概要
おバァちゃんのお見舞いに来たはず、でした。
腰を痛めたおバァちゃんのお見舞いを兼ね、お母さんの田舎へと遊びに来た小学五年生の涼。
お手伝いをこなしつつ、夏休みをのんびり過ごすはずが、一族の人間にあったりなかったりする能力に目覚めたことがきっかけで、なんとも奇妙なモノと出会うはめになるのでした。
お手伝いをこなしつつ、夏休みをのんびり過ごすはずが、一族の人間にあったりなかったりする能力に目覚めたことがきっかけで、なんとも奇妙なモノと出会うはめになるのでした。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この夏、僕にシツジが憑きました。
田舎のバァちゃんが、ぎっくり腰になっちゃった。
一人でお見舞いに行くはめになった涼君でしたが、田舎の家で待っていたのは、すごくおっかないバァちゃんと、そうめんの好きなやさしいジィちゃんだけではありませんでした。
なぜって、涼君の一族は……。
おかしなシツジと涼君のちょっと(かなり?)風変わりな夏休みにつきあっているような、わくわくハラハラする楽しい物語です。
語り手は涼君なんですが、小学五年生男子の本音がものすごく可笑しくて、笑い過ぎて涙がでました。
涼君のポジションから少しずつ眠田家とオバケの謎が解き明かされる構成の見事さ。
個性的な登場人物たちの魅力。
後半の手に汗握る冒険と涼…続きを読む - ★★★ Excellent!!!キャラ立ちが半端ないっ!!
つばさ文庫の受賞ページから読ませていただきましたが、めっちゃ面白かったです!!
ネタバレになりそうなので、詳しくは書けませんが、まずはとにかくキャラ立ちが半端ないです。
主人公を筆頭に若干おねえ口調のじいちゃん、威厳ありまくりの婆ちゃん、丁寧口調でおしとやか系と思わせておいてのツン系のヒロイン、自由奔放のオバケ、そして満を持して登場する見掛け倒しの兄ちゃん……とにかく凄いとしか言いようがありません。
物語の構成としましては、本当にテーマがしっかりしています!お婆ちゃんの家から裏山のお社までの小さな冒険を繰り返す中で、『オバケと友達』というキーワードを中心に主人公の成長がしっかりと書かれ…続きを読む