泉花凜　IZUMI KARIN

«大災害»により、全ての文化が失われ、小説も人々の記憶から忘れられつつあった。かつてから小説を愛していた白川タクヤは、ある日、少女・吉野サクラと出会い、再び小説の力を感じていく。…

魔女伝説の残る『はじまり島』を足掛かりに建国された海洋国、ヴェルレステ。 ヴェルレステに住む少年オリバーは、額に不思議な文字を持ち幼い頃の記憶がないが、魔女のライエと共に平穏に…

人生を変える箱を手に入れ、物書きへの道を再び志したアケミが、ユキさんとの再会後、箱の力を使って若かりし頃の師匠の手伝いをしに行こうとする話です。作品のテーマが変わってしまったため…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

角川武蔵野文学賞応募中の短編。 漫画家になりたい―― 漫画家になるために就職活動せず、大学院に進学した住吉遥香。 仕事をしたり、恋したり、武蔵野を彷徨う拗らせ女子の青春物語

社会現象となり、姿を消した天才ボカロP。 彼の不朽の名作と呼ばれる楽曲「うやむや」を探すよう、 ぼくはある女性から依頼を受けた。 ぼくは、彼女の勢いに従うまま、調査に乗り出す。 …

うさぎのさくらは13歳。 そろそろ寿命を迎えようとしていた。 そんなさくらの前に現れたのは、うさぎの姿をした神さま。 神さまはさくらにこう言った。 「死んでもいいのか？ この…

誰にでも好かれる性格の妻・縒（より）と、不器用ながらも縒を愛する小説家の夫・朔太郎（さくたろう）。ふたりは周囲の人々のやさしさに見守られながら、幸せな生活を送っている。 ともに食…

　御神苗優輝はイケメンである。才色兼備で文武両道、全校女子を虜にする王子様だ。だが、失恋続きが悩みの種。そんな優輝の前に美少女が――

父子家庭で父親が滅多に帰ってこない三木。 孤独なクリスマスを過ごすという彼女に、無力感を抱いていていた"普通"な少年、菅井。 クリスマスの日、菅井が一つの"星"を見つけたその時、…

全ての時計が10時10分に定められた時計屋。アナログ時計が無くなりつつある世界で時計を作る職人と時計を知らない高校生の物語

真面目さで友達を作ることはできない。 教室ではうまくいかなくて、逃げ込むのは図書室だった。 辞典類に紛れて差し込まれた小さなノートがわたしの救い。顔も知らないその子と、飾った言葉…

　雪と氷に閉ざされた「さいはての島」には、白い魔獣が棲んでいるのだという。 　人はおろか生き物も住まないその地に、一人の少女が迷い込んだ。 　容赦なく命を削る吹雪の中で、力尽き…

トントンカラリ、トンカラリ―― その音が出会わせたのは、至上の美を紡ぐ傷だらけの指先。 傷付けることを恐れて、それでも翼を広げて翔けた……ここにいる、と伝えるために。

「仕事、辞めた」 酒とVTuberの放送を追うことだけが生きがいの社畜『彼方』の日常は、幼馴染『寧々』から届いた一通のチャットにより180度変化することになる。 日常を色づかせ…

【電撃《新文芸》スタートアップコンテスト　中間選考通過作品】 人と妖魔が共存する「大陸」と呼ばれる世界。 大切な人を目の前で殺され、自らも傷つき囚われの身となった傭兵シグリド…

それは真夏の夜のこと。ママンのクローゼットの奥から引っ張りだされて、窓から放り捨てられたあたしは、おかしな男に拾われた。 若いピアノ弾きのアマデウスはあたしを連れて、フランス中を…

夜空に光る星が落ちたとき、地上のいのちもひとつ消える。 地上へと落ちた星は、星詠みの巫女によって見つけられ、星拾い人によって探し出し、遺された人のもとへと届けられる。 当代の…

【『Dawn of the Mapmaker』という題名でCross Infinite World社から英語版が出版されました。もの久保さんによる美しい表紙と挿絵は必見です！】 …

「可愛い妹の貞操がどうなってもいいって言うの！？」 「てててて、て、貞操！？」 　北方の小国ハウゼンランドの王子であるアドルバード。ある日、双子の妹のリノルアースに泣き落とされ…

　雨上がりの夏の夕暮れ時、ツカサの前に現れたのは家出してきたという親戚の女の子サヤ。 　サヤに振り回されつつ保護したツカサは、成り行きで彼女を預かることになった。 　二十年以上…

主人公のナホミは17歳になる女の子で天才魔法使い。 ナホミの暮らす村では17歳になると様々な試練を与えられる。その試練を乗り越えることで晴れて大人として認められるのだ。 ナホミに…

