山本アヒコ

地に足のついた面白さ。詳細な世界の描写でするする読める。

冒頭で全裸の凍死体が見つかる。よくあるが、だからこそ目を引く良い展開。そして尻には一升瓶が刺さっている。ん？　一升瓶？　全裸で尻に一升瓶を刺した姿が似合う女って何？　唯一無二の表現…続きを読む

　フィクションだけではなく、現実にも表現が規制された社会。誰かに精神的苦痛を与えないためにといったところで、本人にその苦痛がなくなるわけでもない。 　 　複数の物語が組み合ったホラ…続きを読む

　あえて詳細な描写を入れずに、それでも凄惨な行為をやらされているのがわかる。
　それがミスリードになって最後にわかる主人公の真実はとても自分好み。

王道を真っ直ぐ面白く読めるのは、文章力もだけれどキャラクターがみんな魅力的だからとわかる。

不倫していた男と、不倫相手の夫。お互いを心理的に、あるいは物理的に噛みつき傷つける。その行為は両者の過去と隠されていた真実で、歪な歯車が噛み合い回りだす。熱と圧のあるすごい話だった…続きを読む

正体のわからない何かによって迫る恐怖。全ての文に怖くない部分が無いのではないかという圧力。狂った人物たちの言葉がまた不気味で、ただ単語を並べるだけではこうならないはずなので、その方…続きを読む

自分の筆も擦る。どうすればこういう言葉思いつくにだろう。

徐々に狂っていく描写が、じわじわと体を寒くしていく。どうしようもない夫がリアルで、子供が実は欲しかったと言うところがまさに。

ヒックとドラゴン、何となく観たら最高でしたね。お互いに体の一部失うのエモいです。

普通とはかけ離れた、不気味でさえある生き物を可愛く見せれるのは才能だと思う。自分はシリアスには書けるけど、こんなにユーモア溢れるようにはできないので羨ましい。

閉ざされた雪山の小屋に二人きりだと、動きが少なくなるところだけど、丁寧な心理描写で退屈にならない。愛嬌あるヒロインが魅力的。

後半で前半のインタビューが全く違う目的だったというのがわかる。読みながら違和感はあったのだけど、その伏線が回収されるところで感心した。

口をぱっかんぱっかんさせながら少女の後ろをついてくるミミックが微笑ましいです。

裸で外に出すとかもっとちゃんとエロい感じでお願いします。怖すぎます。現実にいるヤバい人間に耐性無いので無理です。

擬態というテーマから自分は偽ることしか思いつかなかったけれど、たしかに補食のために擬態する生物もいるなと感心。しかのそれが惑星。ありえない速度で動いて起こる核爆発などの変化が面白か…続きを読む

するする読める一人称は、シリアスから終盤で笑える展開へ。冷静に考えるとなぜ燃やすのかと思うけど、読んでいて違和感がないのは、明け透けな内心描写のおかげだろうか。

風景描写が少ないのに、暗い山中や二人がどんなふうに並んでいるのかが想像できてしまう。無駄のない文章。

電気工事知識を活かした活躍はもちろん、他の展開がうまい。魔術師の強大な力をセーブする設定に唸り、為政者として有能で善良な王に感心する。ただ正論を言うだけではないキャラクターたちの魅…続きを読む

三拍子そろってすごい。

ネーミングセンスが無いので、かっこいいルビを見ると感心してしまう。
一人称で書かれた心境と景色の描写が美しい。

真っ直ぐな主人公とヒロイン。でもヒロインが最初から死んでいて、救済措置もないハードさ。そこがいい。未練を残した死者たちも、キャラクターがしっかりしていて、物語に奥行きを加えてくれる…続きを読む

　孤独な少女の喪失から、新たな相棒との旅立ちという展開に感動。さらにその旅で、自分の出生の秘密や相棒の正体と徐々に明らかになる真実。新たな世界を初めて見て、感動する少女の様子も良い…続きを読む

　練りこまれたファンタジー世界とＳＦが、幾層に重なり合う。謎が解明されても、さらに新たな謎が。 　キャラクターたちがどれも生き生きとしている。前向きで情熱的で、命を懸けて戦う姿に興…続きを読む

作りこまれた世界観と、無理のないリアリティを感じる登場人物。地道に強くなる少年とそれを支えるＡＩのコンビ。協力だけでなく、裏に黒いものが見えるのがいい。

AIゲーマー欲しい。格ゲー苦手だからうまいひとの動画見るの好きだから。