識いたしました。無価値に思えたこともある創作や執筆に意味を見出したというか、ひたすらにエネルギーを享受するばかりです。改めて感謝申し上げます。

    ソフトウェア魔法の情報に関しては、第1話の冒頭、主人公アキムの妄想の箇所にて、コンピューターらしきものを登場させることで匂わせるよう5月下旬に加筆しました。以前より多少は本作冒頭部分から独自性が見えるようになっているだろうと思います。

    ソフトウェア魔法について具体的な情報を前倒しするなど、より抜本的な設定情報の(位置)入れ替えも考慮しましたが、最初の戦闘シーン(5話~)へ入る前に情報の洪水が起こる懸念から、現状でぎりぎりのバランスとなっています。

    それから、ヒロインについてですね……。実は単純に作者(私)の技量が不足しているだけで、特に控えめにしているわけではありません。女の子らしい魅力も書けてないだけです。1人称で幼なじみだから家族とか友人みたいな感覚……などと申し上げても、やはり都合の良い言い訳です。今後、ボーイミーツガール形式の小説を執筆する時までには充分な表現を用意しておこうと思います。(ヒロインがテーマだったら、本作の描写では薄すぎてアウトだと思います。)

    まだ勉強中の作者ですが、皆様のアドバイスを元に前進しております。今後も貴重なご意見をくださればこれ以上の喜びはありません。是非、よろしくお願いいたします。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    作者様の意図とはずれているかもしれませんが、私がこの作品で一番好き、かつ凄いと思った設定は「影の王」についてです。
    発見された経緯から、その攻略法、姿形まで圧倒的な存在感でした。完璧です!
    一方で、もう少しキャラクターを掘り下げて欲しかったな、という気持ちも少々残りました。(あくまで個人的な好みですのでご容赦を)
    しかし、ファンタジーこそ地に足の着いた世界観が必要だという私の好みに見事に応えてくれた作品であったことは間違いありません。次回作にも期待しています!

    作者からの返信

     最後までお読みくださりありがとうございました。(先ほど、気づきましたがレビューまで頂戴いたしました。本当にありがとうございます。)

     本作で「影の王」というのは、何というか現実でいう「敵」とか「嫌なもの」のメタファー(暗喩)として設定しています。したがって、デカく強くしぶとい属性を身につけています。命を賭けた一撃をぶつけても、「まだまだ……」と起き上がってくるタイプです。最後、主人公側は脳みそも筋肉もフル活動してやっとこさラストシーンにたどりつくわけです。そんな冒頭から最後まで一貫して登場するラスボス?なので、評価を頂きうれしい限りです。

     タイトルにも載っている影の王とソフトウェア魔法、そして主人公にスポットライトが当たりますが、その一方で脇を固めるキャラクターはドライに扱っています。

     実は以前から、この点にはご意見をいただいており、「物語が叙事的」とさえ言われたことがあるのも、キャラクターに対する掘り下げが足りなかったのだと最近、理解するようになりました。

     以前は「群像劇」にしてしまうとテーマや持ち味が薄れるという理由で、後日談「×アキムの○魔法士たちの木造船」にてキャラクターの部分を埋めようと考えていましたが、イマイチ後日談も筆が乗らず悩むことばかりでした。

     改めてこのたび気づいたのは、描写が足りないのではなく、掘り下げが足りないということです。(以前は描写が足りないと言われ、愚直にも分量の問題だと曲解していました。)簡単な描写で構わず、決してキャラクターの性格をテーマにしたエピソードを追加することではないと思い至りました。

     後日談の方で試しつつ、こちら(本作)でもキャラクターの描写について少し工夫してみようと思います。人間を描くことが長編小説普遍のテーマとも聞きますし、ユーモアを絡めることのできる絶好の機会ではないかなと思います。改めて考察する機会を与えてくださったこと、重ねて感謝申し上げる次第です。

     今後ともよろしくお願いいたします。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    一気に読ませて頂きました。
    そうか~メタフィクションか~とは思いましたが、終わりについては不満はありません。ただ、導入部の5話くらいまでが大変飲み込むのに時間がかかりまして・・・もう少し軽妙に引きずり込まれていく方がよかったなぁとは思います。
    プログラミングに関しては、分からなくても読めるのがありがたい・・・これから勉強しようかなぁという人の入り口として良いのではないかなと感じました。
    言葉の使い方とか気になる部分はありますが、最後まで楽しく読ませて頂きました、ありがとうございました。

    執筆お疲れ様でした!

