不倫していた男と、不倫相手の夫。お互いを心理的に、あるいは物理的に噛みつき傷つける。その行為は両者の過去と隠されていた真実で、歪な歯車が噛み合い回りだす。熱と圧のあるすごい話だった。
雑食ライトノベル。ファンタジーとSF。現代もの書くの苦手。 ライトノベル・ミステリ増えてほしい。
個人を個人たらしめる最もわかりやすいものは名だ。そして、名を呼ぶという行為は一種のまじないである。親しい、親しくなりたい、親しいのだと仄めかし、親密だと他者に知らしめたい。名を呼ぶだけで、…続きを読む
読了後、不思議な爽快感があります。冒頭の展開に、うわっキツいなと正直思いました。しかし読み進めると、二人の関係がグラデーションのように互いの欠けた部分を補い合うバディへと変わっていきます。その結…続きを読む
悪いことをこんなに官能的に、酷いことをこんなに切実な祈りのように描いて、救われてこなかった人たちがお互いの魂のなかに生きていく意味を見つける、そういう物語だと思いました。本当に文章がいい。読む快楽が…続きを読む
地獄のボーイズラブです。 完結してからレビューを書きたかったのですが、もう我慢ができませんでした。1話目より2話目が、2話目より3話目がどんどんおもしろくなります。 登場人物たちの相関図にある…続きを読む
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