概要
それはとある雪の日、目の前に差し出された一本のビニール傘から始まった恋
32歳の女性会社員、北川美穂。彼女は仕事の帰り道、夜空にオリオン座を見つける。オリオン座に手を伸ばして思い出すのは過去の恋愛。いつもとは違う予感を胸に、過去の思い出を振り返り始める……。
とある雪の日。駅で困っていた美穂に一本のビニール傘を差し出してくれた一人の男性がいた。この出会いが全ての始まりだった。
これは、たった一本のビニール傘から始まったアラサーの恋物語。
カクヨムコン3参加作品
とある雪の日。駅で困っていた美穂に一本のビニール傘を差し出してくれた一人の男性がいた。この出会いが全ての始まりだった。
これは、たった一本のビニール傘から始まったアラサーの恋物語。
カクヨムコン3参加作品
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神様、あの人と同じ傘に入る勇気をください。
まるで月9ドラマのような出会いから始まる、純愛ストーリー。
見知らぬ二人が偶然に傘の貸し借りをするという導入部は実に自然で、すっと物語の中に入っていけます。
このお話に、特殊な設定や奇をてらった演出はありません。
どこにでもいるアラサー女子の、どこにでもあるような恋の話。
ですが、丁寧な心理描写が、そんな「普通の」恋心に深い共感を呼び起こすのです。
出会ったばかりの隼人に好意を抱きつつも、過去の恋愛でひどく傷付いた主人公の美穂は、どうしても臆病になってしまいます。
想いを通じ合わせても、また裏切られるかも知れない。
また辛い想いをするくらいなら、初めから諦めた方がいい。
文字を追いながら…続きを読む