    作者からの返信

    最後までお読みくださりありがとうございます。また、丁寧なアドバイスに感謝いたします。本作は何度も改稿しておりまして、ご意見やご指摘をもとに読みやすくなるように修正してきました。例えば冒頭文などは2ヶ月ほど前に加筆したばかりです。

    最初の5話まで飲み込むのに時間がかかったというのは、内容が情報過多なのだと思います。最初の戦闘シーン(5話~7話)に必要ない情報をそれ以降に回すことで情報量を調整いたします。

    それから、言葉の使い方ですね。自覚し、修正中の問題です。まだ総執筆量が足りないのかもしれませんが、どうやら私の言葉の使いまわしはクドいようです。今まで長い時間をかけて文章が自然な言葉になるよう取り組んでいるのですが、個人で自問自答するだけでは何とも非効率的です。具体的なご指摘をいただければ、すぐにでも推敲する所存です。ご指導のほど宜しくお願いいたします。(自分でも努力を継続するつもりです。)

    私の作品はまだ修行中の部分が見られると思いますが、今後とも目を通していただければ幸いです。

    編集済
  • 仇敵の弱点(1)への応援コメント

    実はわたしは異世界やファンタジーや魔法に関する小説をあまり読まないのですけれども、この作品には不思議なリアリティを感じて読み進めさせていただいています。そして、このエピソードでそのリアルさの理由がわかったような気がします。組織、特に窮境に立ち向かう組織においては、自らが汚泥に身を晒して実務に取り組んだり、組織内で相手を尊重して敬意を払う態度が他のメンバーに動いてもらう上でとても大切です。たとえば企業再建のような・・・そういう深さが物語に説得力を持たせているのだと感じました。スピードは遅いですが楽しみに読ませていただきます

    作者からの返信

    ありがとうございます。おっしゃる通りでして、本作は(物語の裏側で)組織……とりわけ現代的日本企業をモチーフとした人間関係を描いています。現代的というのは、実力主義を取り入れつつもどこか不正の影(陰)が見え隠れする、どこか歪な社会という意味です。主人公アキムは冒頭で新入社員であり、途中で挫折し、後半でリーダーになります。グループを牽引する立場で何が大事なのか、過去の経験を糧に模索するといったストーリーです。

    この部分は読み込んでくださる読者様へ用意したものでして、気づいてくださる方へは感謝の言葉しかありません。今後もWIZARDWARE魔法戦記シリーズでは「ファンタジー」という手法で技術やら社会問題やらを表現していくつもりです。面倒な世界観と感じることもあるかもしれませんが、応援してくださればこれ以上なく光栄です。

    【追記】(ファンタジー作品じゃないか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ジャンル的には技術やテクノロジーがメインテーマのときはSFにするつもりです。物語や設定に比喩表現を多用すればファンタジーと言えますし、フィクション全てが何かしらファンタジー要素を持っているような気もします。新ジャンルなのか、This is ファンタジーなのか、自分でも判然としません。さしあたって、区分けはあまり深く考えないようにしています。)

    編集済

  • 編集済

    終章......未来へへの応援コメント

    楽しませていただきました!
    プログラミングの知識はまったくなく、正直言って理解はできていないのですが……1つの魔法運用の進歩発展というファンタジー的な視点でも十分面白かったです。戦闘シーンも迫力満点。
    終わり方についても、これはこれでありだと思います。ファンタジーとしてはびっくり仰天だけど、SFとして見るなら実にSF的な良い終わり方ですねぇ。

    他の人にもおすすめさせていただきます~

    作者からの返信

    最後までお読みくださり、ありがとうございます。
    拙作「ソフトウェア魔法VS.影の王」について申し上げますと、実はコンピューターの知識があればわかりやすいという内容ではなく、ただ難解なSFだと思っております。(もし楽しめなかったという方がいらっしゃった場合、謝るばかりです。)
    技術者の方にも決して受け入れ易い設定ではないかもしれません。奇跡的にもSEの方からニヤリとしたという感想をいただいているので、その点は作者の意図を超えた幸運です。

