概要
さあダンテ。最も美しい音楽のための悪夢を歌おう
音楽を奏でるのに人である必要はない。しかし、人でなければ奏でられぬものがある。
西洋の文化が大量に流入し始めたばかりの極東の国。
文化は好むが異国人はまだまだ珍しい。
そんなご時世に、ある薄暗いライブハウスに奇妙な異国人ジャズバンドが現れる。
音楽をたしなむ青年:伊達は彼らの音楽を聴いたあるトランペッターが狂死したことから、彼らの存在を知る。
曰く、悪魔の音楽を奏でるものども――と。
「小説家になろう」でも掲載(なろうでは完結済み)しております。
西洋の文化が大量に流入し始めたばかりの極東の国。
文化は好むが異国人はまだまだ珍しい。
そんなご時世に、ある薄暗いライブハウスに奇妙な異国人ジャズバンドが現れる。
音楽をたしなむ青年:伊達は彼らの音楽を聴いたあるトランペッターが狂死したことから、彼らの存在を知る。
曰く、悪魔の音楽を奏でるものども――と。
「小説家になろう」でも掲載(なろうでは完結済み)しております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!芸術の煉獄にいる者たちへ
芸術はときに、悪魔的である。それは官能的であったり、狂信的であったりするからだ。だが、それがどうしたというのだ。常識人ではいられないことがある。そして、楽しげに踊っている悪魔には、同じく悪魔が寄ってくる。そうして彼らは集まって、切磋琢磨し、熱量をぶつけあって、魔道に堕ちようとも天上へと高らかに奏でるのだ。
この作品は、そんな人ではいられなくなってしまった、悪魔に魂を売った者たちが足掻き、不穏な影に怯えながらも、進んでいく愚か者の物語。けれども、進まなければ、道は見つかりはしないのだろう。
主人公の伊達:ダンテは悪魔たちの、ときに言葉よりも雄弁な音の中から己の道を見つける。その姿はやっぱり…続きを読む