編集済
アキムが魔法と向き合いながら生きていると分かりました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
このエピソードまでの冒頭部分は設定が多く、読みづらい場所もあったかと思います。(本当に申し訳ございません。)魔法の設定についてもオリジナル要素を追求するあまり、複雑かつ地味です。
次からようやく戦闘シーンが始まります。本作の特徴は戦闘シーンの描写ですので、何かを楽しんでいただければ幸いです。蛇足になりますが、今後も戦闘準備→戦闘→結果→戦闘準備→戦闘の繰り返しです。その点はすごく戦記物を描いていると思います。
そのサイクルの中にミステリー要素が含まれているのですが……読み進めていただければ光栄です。
この世界で魔法を使う魔法士達は、才能と研鑽を経て魔法弾なる光球を放てるけれど、それ自体には威力が無いんですね。第三章で「影の子」相手には炎属性を付与するとあり、そういうモノなんだなあと思っていたのですが、なんとなくこの魔法士を束ねる組織は、八十八年の間に組織として硬直してそうな、そんな懸念を感じるという。それだけにアキムくんの奇妙な研究がどんな成果をもたらすのか楽しみなところです。また読みにきますー!!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
本作に登場する「魔法研究所」のモデルは日本的な研究(企業)組織です。
単なる持論というわけではなく、某TV局が特集していた、今後予想される技術研究の衰退が元になっています。
内容を端的に言うと、ここ数年で受賞した自然科学分野でのノーベル賞は平成初期の遺産であって、現在進行形のものが将来的に評価されることは極めて難しいらしいのです。
その辺り、何が起こっているのか自分の経験を交えてファンタジー世界で表現してみました。結論から述べると、すごく窮屈なんだと思います。
主人公アキムは苦労します。そんなリアルな世界観をネット小説で執筆してみました。好き嫌いの分かれる内容ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
(ちなみに私は研究者ではなくゲームプログラマーでした。労働時間という概念がないところなど共通点は多いと思っています。)
こんにちは、ハトリです。
エントリーして頂いたのは外伝の方でしたが、こちらからまず読ませていただこうと思います(^^
SFとファンタジーの融合みたいな世界観でしょうか……。外伝の方でちらりと垣間見てしまった人間模様についても、この物語でどうなっていくのか楽しみに読もうと思います。
作者からの返信
両方の作品に目を通してくださり、ありがとうございます。世界の危機に対して人間がどのように行動するか、という物語を双方一貫して綴っています。
後日談の方をここでお話しすると本作のネタバレになってしまうため自粛いたしますが、現実にも存在する脅威に通じるような巨大な敵、得体の知れない恐怖と対峙する緊張感あふれるシーンが見どころです。
SF&ファンタジーという世界観はおっしゃるとおりです。SF部分がテーマに関わる重要な設定であるのに対し、ファンタジーに関しては作者の都合です。現代や未来といった環境だと、強力な兵器が出てくるのでその辺りとの関係を省略する、というありふれた理由です。
私が現状で描くことのできる渾身の一作であることは間違いございません。最後まで楽しんでいただければ光栄です。
ここまで読みましたが、ファンタジー要素がありつつも所々に見受けられるリフォームなどと言った英単語が違和感なく胸にストンと落ちて納得できてしまいます。
石畳を歩くように堅実な一文一文が、ちょっと疲れを忘れさせてここまで一気に読んでしまいました。確かな文章力に裏付けられた、良い文章だなあと感嘆します。
ソフトウェア魔法というのは恐らく次の章あたりで出てくるのかなと思いますけれど、私はその登場が遅れているとは思いませんでした。
純粋に楽しめたのはファンタジー好きという趣向持ちのせいもあるかとは思いますが、小説の醍醐味を存分に感じられる良い文章が足元をガッチリと固めているからでしょう。卓越した技術を感じます。
キャラクターの魅力よりも、まずは説明から入っていますね。幼馴染の女の子をいかにもヒロイン然として持ち上げていない自制心には感服です。
私であれば、もっと女の子らしい魅力を書いてしまいそうですが、今のこの段階では蛇足になってしまうでしょうし、このあたりの切り捨てもお見事というほかありません。
ソフトウェア魔法については、タイトルにあるのだからもっと序盤に明確に出した方が良いという他者の指摘点も「確かにな」とも思います。
ただし、あえて引っ張っていることで「いつ出る?」という期待感が次のページをめくらせる原動力にもなっているので、なんとも難しいところなのでしょう。
私はこのくらいの引き方は好きです。ソフトウェア魔法というものに頼らなくても、確かな実力に引き込まれていく感じがして心地良いものがありました。
描写も美しい。簡素で綺麗です。飾り立てをせずとも人の心はここまで引けるものなのだなと感心してしまいました。
一気読みができない体質ですので、また日を開けて「影の子遭遇戦」を読ませて頂きます。ありがとうございました。
作者からの返信
丁寧な感想ありがとうございます。自分の書いた作品に熱いメッセージをいただくことがどれほど嬉しいことか、自身の感情ながら再認識いたしました。無価値に思えたこともある創作や執筆に意味を見出したというか、ひたすらにエネルギーを享受するばかりです。改めて感謝申し上げます。
ソフトウェア魔法の情報に関しては、第1話の冒頭、主人公アキムの妄想の箇所にて、コンピューターらしきものを登場させることで匂わせるよう5月下旬に加筆しました。以前より多少は本作冒頭部分から独自性が見えるようになっているだろうと思います。
ソフトウェア魔法について具体的な情報を前倒しするなど、より抜本的な設定情報の(位置)入れ替えも考慮しましたが、最初の戦闘シーン(5話~)へ入る前に情報の洪水が起こる懸念から、現状でぎりぎりのバランスとなっています。
それから、ヒロインについてですね……。実は単純に作者(私)の技量が不足しているだけで、特に控えめにしているわけではありません。女の子らしい魅力も書けてないだけです。1人称で幼なじみだから家族とか友人みたいな感覚……などと申し上げても、やはり都合の良い言い訳です。今後、ボーイミーツガール形式の小説を執筆する時までには充分な表現を用意しておこうと思います。(ヒロインがテーマだったら、本作の描写では薄すぎてアウトだと思います。)
まだ勉強中の作者ですが、皆様のアドバイスを元に前進しております。今後も貴重なご意見をくださればこれ以上の喜びはありません。是非、よろしくお願いいたします。
設定がしっかりとされており、序盤ではありますがこれからどういう形で向き合って物語が進むのか気になります₍₍ ◟(∗ˊ꒵ˋ∗)◞ ₎₎
作者からの返信
感想ありがとうございます。
設定は細かく、これぞ作家の個性と自負しているのですが、盛り込み過ぎを反省しています。
情報過多になっていたため、プロットを修正してばらつきを持たせ、できる限り読者様に負担がかからないよう工夫しました。
それでも好き嫌いが分かれる内容であることに変わりありません。途中まで読み進めていただければ、最低でも頭の体操にはなるかと思います。(とんちクイズと一緒です。)
電化製品の分厚い説明書に飛び込むつもりで触れていただければ幸いです。