    技術者向きというより、むしろ本編がコンピューターの考え方を学べる教本的な役割を果たしていまして、物語でなにが起こっているのかイメージが沸いていれば、コンピューターの仕組みが自然と頭に入っていると思います。
    根拠のない自信ですが、内容に関しては嘘やハッタリを一切入れず、コンピューターとプログラミングを正確にファンタジー化したものだからです。

    最後まで楽しんでいただけたのであれば、きっと何処かで本作の記憶が役に立つのではないかと思います。私も、よりお役に立てる面白い物語を創作するため努力いたします。

  • 特任魔法研究生(3)への応援コメント

    >魔法弾の光条を複数名の魔法士が連携して放つという前代未聞の離れ技を披露した。
    ここの主人公の発想が天才すぎる……!
    「体内で魔法弾を連結させよう」からの「複数人でつなげればさらに良いんじゃね?」のアイディアがマジすごい。発明家のひらめきだわぁ

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。たいへん嬉しい感想です。このシーンでのアキムのアイディアこそソフトウェア(やプログラミング)の発想そのものです。時折、コンピューター技術の職場では「逆転の発想」や「着眼点の変更」といったものが生じています。残念なことにその多くが文書化されることなく埋もれていますが、他分野の方が役立ててくだされば、大きな財産になると思うのです。本作は、現在進行形で消えゆくアイディアを残すことをテーマにしています。(それが「ソフトウェアでものを考える」という作業です。)

  • 戦闘シーンに迫力があってドキドキします。
    これからの戦いが熾烈なものになりそうですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。本作は戦記小説がベースで、戦闘シーンが一番の見どころです。次第に規模が大きくなる中、既読の戦闘描写が新しい戦闘描写の土台となっていきます。
    全体的に説明の多い物語ではありますが、ダイナミックな戦闘で溜飲を下げていただければ幸いです。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    ラノベはあまり読まないのですが、おもしろく読ませていただきました。

    最後、ここからおもしろい展開が作れそうな終わり方ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。楽しく読んでくださり、作者としては嬉しい限りです。

    物語のラストは余韻を残す終わり方にしました。本作のテーマを現実に持ち帰って今度は読者が主人公だ、としたかったのですが、さすがにおこがましいと反省しております。

    また、作品のシリーズ化を予定しておりまして、本作は第1弾です。後日談を現在、執筆中で、それとは別に第2弾も構想中です。情報技術をファンタジーで表現するという大それた試みですが、WIZARDWAREシリーズの根幹テーマです。本作~後日談でプログラミングとソフトウェアはいったん休止し、第2弾はネットワーク技術を予定しています。

    いつ公開になるかわかりませんが、もし、そのとき興味を持ってくだされば、是非ご一読のほど宜しくお願いいたします。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    最期まで読みました。
    面白かったです。
    最後のオチは想像していませんでした。
    RPGではなくシミュレーションだったんですね……。要件定義が大変そうです……。

    次の作品をお待ちしてます^^
    今度はCが進化してjavaとか?なんて……

    作者からの返信

    お読みくださりありがとうございます。最後のオチはジャンルについて別段大きな意味があるわけではありません。TRPGでも良いですが、読者が???となるのでシミュレーションになった次第です。

    今、執筆を始めていますが、次回作は本作品の後日談であまりプログラミング言語自体には関係ありません。……と思ったのですが、ちょっと難解なアルゴリズムが題材になっています。

    本格的な次回作は、ネットワーク技術が題材です。そのあたりが直接職場で経験した範囲です。Javaについては開発経験がないため、知ってはいてもテーマにするべきではないかな、と思っています。

    やはり、プロとして経験した内容でなければ人に伝えるべきではないだろう、などと考えています。逆に本作にも言えることですが、すべてプロの現場で試行錯誤した知識やノウハウが題材となっています。とはいえ、物語の中では全てファンタジーで表現しているので難しい点はないように工夫しています。

    あらすじの冒頭に「知恵」を学ぶと書いてあるのは、専門用語や独自の技術ではなく、汎用性をもったアイディアを抽出した作品という意味合いです。細かい情報技術の知恵といったものは、文書化していないものが多く、いずれ消えてしまう運命だと思っています。私にとって小説執筆は「知恵」のテキスト化という、独りよがりな活動の一環なのです。

