昨日読んでいたのですが、なぜか応援ボタンが反応しておらず、改めて読み直してました>< 二重手袋と属性付与手袋の理屈、何度か読み返した次第で、今回は最終的に第三者の属性魔法を吸収、そこに属性付与の手袋を用いて、二つの属性を有した魔法が放ちたいという・・・回復効果のある土属性と、燃焼効果のある火属性が重なったとして、どんな事が起こるのかイメージが難しいから発動しないのかも・・・などと色々想像しつつ、ともあれ実験が失敗しても落胆する事無く村に帰るセグさんは心強いなあと思った次第です。
作者からの返信
感想コメントありがとうございます。
アキムが失敗した今回の実験エピソードは、設定が煩雑な本作で最も難解な箇所です。物語を通して2つ山があり、最後の方にもうひとつあります。
凝った設定を練りに練った文面に起こしましたが、参考書並に面倒くさい内容になってしまいました。
エピソードを通じて何を言いたかったかと申しますと、プログラマーは常にハードウェアの仕様から制約を受けるということです。私が携わっていたゲームプログラミングでも、PCやゲーム機についてよく知る必要がありました。
割合にしてプログラミング言語やアルゴリズムが5割、残り5割は技術(ハードウェア)の仕様です。
アキムの失敗は、PCで音を鳴らそうとしたらスピーカーがなかったといったものです。どんなに努力してもないものはソフトウェアではどうにもなりません。
常にプログラミングは制約を受ける分野であることを、企図せずツライ部分まで表現してしまった次第です。
以後しばらくは極端に煩雑な内容がありませんので、読み直すことなく楽しんでいただけると思います。
ここへ来て一気に難度が上がった感じですね。
手袋を2枚重ねた理由が、今一つわからなかったです。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
ささやかな黄金時代(3)ですが、設定の矛盾をゼロにしようとしたため難解になってしまいました。
*手袋を2枚使う理由は以下の通りです。
①外から魔法弾を受け取るには「吸収の刻印」が必要
②1枚目の手袋は「吸収の刻印」ではなく、人を意味する刻印が入っているため吸収能力を持たない
幾度も書き直した箇所ではありますが、改めて説明すると、改稿する余地が残っているようにも感じます。
アキムが調子に乗ってあれこれ複雑な理屈を組み合わせた結果、失敗するというエピソードです。ずいぶん先に伏線を回収する展開があるのですが、ここの話が直接、ソフトウェアというテーマや物語の中枢に関わることはありません。最近まで削除するか残すか迷った内容でもあります。
(作品を読み込んで設定の裏側を考えながら楽しむ、という部分でしょうか。)
コンピューターにあまり詳しくない私には難しい内容でしたが、練られた設定だと思います。今後、どう物語が進むのか楽しみです。
すっごく面白い実験でした。読んでいてワクワクドキドキ。
ところで、今回の魔法弾の発射は、入力されたデータをループしながら出力しているイメージなのですか?
プログラムのことは詳しくないので、変な間違いかもしれませんが、お許しください。
作者からの返信
感想コメントありがとうございます。
自分で言うのも何ですが、複雑怪奇な内容だと思います。プログラムとは関係なく、吸収をクッションに用いた魔法弾の発射について長々と説明しているだけです。この実験は繰り返し(=ループ)発射というわけでもありません。混乱される読者様が多く、ひたすら難解なエピソードとなりました。
推敲削除対象にしないのは、後で必要となるからです。ここで語っていることが伏線となる設定を後半に用意していて、そこで今回の話を入れると極めて内容が冗漫になるため、半分をこちらに置きました。
本作の「魔法」は理屈に理屈を組み合わせた数式のような設定です。ご都合主義は一切排除しようという目論見があります。物語として破綻しているとしたら、作者の独りよがりという言葉がぴたりと当てはまるかもしれません。