怪奇小説とかは途中から謎解きミステリっぽくなるやつが好きです

 ホラーです。
 怪談の蒐集・田舎の因習・信仰や歴史などの要素がすべて一個の物語に集約していく、ロジカルで殴ってくる怪奇小説で、めちゃめちゃ怖いです!
 そして、無料で読んでいいのか?と思わざるを得ない文字数とクオリティ。ものすごい知識量です。専門家の監修がいるのでは?と思いました。あと密度!密度!密度! ギリギリ8月13日に読めたのでラッキーでした。本当に無料で読んでいいんですか? 映画化してほしい。
 私は怪奇小説とかは途中から謎解きミステリっぽくなるやつが好きで、「わからないもの」がわかるようになる過程にエクスタシーを感じるし、それが目当てで読んでいるトコロがあるのですが、「ほねがらみ」は紐解いても紐解いても未知が出てくるから怖かったです。
 もっともっと大勢の人に読んでいただきたい小説でした!

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