    今後ともくら智一の作品をよろしくお願い致します。

    編集済
  • 終章......未来へへの応援コメント

    完読しました。
    とてもクオリティが高いと思いました。
    大雨を降らせる作戦など、敗戦を糧によく研究していて、その一連の流れに高い構想力を感じました。
    また濃密な文章ながら流れ良く書かれていたので、ストレスなく読み進めることができました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。お褒めに預かり光栄に存じます。(月並みな挨拶でスミマセン。)

    読みやすい文章という好評価ありがとうございます。

    本作は起承転結がシンプルな構成でして、1章が起、2章から3章の途中までが承、3章後半から4章が転、5章が結となっています。また、1章は設定と舞台の説明。3章と5章が戦闘シーンで2章と4章はそれぞれの準備期間という構成になっています。(さらに2、3章はC言語がテーマ、4、5章はC++と逆算の設計がテーマという裏設定もあります。)

    もし、読みやすさがあるとしたら、推敲した文章によるものと、シンプルな構成が土台であることに理由があるのではないかと考えています。

    シンプルであることは他にも効用があり、伏線や細かな設定を盛り込む都合上、土台が複雑だった場合、作者の頭が爆発していました。想像力の限界という意味合いもあります。

    以上の結果、コンピューターシステムのような小説が誕生しました。やはり技術者として過ごした経験は大きいのかな、などと感慨にふけったりします。

    問題は時間がかかったことです。次回作は効率性が課題です。

  • 終章......未来へへの応援コメント

    最後まで拝読しました。
    とても刺激的でした。
    途中で間を開けて読んだため、もう一度最初から読みたいと思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。また改めて読んでくださるとは何とも嬉しい言葉です。幾度の改稿など、苦心して執筆した甲斐があります。

    本作は伏線を網の目のように張り続けたため、後から手を加えるときも面倒な問題が多々発生しました。ポイントとなる部分はプロットとしてあらかじめ管理していたのですが、途中から気の向くままにやりたい放題してしまった結果です。

    作者が元プログラマーだったのが役に立ち、大量の情報を頭の隅に留めながらスパゲッティーのようになった伏線を整えつつ修正を加えていきました。(現時点では完成しております。)

    そのおかげか、シンプルなストーリーラインに自分でも驚くほどの複雑な仕掛けを作ることができました。2度目にお読みくださるときには新たな発見があるはずです。その点をお楽しみ頂ければ幸いです。

  • ささやかな黄金時代(4)への応援コメント

    ここへ来て一気に難度が上がった感じですね。
    手袋を2枚重ねた理由が、今一つわからなかったです。

    作者からの返信

    応援コメントありがとうございます。

    ささやかな黄金時代(3)ですが、設定の矛盾をゼロにしようとしたため難解になってしまいました。

    *手袋を2枚使う理由は以下の通りです。

    ①外から魔法弾を受け取るには「吸収の刻印」が必要
    ②1枚目の手袋は「吸収の刻印」ではなく、人を意味する刻印が入っているため吸収能力を持たない

    幾度も書き直した箇所ではありますが、改めて説明すると、改稿する余地が残っているようにも感じます。


    アキムが調子に乗ってあれこれ複雑な理屈を組み合わせた結果、失敗するというエピソードです。ずいぶん先に伏線を回収する展開があるのですが、ここの話が直接、ソフトウェアというテーマや物語の中枢に関わることはありません。最近まで削除するか残すか迷った内容でもあります。

    (作品を読み込んで設定の裏側を考えながら楽しむ、という部分でしょうか。)

    編集済
  • おお! まさに天の助け? いや、人事を尽くしたからですね!

    作者からの返信

     応援コメントありがとうございます。実のところ、天の助けは敵側に味方していました。アキムたちは強引に流れを引き寄せた形です。相手の手筋をずらし、用意していた長所を短所に変えるところは将棋などでもおなじみの戦法です。古くは孫子の兵法書に記載のある「迂直の計」です。奇策には違いありませんが、頭脳戦という駆け引きに限定すれば、ある意味、王道の戦い方かもしれません。

  • はらはら、どきどきですね!

  • 勝敗の行方(3)への応援コメント

    全ての想いを背負い。いい感じですね。

  • 勝敗の行方(1)への応援コメント

    悲しみを糧にですね。

  • おお、すさまじいですね!

  • おみごと!
    演出、怒涛の迫力ともいえるイメージが襲ってきました!
    ティータが無事(ですよね?)でよかった!

