応援コメント

影の子遭遇戦《魔法暦88年》(2)」への応援コメント

  • まるでスイッチをon/offするように「土の属性が行きわたった」から「大丈夫」というのは、なんともゲーム的で興味深い描写ですね。おもしろいです!!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    実はゲームのようにオンオフするというのは作者が意図したところではありませんでしたので、「土の属性」の部分を「土の魔法弾」に変更しました。突拍子も無い……というか違和感のようなものが薄れたと思います。(前後の文章で読みにくい箇所も修正しました。)

    以前より、属性という言葉が突然出てきて混乱したという旨を他の読者様からも頂いていたので具体的に修正する箇所が見つかったのは幸いでした。

    これからも気になったところなどありましたら何でもおっしゃっていただけると助かります。

    クセの強い本作ですが、よろしくお願い致します。


  • 編集済

    戦場の中では、技術を持っていても、恐怖に打ち克つ勇気がなければ、それを使うことはできないということが分かりました!これからも応援します!

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    このエピソードで勇気を持って活躍するのはヒロインのティータです。主人公アキムは熱血系というタイプではありません。だからこそ、幼なじみのティータを放っておけないという見守る立場にいます。

    一概に勇気と言っても、目算があって恐怖に打ち克つ心と、一時的な高揚感から行動する蛮勇と、幾つか種類があるように思います。(持論ですみません。)ティータは誠実な性格で表向きは前者のように記述しながら、実際は後者に近いです。その方が可愛らしいという理由です。

    アキムはここぞ、というところで前者の勇気を見せます。ある意味王道の展開です。

  • 火縄銃で有名な長篠の戦い的な感じなんですね。一分毎の攻撃だと交代制は正しい感じです。序盤のスムーズな戦闘の展開から、この戦法はこの世界の魔法士的に安定感のあるポピュラーな戦い方なんだろうなあと。
    そして炎以外にも氷と土が使えるという、氷はそのまま氷という印象ですが、土は回復させる感じなのかなと。五行の思想なんかだと、土は育成だとかそういうイメージなので、壊れた細胞を治す的なイメージなのかなと想像してました。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    長篠の戦いで使われた火縄銃の3段撃ちは、ある意味本作のテーマに通じています。3段撃ちのほか、(ロシア)バルチック艦隊への集中砲撃、近年ではバレーボールの1人時間差攻撃(やはり古い……)に見られるようなタイミングをずらす戦法は孫子の「迂直の計」から連綿と続く戦術の王道でして、魔法を(ソフトウェア)プログラミングの知識によって拡張する本作では重要な鍵(キー)となっています。

    1分間の空きが生じる魔法の弱点克服、今後出てくる効率的かつ相手を罠にはめるような運用術はコンピューターを扱うときに用いる知恵と同じです。(作者の思い込みに過ぎないかもしれませんが、何とか上手く結び付けて物語にしました。)

    そのあたり面倒くさい内容ですが、斬新で面白くもあるのです。「ソフトウェア魔法VS.影の王」はパズルのような設定や物語が特徴とも言えます。

    是非楽しく読んでいただければと思います。

    それから火や氷、土など魔法の属性につきましては、数話後に解説があります。戦闘を中断して設定を説明するのを回避しました。思考錯誤の結果であり、誤解を招く部分がありましたら、申し訳ございません。


  • 編集済

    ふむふむ、日本のweb小説における『魔法」を使った戦闘シーン、とはこう言うことか……と大いに勉強させて頂いています。

    私の相方、子供の頃からマーベルコミックの大ファンなので、彼が家にいる間はいつもこんな感じのTVドラマが流れているのですが、映像ではなく文字で読むのは初めてです。


    少し戸惑った部分を教えて頂きたいので、よろしくお願いします。

    「土の属性が全身に行き渡った」と言う部分ですが……

    ん? 土の属性って何? 全身に行き渡ったらどうなるの? と疑問が湧きました。

    タニス・リーを代表とする海外の幻想ハイファンタジィばかり読んでいるため、日本のラノベに登場する「属性」の意味が中々理解し難くて……(涙)

    最後になりましたが、先日は「静寂(しじま)の闇に」にお星さまを頂きましてありがとうございました。嬉しかったです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    和製web小説の「魔法」が本作で描けているかどうかはわかりません。むしろ、私が読んだことのある作品の魔法とはかなり趣向が異なります。

    今回、「魔法」を設定の中心に選んだのは、古風ファンタジーな世界観同様、読者にとってわかりやすいのではないか、と思ったからです。脳波を機械的なデバイスで顕在化させるようなSFチックな設定が好まれるのであれば、そちらを選んだことでしょう。

    できるだけ身近(のフィクションにあるよう)な……ゲームで例えるならドラゴンクエストを彷彿とさせるような設定・世界観にオリジナルな作風を落としこみました。マーベル社のアメリカンコミックにも通じるところは多分にあると思います。絵的に映えるかどうか、が焦点のひとつだからです。SF的なデバイスを回避したのは絵づらが複雑になるからです。

    さて、ご質問にいただいた「土の属性」ならびに「属性」についてですが、2話先の8話「特任魔法研究生(1)」で詳しく説明されます。

    本作は設定が複雑であるために、読者へ伝える情報量を調整しています。戦闘シーンの前、戦闘中、戦闘後といった複数のシーケンスに分割して説明箇所を用意しています。

    5~7話の戦闘中は主人公さえも、土属性ならびに属性の種類についてよくわかっていません。主人公と同じ目線で本作の設定に触れていただきたいと思います。

    ちょっと尖った内容ですが、今後とも本作をよろしくお願いいたします。

  • 元々ヒトだったものとの戦い。
    恐怖感が二重に増して、緊張感が生まれているのが好印象でした!
    そして、その状況下で行動出来るティータの心の力。
    転から結までがとても良かったと思います。

    作者からの返信

    感想コメントありがとうございます。

    本作では起承転結がわかりやすくなるように、各シーンを執筆しています。物語全体を通して起承転結、章ごとに起承転結、シーンごとに起承転結と何だかプログラミングを思い出す書き方をしています。

    ラストがどうなるのか、から逆算しているので物語を考える折、一番最後に苦労するのが各シーンの冒頭だったりします。転から結が好調なのは、最初に都合の良い展開を考えているからでしょう。

    全く別の書き方にも挑戦しています。また別の機会にご披露できれば光栄です。

  • まるでゾンビの群れと戦っているかのようですね。
    炎が有効なところとか、迫り来る動きの様子とか、アンデッドぽくて怖い……。
    彼女の思い切りの良さと主人公の機転が印象的です。こういう場面で咄嗟に動けるのは素直に格好いいですね(^^

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。4~6話が最初の戦闘シーンに当たります。戦闘場面の描写が本作の肝で、スリリングな展開を面白く感じていただけるようにアイディアを詰め込みました。

    「影の子」と呼ばれる存在……主人公の敵で、ラスボスの手先については、おっしゃる通りゾンビとかアンデッドとかいったモンスターがモデルです。動きは遅いが数は多い。序盤の敵としてはベタですが、打ってつけです。

    主人公側の攻撃手段……火属性の魔法弾は夜間戦闘ということで明かりの代わりも果たします。言い換えれば舞台の彩りでしょうか……。敵に有効である理由は次第に判明していきます。

    物語が進むと段階を踏んで、戦闘の規模が巨大化していきます。前回の描写が次に生きるように、小さな描写を大きな描写で囲い込むような構造になっています。

    ……と、複雑なようで実際は普通のアクションです。気軽に楽しんでいただければ幸いです。