ティータ、やっぱり心身共にボロボロな状態で……;; 普通に考えてあれだけの被害が発生した戦場から生還したとしても、精神的にきつそうだし、ティータが弱り切ってしまうのも仕方ない気がする次第;
しかしアキムは学者肌だけど非常に骨太な、漢っぽい雰囲気ですね。自分を救う為に頑張った不器用なリューゾの死を無駄にしない為、色々と内面に変化が生じたのかもですが、みんなが思う通り、これは非常に精悍な雰囲気ですわ。六年という時間でボロボロの軍を再建できるのか、また続きも読みに来ます!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
主人公アキムが頼りがいのある人間へと成長しました。十代の頃は好奇心の趣くままに行動し、二十歳を過ぎて挫折を味わってからは幼なじみのティータのために行動してきた彼ですが、今は周りのあらゆる人間のために己の立ち位置を模索しようとしています。
魔法研究所が壊滅寸前となり、ティータも心が折れてしまいましたが、凄絶な後輩の生き様がアキムを突き動かしています。
ここからアキムの巻き返しが始まります。本編はこの辺りで10万文字を超え、物語も戦いという山を越えて新たなスタートを迎えます。
一息つけるところでもありますが、無敵の影の王を打倒するためアキムの知恵、策謀が怒涛の如く炸裂します。もう少しお付き合いいただくと共に、驚天動地の展開を楽しんでくださることを切に願っております。
ついつい泣きそうになってしまいました。ティータも頑張ったのに……辛すぎです。
レッドベース先輩は私がショック大きい。不器用な後輩は、最後まで不器用なまま命を張ってくれたんですね。
私怨か策謀か判りませんが、こんな大事な戦いに余計な細工をしていたずらに犠牲を増やした誰かは許せません。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
勝敗の行方というタイトルですが、ネタバレを防ぐための名称で、実際には敗戦後のエピソードです。多くの者が命を落とし、キャラクター達も各々が別々のかたちで傷を負います。
健気にも立ち上がる彼らですが、主人公アキムにおいては大きな分岐点となります。後輩リューゾの死によって、自分を犠牲にして公(おおやけ)の目的を果たす、滅私奉公の精神に目覚めるのです。私人から公人への変化です。
物語もここからストイックに脅威と戦う準備を整える内容へと変化します。ちょっと王道のライトノベルとは違うかもしれませんが、シリアスな展開を楽しんでいただければ幸いです。
全ての想いを背負い。いい感じですね。
ティータ……レッドベース先輩……辛い。
けどここで折れて止まるわけには行きませんからね。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
影の王への先制攻撃と銘打った大規模戦闘に敗北し、多数の犠牲者が出た場面です。単純に人数で表現されるだけでなく、主人公アキムと親しい者たちも再起不能の重傷を負い、あるいは命を落とします。
本作の戦闘シーンでは、極力ご都合主義にならないように執筆しました。この章では数百名の魔法士たちの半数以上が犠牲になったので、名前のあるキャラクターも半数以上が退場します。幸運に恵まれない主人公だからこそ、地道な努力を続けるほかありません。
自身を叱咤して前進する。一見、古臭い熱血物語に聞こえますが、実際に国の危機を救うとしたら、やはり正攻法しかないと思うのです。本編「ソフトウェア魔法VS.影の王」の後半部は頭脳を使った正攻法の物語です。
最後までお付き合いいただければ幸いです。