アキムとしては純粋にティータが心配だろうし、ティータはティータで重いものを背負いつつ行動しているだろうし、非常に悲しいすれ違いですね; それにしても魔法による攻撃力が、爆発的に上昇している感じで、これなら影の王にも勝てそうなと思える反面、このやり方で力負けしてしまったら、次に打てる手がなさそうで怖いですね。アキム達がどうなるのかまた読みに来ます。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
主人公アキムとティータとの間に溝ができるシーンです。時間の止まってしまったアキムと先に進むティータ……幼なじみの2人ですが、時に女性の方が精神的な成長が早く、いつの間にか大人になっているものなのかもしれません。
自分の未熟さを実感したアキムも大人への道を歩き始めます。
さて、ソフトウェア魔法を擁する魔法士たちと、巨大な影の王との対決の気運が徐々に高まってきました。この後、物語は大きく揺れ動きます。
悲しいすれ違い、故にまた彼女の決意も強調される。
いや、どうなるか楽しみです。
作者からの返信
感想コメントありがとうございます。
しばらく会っていなかった親しい人間が思った以上に遠い存在になることが現実にもあります。近くにいたはずの人間が自分より先に成長し、同じく遠い存在になることもあります。
男女の間では、女性の精神的成長が著しく、男性(←作者が男なので男視点です。)が自分の幼稚さに気づかされることもあります。作者の個人的な経験だけでなく、実際に精神年齢は男の方がいつまで経っても子供というケースが多いようです。一生ゲーマー、一生モデラーは大人びた女性に理解されなくても仕方ありません。
本作の主人公アキムは一方で大人びた発言をしながら、一方で世間知らずの青二才です。自然に対する細やかな感性を持つ反面、人間に対する興味が薄いため、一人称の文面に出てくる人間描写まで少なくなってしまいました。そんなアキムが幼なじみのティータに根っこから批判されるシーンがこのエピソードです。「さよなら、アキム」と言われるぐらいですから、完全否定です。
知らない間にとんでもないことが起こっている、と気づいたアキムがどうするのか……主人公の行動に御注目ください。
今後とも本作をよろしくお願い致します。