読書好きの不良少年、衣笠巧。 彼の日課は高校をサボって図書館に行き、閉館までひたすらに本を読むこと。 ある日、彼がいつも決まって座る机の上には、一冊のノートが置き忘れられていた…

セーラは、いわゆる不登校の、七歳の女の子。 魔術や神学を教わる学院に入学して半年、教室に入ろうとすると、ひどいめまいに襲われるようになってしまった。 原因は自分でもよくわからない…

アリサは雨が嫌いでした。濡れるし、髪ははねるし、頭はボーっととするし、良いことが一つもありません。 なにより、梅雨のある日は毎年、特に憂鬱な日があります。思い出もない、姉の墓参…

中学最後の試合、直史は強豪校を二安打に抑えながらも、味方の援護なく敗戦投手となった。 野球部には期待せずに選んだ、公立の進学校。だがそこで直史は、同じ中学出身でシニアに入ってい…

104000PV御礼。 そうか、なろう系のレビューが世に少ないせいなのか！ 転生賢者のPV数滅茶苦茶すげえ！　ありがとうです！ まあともかく、それがきっかけとしても来てくだされば…

文明が崩壊し、自給自足の生活となってしまった世界。 人々は里という孤立した集落を作り、外界を闊歩する突然変異種を警戒しながら日々を細々と生きている。 そんな人間の生活に欠かせない…

どこかの時代、どこかの国、どこかの集落。 一度滅びた文明の跡地で、ユグドラシルの庇護のもと、人々が慎ましく暮らす世界がある。 この世界では文明時代の生き残りである旧人類である人…

時空間管理局の職員である僕は今日から出張に行かねばならない。 今回も妻が休みごとに来てくれるそうだが、来た妻は微妙に違っていて……。 誰かの新たな一面を見る事は、自分の世界を…

ど真ん中に大きな塔がある国。 そんな国の辺境で目を覚ました記憶喪失の謎の生物「テルミナ」は何かに惹かれてそのそびえ立つ塔へと赴く。 短編のハイファンタジーです。 外伝集→「…

月曜日 憂鬱な朝 私は起きてから 歌詞すら思い出せない 歌を口ずさんでいた。

アリサは心を閉じてしまっている少女。いつも自分の部屋のベッドで寝ている。しかし、実はアリサには、闇の精霊ジャバーゾが憑りついていた！　アリサは夢の世界で闇の精霊から逃げきれるのか…

さっきから何時間も、幾つもの地図を広げ彼は、 あぁでもない…こぉでもないと、頭を掻いて悩んでいました。

少女と少年のガールミーツボーイのファンタジーです。 よく夕立に振られる少女には後ろめたいことがあった。少女は雨宿りの最中に出会った少年と心を通わせるが……。 拙作「夏の思い出」…

魔女フィリアは、王都の外れの村に住んでいた。 ある日、フィリアが働く美容店を訪れたのは、左の頬に大きな痣のある同い年くらいの少年。彼は、店に来るなり言った。「僕を、女にしてくださ…

　森深く、両親と平凡な毎日を過ごしていた女の子。ある日、一緒に寝ていたはずの母親が、いつの間にか居なくなっていた。母親の大切だった本を受け取った時、平凡だった毎日から、混沌した世…

☆*:.｡. 宇宙人・マート《年齢不詳》 × 地球人・瑠璃（ルリ）《小学五年生》 .｡.:*☆ パンドム星からやって来たマートは、 地球人が持っている『愛』という感情…

私の中で描く人と自然の美しさを皆さんに伝えます。 正解はないので皆さんの考えを教えてくれれば幸いです。

海外出張からの帰りに事故に遭い、気づいた時にはどことも知れない南の島で幽閉されていた南洋志は、年上の少年たち相手にも決してひるまない、誇り高き少女剣士と出会う。現代文明の及ばない…

かつて。「彼」から贈られた手紙のことを思い出した。 そこに綴られた流麗な言葉が、在りし日を生きた人達の姿を如実に思い起こさせる。 朝、樹の上で目が覚めた「彼女」は、世界を見下ろし…

夕方の窓辺には、女の子が座って読書をしていた。

昔ながらのスタイルで酒とおでんを提供する「相々亭」。 店主は、人情にあふれた男だと評判だった。 そこに、ロボット化社会に慣れない常連の客が一人……。

【フォロー600↑&8万PV↑&☆200↑_感謝】 中学時代までの地味な私は卒業！ 野暮ったい自分を変えて高校生になったらキラキラとした生活を送りたい。 たくさん友達がいて、い…

友人Yの作品からインスピレーションを受けました。

キャリア官僚と言われる国家公務員が人生を考える。

楽しい日も辛い日だって。嬉しい時に悲しい時、私は詩を紡ぐ。なんだかすっきりする。詩にのせ、詩にこめる。綴る言の葉に想いを込めて。詩を紡ぐと、上手くいかない日だってちょっぴり元気に…

詩集。