応援コメント

運命の日《魔法暦100年》 中編(2)」への応援コメント

  • うわあ・・・デスティン・・・ここに来て・・・;;
    取り乱す事無く的確に助言してアキムに全てを託すという、これは悲しい;;;
    これはアキムも再起するしかないところ><
    そしてここで豪雨が降り注ぐという、これはひょっとして、強烈な火炎放射である「十字連弩」を放射し続けていたから積雲が発生したのかも。
    この状況なら影の王が吐き出す黒い塵は防げそうな、どうなるかまた読みに来ます!!><

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    立て続けに形勢が変わるエピソードです。デスティンは最後まで気丈な態度を見せました。アキムはおかげで九死に一生を得ました。そして突然の豪雨。

    この辺りはミステリー形式で記述してあり、今回は結果のみ。次のエピソードから何が起こったのか解説します。戦場の要素、魔法士たちの行動すべてが絡んできます。

    ここではアキムとデスティンの関係に触れさせていただきます。主人公アキムにとってデスティンは好敵手というか天敵と呼べる存在でした。

    聖弓魔法「兵」団だったころ、演習中にアキムが叱咤される場面がありました。その時、「まだ低い太陽がたぎっていた」という一文で始まります。(決戦への道のり3です。)当然、デスティンが怒っているのでその時点では、太陽はデスティンを指していました。今回のエピソードで太陽と呼べる存在がアキムだと伝えられます。ここでようやく「たぎっていた太陽」がアキムだったことが明らかとなります。低かったのは、くすぶっていた立場でした。

    デスティンが黒い装束に身を包んでいた理由は、自分が第3の天体(=宿敵)と同じ立場であることをアキムとティータに見せていたことになります。戦場では眼帯だけ黒ですが、文字通り「けじめ」をつけたのです。

    デスティンというキャラクターはプライドが高く、決して謝りません。清濁併せ呑みながら、他人を攻撃したことも自分の正義だと考えています。そんな頑固な性格だからこそ、影の王に敗北しました。とはいえ引き下がる性格でもなく、アキムに協力する形で影の王へ一泡吹かせようと参戦します。

    ふたりの関係は光(←デスティン)と影(←アキム)、勝者と敗者ですが、アキムは地獄から這い上がり今まさに活躍の時を迎えます。ひとりで本を読んでいた個人主義者でありながら、リューゾやデスティンに助けられ、表舞台に立ちました。アキムの意地に御注目ください。

    編集済
  • おお! まさに天の助け? いや、人事を尽くしたからですね!

    作者からの返信

     応援コメントありがとうございます。実のところ、天の助けは敵側に味方していました。アキムたちは強引に流れを引き寄せた形です。相手の手筋をずらし、用意していた長所を短所に変えるところは将棋などでもおなじみの戦法です。古くは孫子の兵法書に記載のある「迂直の計」です。奇策には違いありませんが、頭脳戦という駆け引きに限定すれば、ある意味、王道の戦い方かもしれません。