    作者からの返信

    30話までお読みくださり、ありがとうございます。本作は全編通してオーソドックスな起承転結で構成されており、実は30話が「承」の最後にあたります。現在、「1話2000~3000文字程度、30話まで」というコンテストに応募しており、上手く区切りをつけられるように手を加えました。30話の締め方が好感触で良かったです。

    何とも続きが気になってしまう終わり方ですが、やはり31話から物語が急展開いたします。

    作者としては全17万字超という作品の都合上、いずれ2つに割る時が来るかもしれないと予期していた状況です。分量として丁度半分となる場所に転換点を置いていたので、等分割しても体裁は整っているのではないでしょうか。(楽観的です。)

    31話から本作の肝となる「転」「結」が始まります。是非、続けてお読みくだされば光栄です。

  • 決戦への道のり(4)への応援コメント

    おお、いよいよ!

  • 聖弓魔法兵団(3)への応援コメント

    彼女の決意が十分に伝わってきますね!

    作者からの返信

    主人公が男性でヒロインが女性(異性でなければそれはそれで新しい面白さがあるかもしれませんが……)ということもあって、男女の精神年齢の違いを男側が思い知るというシーンです。幼なじみが突然、成長してしまい、相手側(自分)としては口惜しく情けなく、散々な目に遭います。カタルシスという結果が後に控えていれば、ためをつくる素晴らしいシーンになるのですが、やや異色の展開が続きます。

  • 最弱の魔法(4)への応援コメント

    静かに、でも重々しくもなく、軽すぎることもなくですね。じっくり読ませていただきます。

    作者からの返信

    あきのななぐさ さん、応援コメントありがとうございます。

    公開に船出(←駄ジャレ……)のときは堅く重い印象の強かった本作ですが、読んでくださった方のご意見・ご感想(Twitter他)を元に改稿し、だいぶバランスが取れました。

    レスポンスを即時修正に生かせるのが、ネット小説の醍醐味ではないかと考えております。何かお気づきのことなどありましたら、ご指摘よろしくお願い致します。(M属性?なのでご遠慮は無用です。)

  • 終章......未来へへの応援コメント

    途中から怒涛の展開でしたが、最後はとんでもない急展開でした。なんだか、感情移入したキャラクターがとんでもないことになってしまって混乱しました。私は普通の終わり方で良かったと思います。作者様の考え方もあると思うので、また読み直してみたいと思いました。とにかくビックリしました。

    作者からの返信

    千利灸さん、応援コメントありがとうございます。

    ラストに関しては多くの方から意見を頂いており、現状で賛否両論です。作者としては、どうしても王道の大団円エンドにできない理由があって、このような締め方に致しました。

    実は、ラストシーンには物語の後に展開される人間と超越的な存在との対立関係を読者に想像してもらう意図があります。物語の後……というだけあって余韻や読後感といった言葉に置き換えられます。対立関係を残した理由には、現実に目を向けたときにあまりに理想的と言えない現実社会の姿があります。

    話を対立関係の構図に戻しますが、主人公たちの行く手にいるのは、造物主(創造主)と呼ばれる遥か上の存在です。それを通常の想像力で表現することは難しい。主人公たちの立場を人間よりも低く小さくすることで、対立関係の格差を具体的なものにしました。

    人間が神の領域に挑むということは、本作のラストに描かれているが如き難題だと思います。それは、解決の難しい社会問題を喩えたものでもあります。

    (ヒントのつもりで追加した)作品最後の何者かによる台詞には、「社会に潜む影の王」という記載があり、人間が長きにわたって抱える差別や迫害といった問題を示しています。

    ソフトウェアの知恵は社会問題を解決するところまではできるだろう、と述べているのです。あまりに楽観的な言葉ではありますが、可能性を示しました。そのような意図を込めたラストです。

    クセのある物語ではありますが、最後まで読んでくださったこと、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

    もし興味を持っていただけましたら、今後とも、くら智一の作品を宜しくお願い致します。

    編集済
  • ささやかな黄金時代(4)への応援コメント

    コンピューターにあまり詳しくない私には難しい内容でしたが、練られた設定だと思います。今後、どう物語が進むのか楽しみです。


  • 編集済

    特任魔法研究生(2)への応援コメント

    プログラミングを使った設定が斬新だと思いました。

    作者からの返信

    (ありがとうございます。最終話の応援コメントの方にて返信させて頂きました。)

    編集済