概要
山に棲むもの・怪異・妖怪 怖いような不思議なような本当にあった話
今はダムの底に沈んでいる、福井奥越の山里の実話です。
村医者の助手をしていた父の父、すなわち私の祖父は、迷信を信じない、科学で現象を解明しようとする人だったそうです。
祖父は、信じはしなくても、排除はしない人だったので、不思議な体験をすると、父に語ってくれたそうです。
父の故郷の山の不思議、山の怪異、山の妖怪、ちょっと変わった風習や、山里の生きものの話を記します。
「カクヨム異聞選集 ~本当にあった怖い話・不思議な体験コンテスト~」の最終選考対象作品として選出されました「奥越奇譚」の続編です。
奥越奇譚 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883752163
村医者の助手をしていた父の父、すなわち私の祖父は、迷信を信じない、科学で現象を解明しようとする人だったそうです。
祖父は、信じはしなくても、排除はしない人だったので、不思議な体験をすると、父に語ってくれたそうです。
父の故郷の山の不思議、山の怪異、山の妖怪、ちょっと変わった風習や、山里の生きものの話を記します。
「カクヨム異聞選集 ~本当にあった怖い話・不思議な体験コンテスト~」の最終選考対象作品として選出されました「奥越奇譚」の続編です。
奥越奇譚 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883752163
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!山には何かが潜んでいる。福井奥越にて語られる山人の口伝。
福井県の山間部を舞台とした、山の不思議にまつわる異聞集。作者さんのお祖父さんが体験したことなので、半ば実話としての性格を備えています。
あくまでも体験談であって物語ではないため、ホラーとしての怖さはありません。あえて近い表現を探すなら「狸に化かされた」みたいな感覚。しかし、方言の語り口調とも相俟って、そのことがむしろリアリティを高めています。
現代では都市部はおろか山間部においても闇が縁遠いものになっているようで、それを象徴するかのように、この山里も今はダムの底に沈んでいるのだとか。
そんな時代ですから、こうした口伝を文章という形で保存しておくことは民俗学的にも重要なはず。とても意義のある…続きを読む