読み進めれば進めるだけおもしろくなる地獄のボーイズラブ

 地獄のボーイズラブです。
 完結してからレビューを書きたかったのですが、もう我慢ができませんでした。1話目より2話目が、2話目より3話目がどんどんおもしろくなります。
 登場人物たちの相関図にあるのが1つもまったくラブじゃなくて全員が全員「クソデカ感情」を抱えて持てあまし振りかざす! 取り返しがつかねえ! もう取り返しがつかねえ! どうなったら「終わり」になるんですか? なんとかしてあげてください。
 完結したら追記します。


◯追記◯

 完結完結完結です!
 地獄の釜のフタとはこうやって開けてこうやって火を止めるのです、という手本を見せつけるような「終わり」をしてくれます。おまえにはできないだろうけど、物語ってこうやって幕を閉じるんですよ、おまえにはできないだろうけど!と作者に言われているようでした。
 朝陽というキャラクターがメチャクチャ格好良いんです。男の描写がとにかく格好良い。人間として情が欠けているのに表向きは優しくて掴んだと思ったものは本体じゃなくて光の粒子でしかなくて絶対に自分のものにはならない、冷たいのに輝いてる男って、それはメチャクチャ最高なんですよね。わかります。人を人と思っていなくて自分以外は親兄弟もふくめて快楽のための道具としか思っていないヒロインが、朝陽にはシッカリ命懸けで恋してしまったのがわかります。もう最後までおもしろい。
 ぜひ大勢の人に読んでもらいたい小説です!

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